くそ雑多なひとりごと
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#Adachi_mitsuru あだち充っていうマンガ家のタッチっていう作品知ってる!?めちゃくちゃ面白いですよ これは歴史に名を残す 間違いない(1986年の時空から投稿しています)

#Adachi_mitsuru
タッチ 25巻まで読んでからまだ最後まで読めてなくて今やっと最終巻終わったんだけどイヤーーーーー本当にすごい作品だと思った…。

最後鳥肌立っちゃった。相変わらず演出はあっさりしてて登場人物も淡々としてるのに、それでも読んでる側はゾクっとしてしまった。すごい すごいな。すごい作品だ。

26巻を読んでる時の不安感というか、「ほんとにこの巻で終わるの?(当時読んでた読者はもうすぐ終わるなんて思ってなかったんじゃないか?)」という感覚、これが意図的に誘導された心理だって分かった時にマジでゾクゾクっとした。とんでもないな…。

実際和也から始まったこの物語で一番盛り上がるのは甲子園出場が決定するシーンだろう、っていうのは読んでて分かってて、残り1巻って言われたら『そりゃそうだよね。ダラダラ甲子園編何巻もやるわけない』とは思ってたんだけど、その予想を遥かに超えてきた最終巻だった。

そして『和也の物語』が『達也の物語』になるという一番大事なのは展開もしっかりやっていて、そこは期待通りなのに流れは全くの予想外で、こんなに良い意味での裏切りってあるんだ…という感動があり…す、すっげーー…

最終巻になって新キャラが出てきて、そっちと達也の絡みが増えて南と若干疎遠になってた時読者の多くが不安になったと思うんだよ。私もなった。いや達也が南以外とくっつくとは毛ほども思ってはいなかったけど、え?残りの短い尺で一体何が起こってるんだ??っていう戸惑い、と言った方が正しいかな。

上杉達也って男は主人公だけど全然自分のこと語らねえヤツだからさあーーー!!本当にあの告白まで視界が薄い幕に包まれてるような感じがしてて、あの告白で一気にシャっと世界が鮮明になるという…あの話の作り方……天才漫画家なのか???(たぶんそう)

あの告白シーン、多分有名なセリフだから見ると「あ、ああーーーなんか聞いたことある気がする!!!!」ってなったけど、いざ見るまでは完全に忘れてたので良かった。それも含めて1ページで一気に視界が鮮明になるような体験ができ、ゾクゾクしたな…。

タッチはどこまで行っても上杉兄弟と朝倉南のお話で、だからこの物語のクライマックスは野球の試合で勝つ瞬間ではなく達也が一歩踏み出す瞬間、見えない壁のようなものを越えて、他の誰でもない上杉達也という人が真っ直ぐに朝倉南に向き合う瞬間なんだ。完璧なクライマックスが過ぎる。

それでいて野球描写が弱いわけではなく、本当に本当に熱くて面白くて重厚な“野球”が描ける、というところがヤバい。死ぬほど面白い野球が描けるからこそ、逆に敢えて野球を描かずにテーマ性をやりきれている。

もう私はこの作品のそういうエグい緩急にずっとバットくるっくるで三振の山を築いてるってワケですよ!!ああーーーー!!!!
タッチ選手(アダチミツルーズ所属)防御率0.22 26勝0敗 3H1S


結局のところこの物語における野球っていうのは上杉達也の精神面を反映する鏡のようなもので、どこに着地するか分からない発展途上な物語の途中はフォアボールいっぱい出すし、一番重要な和也の夢を達成する試合は作品史上最も長尺の試合になる。そして朝倉南に正面から向き合えた上杉達也は負けようもなく、それは最早描くに値しないからバッサリカットしていい。と これをやれるの本当に本当にすごいマンガすぎるでしょ。

↑ただ、この最後の部分は最終回の最後のコマを見るまで理解できなくて、理解した瞬間ブワッとくる感じがエグい。エグーーーーーい!!!!!

最終回エグいな。「あれ?後日談??」から始まって日常の中でじわりじわりと核心に寄っていき、何気ない一言(ドクターストップとか)に少しずつ違和感のある情報を仕込み、最後のコマでサッと流す。爆鳥肌すぎる。


『事実は小説よりも奇なり』とは言うし、そういうこともあるけれど、
小説を始めとした物語の奇なるところは『現実では起こり得ないことや夢のような話が実現するところ』ではなく、『それをどう見せるかが描き手次第なので切り取りや組み立て次第でどこまでもエンジンブーストがかかる』ところなのかもしれないと思った。

