タグ「reading」を含む投稿[42件]
2025.02.05
電子で買うか迷ったけどかなり大判の本なので物理の方が読みやすそう。
視線誘導のサンプルに矢印びっしり書き込み画像があったから微妙に警戒してたんだけど、『無理やりな視線誘導は間違い』『読者の視線を漫画家がどうにかしてやろうと思うのが間違い』『迷い無くストレスなく読めることを重視し、可能なところでは視線の動きを演出に活用する』って書かれてて安心した。すごいプロの人もそういう認識なんだ!(あ!自分の思想を補強する“権力”を見つけてよろこんでる!!)
それはそうと当然ながら私が全然できてない部分についてズバズバと書かれていて「ヴッ!!」「ソレナッ」「ワカッテルンダケドデキテナインダヨナッ」の音ゲー状態になりながら読んでいた。精進しよう。
2025.02.05
ちょっとワケあって四畳半原作読みを一旦置いて(2話終わるところまでは読んだ)マケインの原作を読んでる。アニメで見たところはざっくり早めに駆け抜けたいが速読はできないのでそれなりのスピードで…1話読み終わった。
アニメ1話のなんか妙にエモい空気でこんぶ食ってるカット、オリジナルだったんだ…笑 いいアニオリ演出だ……
マケイン、『負けヒロイン』というものを主題に扱いながら、『負けヒロイン救済』ではなく『負けても人生は続いていく』が道標になっているお話なのが本当に良い。気が合う。
他感想 2025.02.02
アニメ版では福猫飯店回で相島先輩が首謀者だった香織さんの誘拐、原作では樋口師匠が企ててたんだ。けっこうびっくり。
ただ、そんな樋口師匠を明石さんが説教してやめさせてた(やりすきだったかも~ってなってた)ので結局一線は越えてなくてよかった。展開は違えどアニメで見た樋口師匠とのキャラの印象に差異がないのは変換と再構成がうまくできているのだと思う。
あと、アニメ版では10万円だった亀の子束子が原作では2万円だった。500%値上げ!!インフレがすごい!!
アニメ版亀の子束子が10万円なのは四畳半主義者の展開に繋がるので必要な変更点ではある。逆に言うと原作の亀の子束子が2万円ということは四畳半主義者の展開はほぼアニオリなのかもしれない。なんかそういう謎の推測をしながら読み進めてる
他感想 2025.01.27
いや~~~アニメ版のアレンジ再構成大胆すぎへん!?!?ビビっています。いや、素材はほぼ同じものを使ってるんだけど構成が全然違う。アニメ最終回の要素が原作1話なのヤバすぎるだろ。原作の“私”、明石さんとくっついたくせにその世界線に納得いってなかったのか……マジかこいつ………小津と出会ったというのは明石さんと付き合えたプラスを凌駕するほど人生の汚点だったのか。ちょっと小津への感情の重さが常軌を逸しているぞ。
いや、アニメ版の“私”も十分小津への感情は重だったけど、原作は相対的により重くないか?マジかこいつ
原作版読む前のイメージとしては『構成を変えてあるがオチとしては同じ地点に向かうのだろう』と思ってたんだけど、想像してたオチのネタが半分くらい1話で出てしまい、興味が『原作のオチ』にめちゃくちゃ向いている。どんな風に終わるんだろう。
他感想 2025.01.23
城ヶ崎先輩の暴露映画、アニメ版だとストレートな盗撮加工ドキュメンタリーだけど、原作だと桃太郎をベースにした内容ってことになってるんだな。
でもアニメ版が変わってるの納得感強いかも。原作だと桃太郎をベースにして具体的にどういう内容展開するか描写がないけど、アニメだとそれをビジュアルに起こさないといけないって考えるとけっこう変換難易度が高そうに思える。アニメの画で見せるならあのカタチが最適なんじゃないかな。
あと原作で私が猫にデレてるところがアニメでカットされてるのじわる
他感想 2025.01.22
ということで試しに安めの防水スマホケースを買ってみた。四畳半神話大系の原作を読む
【最大懸念】風呂という、自身とインターネットを隔絶できる空間にスマホを持ち込めるようになるのはよくないのではないか?
→防水ケースを介すると操作性が悪すぎてネサフする気が起きないので、この点は意外と問題なさそうだった。Kindleめくる以外の操作は億劫でしたくない。
マンガも読めそうか?
