くそ雑多なひとりごと
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そういえば10年くらい前に書かれたあるオタクたちの論文みたいなのを読んでて、そこで『〇〇(作品名)はキャラ名に作為っぽさが無いので良い。(現実にいるように感じられて夢創作が捗る)』って書かれていた。それからなんとなくぼんやり『キャラ名の作為感』ってなんだろう?みたいなことを考えている。

『作為感のある名前』って極端に言えばヒーローキャラの苗字にそれぞれ色や属性が入ってる、とか、逆転裁判みたいなゲームでよくある『見たまんまネーム』とかが代表的なのかな?役割や特徴をそのまま名前に与えられている、というパターン

それと、因縁のあるキャラが対応したような名前だったりっていうのも、名付け理由にメタが絡む作為ネームに該当するっぽい。私は分かりやすい名前好きなので上記のような作為的なのめっちゃ好き。

現実寄り、リアル感を重視している作品だとキャラ名の作為感は低めになる傾向にはあると思う。だってリアル等身の真面目恋愛マンガのヒロインの名前が『比呂・印子』なことは基本無いじゃん。だから結局のところ例の論文の人たちが好きな作品が特別というわけじゃなくて、ジャンルによってキャラ名の作為レベルが変わってくるだけな気がしなくもない。

それと、現実寄りの作品キャラ名でも作為感が一切ないかと言われるとやっぱそういうことは無いとも思う。作り手はそのキャラに見合うキャラ名を考えてるだろうから(本当にサイコロ転がすかすごい名前メーカーで作ってるなら別だけど)
キャラ性にフィットする名前、敢えて少し外した変化球な響き…etc…と作者は考えてるわけで、まあ作為はあると思うよ。あると思います。“作為”を何と捉えるかにもよるが。