現実は(途中で数ヶ月昏睡したりしない限り)全てを等間隔の時の流れで、ノーカットで見ることになるから、それ故の面白さも当然あるのだけど、
フィクションはこういう見せ方ができる。物語や人物をじっくり見せたと思えば一気に飛ばしてみせたり、意図的に後から情報を開示して気持ちよくさせたり、それを受け手全員のある程度の共通体験にしてしまえるところが本当にすごい。タッチにはこの面白さが余すとこなく詰まっている。すごすぎる。感動という言葉は昨今非常に軽くなっている印象があるのであまり使いたくないのだが、しかしながら感動したという他ない。めちゃくちゃ面白かった。その面白さにフィクションというものの本質を見、感動した。

#Adachi_mitsuru タッチ25巻まで読んだ。本当に緩急の付け方が良いというか、アツく描くべきところと大げさに演出すべきじゃないところのメリハリが凄いなと思う。
対須見工戦は普通のスポーツマンガと同じくらい話数をかけてじっくりと、でも相変わらずはしょるところはガッツリはしょるから読みやすい。

あと、言っちゃえばドラマチックで感動的・ベタというか単純な感情に強く訴えられる設定や展開も多いんだけど、そこは敢えてあまり大げさに描かず、抑揚少なめに、しかし行間はたっぷりに描き切るあの……あのバランス感覚が最高……。監督関係とか和也関係とかが特に

こちとら感動ドラマがやりたいわけじゃねーんだぞという意思を感じる。なんとなく。ていうかそういうシリアスに対する変化球や内に秘めた熱さ、作品全体の雰囲気が上杉達也なので(?)上杉達也ってマジでタッチそのものだな。すごい。
『作品の主人公たりえまくってるという意味で主人公が一番好き』になるパターンだ。上杉達也

推理の星くん 1巻
https://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=14371

推理の星くんも1巻無料でアツいんだけどこれは巻数進むごとに面白くなるタイプだからどうかな。でも7巻でしっかり完結してる良い作品 かなり好きなマンガ



カンニンGOOD(グー) 1巻
https://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=12979

何故かラインナップの中にあるか真っ先に探してしまったしラインナップされてて草だった。いいのかよ

『カンニングのプロフェッショナル』とかいう最悪な主人公が、カーチャンから金をくすねて秘密基地作ってる最悪なジジイと協力しつつ、最悪な暴論言う先生や姑息な金持ちなどと戦ったりする最悪なマンガなんですけど 全部が最悪で構成されてて一周回って最高になってる稀有な例だと思う。教育に悪いものは面白いからな(自論)

毛内浩靖『カンニンGOOD(グー) 1巻』小学館
毛内浩靖『カンニンGOOD(グー) 1巻』小学館

絶対普通に勉強した方が早いのにカンニングに全てをかけてるところとかかなり最高

#Adachi_mitsuru このタイミングであだち充祭り2023はじまってるのウケるんだよな。なんか無料で読めたりもするらしい。私は金払って読みたいので大丈夫です
タッチ読み終わったらMIX原作を読んでいきたい気持ちがある

#Adachi_mitsuru 上杉達也、心風のバーめっちゃ長いけど実数値では心水カンストするタイプだし、心火のバーめちゃめちゃ短いのに実数値は意外とかなり伸びる

達也、優しいというよりはああ見えて共感能力が高いというか。それも主観的共感じゃなく俯瞰的共感の方だからアーーーーお前ーーーーーになるな。俯瞰能力が強いから一見するとサッパリして見えるんだ。ずるい男や

#Adachi_mitsuru 21巻読んだ

スポーツやバトル、勝負事を描く作品って『話の筋的にここは主人公の勝ちになるだろう』っていうメタ読みが発生するのがどうしても難しい部分なのかなあって思うんだけど(それを裏切ってスッキリしない物語にするのも難しいし、結果が分かってる状態で勝負を面白くするのもメチャクチャ難しい)

タッチの場合、『大会優勝を目指す』というラインに加えて『上杉達也はどう生きていくのか』っていうむちゃくちゃデカい課題が残ってて、そこが物語として上手すぎる~~~になるなあ。
上杉達也や上杉達也になれるのか、とか、彼は“独り占め”ができるのか、とか、勝負事のように白黒ハッキリしない心の問題を並行して残すことで『どうなるんだろう…』の余地があるの、本当に話作りが巧すぎる。

あとサブとして監督代行の行く末もかな。勝負自体だけじゃなく他にも付随して未解決な問題をひっつけておく、っていうのが面白さに繋がってるんだな~。


ただこの『勝負事の外に問題を残す』っていうの、やり方を間違えるとただの水差し野郎になってしまうのでこれはこれで難しいんだろうなと思う。今までスポーツもの見てて何度も感じたことある。負けられない勝負を前に何らかの陰謀や邪魔とかの外部問題が発生してウゼ~~~~~…になること……