→湯気でめちゃくちゃ曇るのでこれでマンガ読むのは面倒かもしれない
しばらくはこれを使って風呂場で本を読んでいきたい。多分野球が始まったらできなくなる可能性が高いから。
四畳半神話大系、既にアニメ版ではそれぞれ別の世界線だった映画サークルと恋の邪魔者が同じ世界線で展開してて媒体の違いを感じておもろい。 #reading
2025.01.15
でも私はその本の影響で「マンガ」をカタカナ表記にすることにこだわっているんだと思ってたけど、特にカタカナ表記への言及はなかった(本文はカタカナで統一されていたが)
何をもってカタカナにこだわり始めたんだろう。やっぱり本文中に『劇画』に対して『大人マンガ』っていう別のジャンル的な呼称を使ってたからそのへんの雰囲気だろうか。まあどのみちカタカナが好きなのでマンガのことマンガって呼ぶけど
というか、劇画も漫画って呼ばれるようになったのはいつからなんだろう。wikipedia的には『劇画は漫画のジャンルの一つ』とされてるけど、手塚治虫の本では明確に別物と分けている雰囲気だった。
現在の漫画の多くは少なからず劇画の影響下にあるが、漫画と劇画を分離して呼称するという提唱は未だに実現しておらず、包括的な呼称としてなお漫画が用いつづられている。 (wikipedia)
別々にしたいけど別々になってない、みたいな感じなんだ
wikipediaによると本来の意味での劇画はカメラワークや内面心理描写なんかの表現技法が肝であり、濃い顔の絵みたいなのは表面的なものでしかないらしい。本来定義ではシンプルな絵や少女マンガの絵でも劇画と呼べうるとか。ほへ~~!じゃあ現代のマンガってほぼ劇画じゃん
手塚治虫がそもそもそれまで平坦だったマンガに映画的な手法を取り入れた人だけど、劇画はそういうのをもっとダイタンに伸ばしていった分野って認識でいいんだろうか?
2024.11.30
「“癒し” “寄り添う”って言葉はここ10年ちょっとですごい使われるようになった。新聞紙面をこの言葉が埋め尽くしてる。それが商業主義にのったアイコンになり、トレンドワードになり、流行語・便利な言葉にされちゃってる。収まりのいい言葉に流されずに言葉の本質を捉える必要があるのではないか」ってなことが書かれてる
“癒し” “寄り添う”ってワードがそうなのって正直あんまピンとこなかったんだけど、この言葉を“推し”とか“エモい”に置き換えるとしっくりくるかもしれんな……。新聞業界には新聞業界の『便利に使われすぎてモヤモヤするワード』があるんだ…ってなった。
他感想 2024.05.18
メディアの歴史について書かれてる章で『曽根崎心中は実際に起きた心中事件を1か月後に浄瑠璃にして公演し、それがニュースメディアのようになって人々に広がった』って言ってて、自殺事件をたった1ヶ月でエンタメ化するのって今の感覚だと信じられないけど、当時はそもそも即効性のあるメディアがないからメディア=エンタメみたいになってるんだ……みたいな。
いや、新聞の原型になってる瓦版があるからメディア=全部エンタメってワケじゃないけど、瓦版に載らないような庶民の事件はエンタメ化してニュースになるんだ…って思うとすげー不思議な感じ。ありえない!不謹慎だろ!!とは思わないけど(時代が違うため)本当に現代なら絶対あり得ないので興味、深~~~になった。
他感想 2024.05.08
知らん人のブログやYoutube解説見るよりは書籍として出てる要約の方がまだしっかりしてそうだしな(偏見です)
知らん分野のことで一旦広く浅い知識を得たい時、こういう要約本もまあアリかなとか思いつつ、子供向けの書籍なんかも良いんだよね。ほんとにわからん分野の知識を得たい時けっこう子供向けで探すこと多い
2024.04.28
他感想 2024.04.20
誰が言ってたかわからんけど『自分と同じくらいの画力だと思う人は自分より上、自分より下手だと思う人が自分と同じくらい』っていうのあったよね。その言説に似てる
(この辺は個々人によってどれくらい客観認識できてるか、とか自己肯定感情により変わりそうだが、平均的にはそういう傾向はあるのだと思う 覚えもある)
本、7割くらいはあんまり頭に入ってないけど(読み上げで流してるし普通に読んでてもそうかも)たまに自分の中にすでにある情報と接続して進研ゼミでやったとこだ!!してる。何かしらちょっとでも脳に残ればもうけもんなんや、森羅万象(ありとあらゆるもの)は… #reading
2024.04.20
デザイナーじゃないのに!
