くそ雑多なひとりごと
時系列順で見る  ❘   memoトップへ  ❘  

『葬送のフリーレン』における魔族の設定、めちゃめちゃ、めちゃめちゃいいな。
人の言葉を使い人の姿をしているだけの獣、的確に人類の脆弱性を突いている。野生の動物が匂いとかで他の動物を引き寄せて狩るのと同じ構造だ。

人間という生き物は人間以外にも『人格』や『言葉』を求め、それを持つ人ならざるものに絆されやすい。人類、人の形をして人と同じ言葉を使うモノが好きすぎだしそういう存在であってほしいという願いを無意識に持っている……というようなことをオタクである私はよく考えるので、フリーレンにおける『魔族』の存在は一周回って痛快さすら感じる。気持ちがいい。このまま“そういう生き物”という扱いであってほしい。中途半端に人間に寄せて人間の読者を喜ばせるな。わからせていけ(何目線??)


葬送のフリーレン、登場人物個々人の“生”があり綺麗なだけじゃない世界をやってるけど、でもやっぱりちょっと私にとっては眩しく、綺麗すぎて一歩引いたところから楽しんでたんだけど魔族の設定が出てきたところで一気にウオオってなっちゃった。いろんなオタクのツボ