タッチはそこらへんのヘイトバランスも上手だな…と思う。監督代行はヤベエと思ったけど長期連載ものの強みというか、時間経過による定着や変化を描いてきてるから本当に本当の勝負のタイミングでのダルすぎる水差し役にはならない……っぽい?から。

#Adachi_mitsuru 勢南が三光に負けたの、三光に何か特別な秘密が!とかじゃなくシンプルに『そういうこともあるのが野球だから』で片付けられるの、むっちゃくちゃリアルに即しててすごいな。智弁和歌山だって地方予選一回戦で負けることがあるんだもんな。

加えて(上杉達也を主人公にした)物語的にはVS勢南って去年で出し切ってて、もう一回やってもあの面白さには絶対届かないもんなーと思うと納得感ある。
もっと群像系の話だったら勢南VS須見も長尺で見てみたかったけど

藤崎詩織、朝倉南といった歴史に残るスーパー幼馴染ヒロインに遅れて触れた感想なんだけど、

詩織は『俺』の目線で見るからやっぱり浮世離れしているというか聖域的なイメージがあるんだけど、南は達也勝也の目線で見るから最初の印象よりずっとフランクで面白いチャーミングな人、みたいなイメージになったな。より身近な人間に感じるというか。マンガかゲームかっていう媒体の違いもあると思う。面白い
#Adachi_mitsuru

#Adachi_mitsuru 由加が知り合いの女から聞いた上杉兄弟と浅倉南の関係に関する風評、うわ~って思うけどまあ外から見たらそうなるよな~。
「浅倉南は兄に乗り換えた」「双子だからどっちでもいいんだ」←双子だからどっちでもいいと思ってるのは外野定期

なんかこういう人間のグロいところもけっこう描かれててこう…イヤア~~~…すごいね…という気持ちになる

#Adachi_mitsuru
監督代行は率直に言ってマジでカスなんだけど、彼から見て明青OBのしたり顔が見たくないのもメチャクチャ分かってしまう。私はあんまり母校愛郷土愛みたいなの無いけどそういう雰囲気があるのは色々見てれば知ってるし。母校が何か良い成果を挙げたら自分事のように喜ぶ人たちが沢山いて、クソなやつらにそんな思いをさせたくねえって監督代行の気持ち””理解””できちまう。わかる~嫌いなやつが自分の手柄でもないことで格が上がったかのような顔をするところ、見たくないし想像したくもないの、わかってしまう~~~~~~~

当然兄貴もあれ、どんな人物かと思えば自分の代わりに泥をかぶってスレていった弟に100クソだと言い切る精神性、ヤだな~~という南の気持ちも分かる。

それと、明青OBや兄貴たちは“大人”になったのかもしれない。いつまでも過去のことに執着して恨みを晴らそうとしている弟は“大人になれないガキ”なのかもしれない。けど、そういう意味での“大人”なんてクソだ~~~~~~~~~~!!!!!とも思ってしまう。所謂『いじめた側は覚えてない』ってヤツに近いのかなあ。あの状態は。
のうのうと“大人”になったアイツらにメチャクチャムカつく監督代行の気持ち、あれが分かってしまうのがタッチというマンガの人間描写、心理描写のすごいところだ・・・・・・・

あと、潰すつもりでやった結果なんか鍛えちゃってるのも微妙に空回ってて面白い。思い通りにいかないんだ何もかも 功罪あるね。


それはそうと監督代行がクソなのは変わらね~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!若者を巻き込むんじゃねえ~~~~!!!!!大けがしたらどうすんじゃクソやろ~~~~~~~!!!!!!!お前らもだ!!!OBども!!!!!!!!「若者たちに目一杯やらせてやれよ大人だろ」と言わんばかりのお前らもだ~~~~~!!!!!!!!!!全員まとめて打撃マン!!!!!!!!!!だしゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

#Adachi_mitsuru よ…吉田ァ!!!!!
あの展開見てどうなるかと思ったらこんな感じになるとは…。

当時吉田の性質を見抜いてた監督はすごいんだけど、それによってしっかり増長してライバル心だけがモリモリ膨らんで燻ってた……ところがこんな風に鼻っ柱折られるとは……

タッチの描く『野球とメンタル』がめちゃくちゃ覚えのあるものばかりでああ〜〜〜!!!ってなりっぱなしだ。吉田みたいな感じで崩れる投手〜〜…いるんだよなあ……!!