https://www.socym.co.jp/book/1265
おすすめしといて読んだことないのは意味不明すぎるなと思ったのでちゃんと買って読んだ。やっぱりかなり分かりやすく基礎の基礎をまとめられてる(かつマンガで進むので読みやすい)良書だと思います。おすすめです
↑の販促ページに同人作家にもオススメって書いてあるけど、実際ほんとにお品書きとか自作紹介画像とか作るのにも役立つと思う。
フリー素材使う時の注意点なんかも書いてくれてるのいいですね~。巻末のおすすめ書籍紹介もステップアップ順に並べられてて良いなと思った。なるほどデザインやソシムの、。シリーズも良書だけど入門書ではないものな。
他感想 2024.03.09
これ、単純に色んな印刷が載ってるのが面白いっていうのもあるけど、色んな会社に「自信のある印刷物ください」で出してもらってるって前提があるから、なんかこう、それがかなり面白い。印刷会社によって推したいものが千差万別なところが面白いっていうか。多分この本業界では宣材?商材カタログにもなるだろうからそういう意味でも気合入ってるんだろうなとか そういうことを考えながら目を通すのが楽しいやつだ。
私が一番ヤバいなと思ったのは小さい文字を組み合わせて絵にしてるやつ。
ていうか全体的な傾向として『小さい文字や線を印刷できます』と『環境に配慮した素材です』がアピールポイントになりがちなんだなって思った。面白い
箔押しで4pxの文字読めるくらいに印刷できるのはヤバいってわかる
他感想 2023.10.06
映画を早送りで見る人たち~でMPが減ったのでMPが摩耗しなそうなものを中心に
マキャベリの君主論をベースにした、小学校のクラスの覇権争いの話。完全教祖マニュアルの 架神恭介氏・辰巳一世氏の共著です。
いやあ真面目にばかばかしくてよかった。あとがきの「君主論は読んでみるとすごく笑えて面白いのに、タイトルがつまらなそうだからみんな読まないのがもったいないと思ったので」「ビジネス書に描かれた実用の知としてのマキャベリズムでは、イマイチ笑えないため」が全てすぎる。
待ってください、うさんくさいけどうさんくさい本じゃないんです
『ゆる言語学ラジオ』の聞き役である堀元見氏の著書。それぞれの成功者が書いたビジネス書の矛盾する教えを比べて面白がったりしてるシニカルなネタ本です。

まず目次がすでに面白い
でも表紙とコピーはめちゃくちゃビジネス書然としていて、ラジオでの氏曰く「普通のビジネス書だと思って手に取った人にAmazonで低評価レビューを書かれることで完成する本」とのこと。面白かった。
ちなみに今prime会員ならタダで読めます。
あともうちょっと勉強しようと思ってフェミニズムの本とかも読んでみた。それはそうだなあと思うところと、それはどうなん?というところがあったりしたけど、「インターネットやSNSは議論に適した場ではない」という論には大いに同意した。やっぱり本とか書くフェミニストの人もそう思ってるんだ。
他感想 2023.09.29
映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~
4章はなんか自分に近い文化圏の話もしてるからか「そうか???」ってなる論も多いな。
「失敗したくない・損したくない・嫌な気分になりたくない風潮」と「ガチャゲーの流行」って私にはどう見ても噛み合わないように見えるけど違うのかな。ここは正直強引な紐づけに感じる。
「インターネットは見たいものだけを見るにはうってつけのメディアだ」←そうでござるかなあ~~~~???
まあそうとも言うか…大AI学習時代だし……でもそのさらにウラには見たくないもの見せられる世界があると私は感じてるよ
それはそうと、私は自分でフィルタリング頑張ればインターネットの見たいものを選べるところは好きだけどな。ここはテレビ・雑誌中心世代からすると変に見えるのかも。当然「自分の見えている世界が絶対じゃない」という前提でいないと思考が歪むのだがこれはテレビや雑誌でも同じな気がする。媒体がどうあれどういうリテラシーで接するかだよなあ~~
Z世代の特徴として「見たくないものを見ない」と論じてるけど、ゆーて私も見たくないものは見ないな。合わなそうだと思ったら離れる。ただ、その「見たくないもの・不快になるもの」のラインの引き方が全然違うような感じはするなー。本曰く「そもそも感情を揺さぶられるのが嫌だ・心を使いたくない」、っていうほど極端ではない。ていうか本当にこんなに極端なのか???そもそもそういう対象を直接知ることがないから分からなすぎる
あと『映画監督追いなどの体系的な視聴』や『プロの評論を読む』ことをしないことについてスゲー批判してるけど個人的にはこれは別に絶対必要なものとは思えんな~~~!
