くそ雑多なひとりごと
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#EIGA_mita 『落下の王国』観てきた!面白かったー!

作中作として語られる物語がそのまま現実の主要人物の心情や状況を映していて、その連動の仕方が見事で…こう…すごかったな

物語の中のロイは圧倒的イケメン主人公だけど、現実のロイは名もなきスタントマン、というある種の理想化・立場の反転でスタートするけど、語っていくにつれてどんどん現実と物語との差が無くなっていくところが『どれだけ現実離れした設定にしてもなんだかんだ語り手に引っ張られていく』な感じだし

はーもう終わり終わり、終わりですって状況になって女の子が物語に介入してくるところ、決まったあらすじではなく双方向的で流動的な語りだからこそ発生し得る展開で面白い。

仲間たちが次々と死んでいくところも、女の子は悲しんでたけどロイにとっては『理想』『こうなりたい』を写したものだったんだろうなー。綺麗にキメて死んじゃいてえよ…っていう

そういう意味だと一回睡眠薬?で死にかけた時の雰囲気はかなり『ロイにとって美しい死に様』だったのだろうが、現実はそう綺麗に死なせちゃあくれないという。

ほっといたら重力に任せて落下してしまうロイの物語が、女の子との関わりとその想いによって変化した、そしてロイはこれからも(一般的には)格好悪く泥臭いスタントマンを続けていくんだなあ。物語と人間の心情と変化、お手本みたいな映画だ。『落下』っていうキーワード、モチーフが何重にも、あらゆる意味で効いてる。すごい〜

色遣いもすごかったねえ。赤の使い方が特に印象的かも。
▲とじる

さっくり感想だけどええもん観ましたわという気持ちなのだった。