徳甲一族 英霊の歌

マンガ描いたりしつつ俺屍Rをじっくりプレイする記録

エンドロールA面⑥【緋ノ丸編】

大千代~アヅキ編
火輪~石榴編
血潮編
赤編
更紗編
【緋ノ丸編】←いまここ


没年なし…没年なし!

一番星

いちばんぼし

揚羽と九尾吊りお紺さんの息子

まだまだ最高水準の遺伝子が揃っているとは言いにくい状態で色々神引きした結果、初の素質点3万超えに躍り出た麒麟児。
ちなみに徳甲一族の素質2万台は赤1人(全体4位)です。飛び越えすぎじゃない?

氏神の子供×元一般人女性の子供という系譜で、ある意味一番人間っぽい血が強い人でもあります。
表出が奇跡的でしたが裏に初代遺伝子を2つ抱えてたりしますね。表出がマジで奇跡だった

能力値的にはほぼケチのつけようがなく、カンスト技水で茨城大将の屍を積み上げていったことは散々触れてきたので今更特筆する点ではないかな。
唯一、能力的に足りなかったところと言えば最強奥義創作に届かなかった、兎にも角にも!!ですね〜 ほんとにな〜…

 

最初から心風が伸びなさそうなのは分かってたけど、心土は最長バーだし心水も悪くなさそうだし…という第一印象で。
落ち着いてそうだし性格尖ってなくて明るそうだし、『悪癖:地団駄』っていうのもしょーもないこととか、おちゃらけムーブでやってる感じかな?と思ったんだよな。

そしてその心土は初月から爆伸び、一瞬で700を突破し一瞬でストップ。
心土遺伝子は偽最強なので素カンストはしないもので、ストップしたのはだいたいランダムの中央値でした。ただいかんせん本当にストップが早かった…1回の伸び幅が大きかったせいではあるんですが。
全心が5ヶ月頃に成長ストップ。それが丁度当主交代の頃でした。

それからは『心身共にグングン成長していく3人を既に成長しきったホッシーが補助する』…みたいな構図が出来上がって、『3人が技体を磨いて奥義を創作していく中、心が追い付いかなくて最後の最強奥義に届かないホッシー』っていう形で固まっちゃったんだよね。
長男とは言え1ヶ月刻みの同年代なのに一世代上の人みたいな立ち位置で戦ってた印象です。
プレイ的に全然支障は無いのだけど、なんだか1人だけすごく停滞してるなあ…という。
「いつでも死んでみせます」とのコンボもあり、なんか…なんか生きること・前を向くことに消極的な印象がじわじわ…むくむくと…

一応ホッシーのためだけに笛を吹き、血の池地獄で心風のお薬を集めれば百烈拳創作(=ホッシーの前進)できただろうけど。でもそれを一番優先するほどホッシーはギラついてなかったし、何より通常攻撃で十分な打点を狙えるホッシーの奥義を無理して作るよりも修羅の塔で全体を底上げする方が当然優先になるわけで…。
寿命ギリギリまで育成や稼ぎに使うっていうのも今回はやりたくなかったし…と考えると色々必定だったなあと感じてしまいます。

最後の朱点2連戦でホッシーが奥義を進言したのはたった一回だけだったんですが、それが丁度トドメを刺せるタイミングでした。
敵の体力に応じて赤玉進言、みたいなのも割とあると記憶しているのでホッシーが奥義を進言してきたのは(システム的には)そういう理由なのかな?

ただなんとなく、最終決戦の連撃率の低さ(基本単打、2連が1度、3連なし)とも合わせて『己の拳で道を切り拓く』って感じはあんまりしないなあ、と感じてしまいます。阿朱羅の攻撃を避けたり最後の一撃を決めたにも関わらず

 

そしてクリア後色々データ纏める際に最終的な戦勝点を計算してみたところ、ホッシーだけ阿朱羅戦での経験値で成長終了していました。ホッシー1人だけ成長終了していました(大事なことなので二度)

悪癖持ち・心成長とストップの早さ・いつでも死んでみせます発言・身を削る奥義を作ろうとする・呪い装備が一番強いのでデフォ・周りがバンバン成長してるさなか心がネックになって大きな変化がない・決戦で全然出ない連撃・自分の力ではなく先代の技で決めようとする・最後に一人だけ成長終了……ホッシーの色んな不穏要素や停滞感は一つ一つを取ってみればよくある些細なことで、その幾つかだけなら特別視することは…なかったんじゃないかなあ…?