私も監督追い・作家追い・制作会社追いしたことあるけどした上で絶対必要とは思えん…になった。もちろん本当に信頼できる価値観を感じたら別だけど。
『自分が楽しめれば良いから他人の評論は見ない』と言った若者を批判してたけど、しょうみ私もこれだからうるせ~~~!!ってなっちゃった。純度の高い作品♥オレがしたいんだよ!(この本はそういったこじらせオタク層の心理はカバーしておりません)
他者視点を取り入れない・自分が気持ちいいことだけを追及する姿勢は自分にもあるけど、それと倍速視聴は原理が別々では…?とは思うんだよな。まあ色んな人がいるっちゅーことや
この世界には自分とまったく考えの異なる「他者」がいて、彼らは自分とまったく異なる行動原理に従って生きている。その価値観に同意する必要はないが、その価値観の存在は認めなければならないし、尊重しなければならない。尊重には「向き合い、理解する」義務も含まれる。
しかし、物語や言説の価値を共感だけに求める者は、「共感できない価値観に向き合い、理解に努める」ことに慣れていない。それには大きなエネルギーを要する上、コスパが悪い(快適ではない)からだ。結果、自分の考えを補強してくれる物語や言説だけを求め、ただただそれを強化することになる。
その先にあるのは、他者視点の圧倒的な欠如だ。他者に対する想像力の喪失だ。彼らは「自分とは違う感じ方をする人間がこの世にいる」というきわめて当たり前の事実を、なぜか忘れてしまう。
ただ、これはめっちゃわかる。これを前提として情報の取捨選択をしている人が好きだし。
この『色んな他者視点』の中に『監督追いしない・他人の評論を積極的に読まない(作品外のウラとか文脈とかを知るのを余計に感じる)選択をする』という価値観も認めてほしいンゴねえ……
まあでもこういう本って当然個人の価値観で形成されてるので、そうですね~筆者の中ではね~という読み方をするな。全体的に。そうじゃないと個人が論ずるという行為の意味は無いし。▲とじる
他感想 2023.09.14
なんというかこの本を読んでて思うのは、かつては『割合多くの人が通る道』になかった映像視聴やオタク系コンテンツが、今はその大通りにあるんだな~ということかもしれん。
オールド感覚で言うと何らかの作品に触れるっていうのは興味関心でしかなかったけど、今は『コミュニケーションや自己形成』を目的にコスパも重視されるフィールドに置かれている。道のど真ん中にそれがあるんだ。だからそこに世代ギャップがあって、そやな~~~~
あとこれは自分自身の考えの方
ずっと「社会貢献」って言葉に違和感があって、社会貢献をほんとにしたくてしてる人…すごくない?そんなに利他的になれない……でも社会貢献的な側面を謳っておけば聞こえがいいからみんなそうしてるのでは…?みたいなことをぼんやり思ってたんだけど

あっやっぱり世相がそういう風に変わっていって今があるんだ…!っていうすごい、そうなんだ、そうなんだ~~~(?)になった
いや社会貢献は立派で、人のためになることをできる人はすごくて、すごいんだけどそれがこう、こう、なんだろうな……なんだろうな~ むずかしいな~
角幡唯介「あなたの探検や本は社会の役に立ってないのでは」に言いたいこと
https://bunshun.jp/articles/-/39021
他感想 2023.09.08
あと、「ナンバーワンよりオンリーワン」っていうある時代のアンチテーゼだったものが主流になり、結果としてその観念が今ものすごい歪みを生じさせているということは、遠くない未来にこれへのアンチテーゼが生まれてまた新しい価値観が始まるのだろうか。生まれるとすると何なんだろうな~。
他でもない“自分自身”が好きだと思えて、リソースを割くに値する何かが存在することは当たり前じゃなくて特別なことだし、好きだと思えるものを生み出してくれてる人たちに感謝して、感謝して気持ちよく生きていきてえ~~ 流行りでも流行りじゃなくても 人と関われるものだろうとそうじゃなかろうと 世界がどうなろうと……俺は……俺の心で生きていきたい……(なんかの物語佳境の主人公?)
他感想 2023.09.07
でも明らかに何か実在のものを批判しているけど当然具体名は出していないので、なんか…大丈夫か!?ってなるところはままある
9割くらいは普遍的で正しいんだけど、1割くらいは「それはジャンルと作風によるのでは」というところもあって、かなりオールドスタイルの堅実なマンガ寄りの情報だと思った。所謂コミカル・記号的表現にはかなり懐疑的な技術書だ。なので良い感じに吸収したり、しすぎないようにしながら読むのがちょうどいいんじゃないかなと思う。私はコミカルな記号表現好きだから。
#reading