#Adachi_mitsuru
トヤチョ「うおおーーーー!!!監督代行の気持ちも分かるが普通にやってることが肯定できない“”“”悪“”“”すぎるしOB連中の重感情を上杉たちの現世代に巻き込むんじゃあねえーーーーーッ!!!!弟もだが兄もだーーーーッ!!!!」
打撃マン「だしゃあ!!!!!!!!」

#Adachi_mitsuru うおーーークソ監督代行早くインターネットで炎上してくれ!!(急な令和)
バックグラウンドと物語的な役割理解できてそれ込みでもここまでイライラさせられるのってすごいな。

#Adachi_mitsuru ややルッキズムが強い以外は令和でも成立しそうな内容だと思ってたら突然嵐のようにバイオレンス体罰アル中が出てきてワロタ どうした!?!?昭和か!?(昭和だよ)

#Adachi_mitsuru 吉田が調子こきはじめたの、人間って感じでいいな

#Adachi_mitsuru MIX見てるせいで上杉達也の声が全部梶裕貴で再生されるけど(投馬が梶裕貴なため)流石に勝也の声が内田雄馬には聴こえないな。いや走一郎の声で聴こえないってだけで演ろうと思えばできるだろうけど。
ていうかずっと思ってたけど走一郎が雄馬さんで音美が真礼さんなのいいよね。きょうだい選出ってだけじゃないくらい声もハマってるし

実際の声は達也が三ツ矢雄二で勝也が難波圭一かあ。世代が違うから流石にあまりピンとこない(当然名前は知ってる)どんな声なんだろうあの双子は
流石に南の日高さんには馴染みがある(MIXでナレーションもやってるし)

#Adachi_mitsuru MIXでも思ってたけど野球の描き方がうますぎるよあだち充先生
いや私が読んだことのある野球マンガってミスフルとドラベースくらいだしアニメでもグラゼニくらいなんですけど(ラインナップさあ…)

それでも私が野球のポジション名を覚えたマンガはミスフルだから…ポジション名くらいしか野球のことわからないマンガだけど……

#Adachi_mitsuru タッチ11巻の途中まで読んだ。おもしれ…おもしれ…
上杉達也、おもしれー男…

野球をやっている上杉達也、彼の人間としての面白いところが出まくってて本当に面白い。
「なんでもすぐにできるようになるがすぐに飽きてしまう」「メンタルが強い(強いというか柔軟?暖簾に腕押し的な…)」男が野球を続けたらどうなるか?っていうのが本当に見ごたえがあってアーー!アーーー!!おもしれええ!!!になる!!!

ていうかタッチ序盤読んでる時は野球をしている上杉達也を知らなかったからMIXの投馬の方が淡々として飄々としてる印象だったけど、野球を始めた上杉達也を見てると割とモロに投馬だなあ。なるほど…

『野球始めて半年でエースに、強豪選手も注目する存在になる』って書くとすごく都合のいい天才みたいに聞こえるけど、やっぱり達也ならと納得できるところがかなりあるし、とにかく描写の仕方一つ一つが面白いんだなあ。
あとボクシング部時代の体作りが繋がってるのもいいよね~。あれが無ければ説得力に欠けるところはけっこうあった。

勢南戦あまりにも面白すぎる。現時点での上杉達也という投手の真骨頂、投手戦、達也らしいプレーの数々、ヒューマンエラーあり駆け引きあり、メンタル的性質の違いに運要素もありと野球の見どころだらけでもうねェ~~~~!!
最後の西村との対決、全てのカウントが面白くてほんとにすごい。というか野球という長いスポーツを描くにあたり、省略するところはところん省略し、じっくり描くべきところはとことんじっくり描く、野球マンガを描くのが巧すぎる上手すぎる
大したやつだ…
この場面で四球も死球もこわがっていない。

↑マジでマジでメンタルが投手向けすぎる上杉達也
打たれた上杉達也ですの画像がミームになりそう※打たれてない

『勝負に勝って試合に負けた』という言葉がピッタリだろうか。もちろん甲子園を目指すうえでは結果が全てだけど、でもやっぱりそれだけじゃない勝負事の面白さが詰まりすぎている。勢南戦・・・・・・・。
それに上杉達也という男の末恐ろしさを感じるよ。こいつの野球をずっと見ていたいと思わせられる。すごいな。7巻までは野球やってなかったのに。7巻までも面白いマンガだったのに、達也が野球やり始めた瞬間数倍くらい面白くなるのすごすぎるな・・・・・・・・・・。

有名なネタバレシーンしか知らなかったけど、あれがこの作品の面白さの転換点でありピークではない、というのが分かって本当に面白い。すげー、すげーーーーわ



あと7巻以降の達也や南や周囲の人々、なんだかんだで元気に生きていて「まあ人間ってそんなものだよなあ」という気持ちはあり、しかし節々に彼がいた痕跡や残る想いが感じられて、ああ、いいなあ…てなるよ。すごい作品だ。