でもなんか、小さなことがじりじり積み重なることでなんか…この人を単なるアッパーな陽キャ兄貴キャラとして見るのはちょっと嘘というか、役割の押し付けでは……?みたいに思えてくる感じがなんか、なんだろうな…わかんない ホッシー…第一印象よりずっとフクザツな人だった…弱くはないけどどこか後ろ向きで脆いような…

 

このこと考えてるとどんどん思考が迷宮に入っていく感覚に襲われて自分の感じ方受け取り方が合ってるのかとかそもそも絶対的な正解なんてねえよとか色々ぐるぐるして脳が沸騰しそうになるのでこれ以上の話はB面に回しますが
なんか今までクリアメンツは割とバーン!!生存!!没年なし!!やったー!!みたいな感じだったからこんな『ええんか…?生き残れて良かったんだよな…?』みたいなモヤモヤに包まれるのは初めてでオロオロしてしまう これエンドロールでする話?いやでも…

でも生き残ったみんなはホッシーのことを必要としていると思います。戦闘的にも人間的にも必要不可欠な存在だよなあ…!?なあ緋ノ丸!?

緋ノ丸

ひのまる

更紗と崇良親王の息子。最終当主

最後だからこそドーピングでどうにでもなるだろうということもあり、かなり人情寄りの交神で生まれました。
ここまで来れば努力でなんとかなるわけだし、努力家の道を歩んでくれれば…と最初は思っていました

本当に俺屍の面白いところというか、私のプレイングでどうこうできる範囲と言えばお薬を掘って奥義創作まで鍛えて、最終決戦の基本方針を決めて出来るだけ正しい選択を取れるように頑張るところまでじゃないですか。『プレイのやり方によって努力家になる』範囲と言うか

そこを超えて『阿朱羅の攻撃を(最後の悪あがき以外)全てカットしてノーダメージに抑える』をやったのは本当にプレイヤー云々ではなく徳甲緋ノ丸という人の底力や覚醒を感じてなんか…確かに努力家の頑張り屋ではあるんだけどそれ以上のめちゃくちゃ強い力を出してくれたというか、なんか、なんかとにかくめちゃくちゃすごかったなあと…

正直言うと血潮が最後の戦いで負けが確定した後一切攻撃が当たらなくなってしまったことを思い出してしまいました。結果は真逆なんだけど、根っこの部分が同じなんじゃないか…的な。プレイヤーの手の及ばないところにある何か大きな力の動きを感じざるを得ないというか。

血潮と赤は『交わらない』という意味で対極に存在しているように思うし、血潮と緋ノ丸は『交差する』上で対極に存在している印象があります。すごい観念的な話ですけどね

赤の項で『徳甲のスーパーヒーロー。カタログスペック以上に何かをやってくれる感は緋ノ丸にも通じる』と書きました。
揚羽の項で『徳甲の心水野郎たちはめちゃくちゃな情の深さや重さによってすごいことをしてくれる』と書きました。
緋ノ丸ってそのハイブリッドなんだよね

大事な人がいて、自分の才能を分かった上で“無敵”を志して、“誰かのために強くなる”なんていうよくある歌詞みたいな生き方を本気で顕現して、側から見たら神通力にも見える力で、“守りの力で宿敵を圧倒し打ち倒した
最強だ……緋ノ丸……多分隣か背中に友がいる限り、何にも屈することはないんだろうな

最強メンタル心数値の持ち主じゃないから悩んだり立ち止まったりすることはあるはずだけど。でもなんかそういうところも含めて、無敵なのに人くさくてカッコいいんだよね…
なんかもう 私の辞書のカッコいいの欄に緋ノ丸の名前足しておこうかな。ペンで赤く印つけよ

 

まつり

燕九朗と太照天昼子様の娘

裏に初代遺伝子を残して神表出を成し遂げたホッシーに対して、こちらは裏の引きもかなり神懸かり的。約束された天才児…そんな印象です。

確実な朱点撃破の要とするべく踊り屋に。でもこれってプレイヤー目線の話で、徳甲一族にとっての踊り屋って『ヒラヒラ躱したり台風撃って遊びつつサポートする職』だったと思うんですよ。
だから最高神の能力を余すことなく受け継いだ子供に踊り屋継がせるって燕九朗が決めた時みんな面食らったんじゃないかな笑

単純に能力に見合う、安定したリーサルウェポンとして育てるなら天ノ羽槌の後継者になるとか…そういう風に考えるんじゃないかなあ。一族目線だと
燕九朗がまつりに『まつり』って名前を与えて『踊り屋』に就けたこと、なんかめちゃくちゃ好きだ…親が道を決めていないような、でも可能性を与えてるような感じがして

まつり姉さんは真っ先に花吹雪という最強攻撃技を編み出して、一族目線の『踊り屋の固定観念』を破壊していったわけだけど
燕九朗が見たら多分ケラケラ笑うんだろうな。面白いので

でも真っ先に最強攻撃技を編み出したまつり姉さんが後から獣踊りや水の舞などのサポート奥義を作ってくれた…っていう流れも好きです。なんか原点回帰&超強化って感じでめちゃくちゃ王道っぽい

最終決戦2戦でも一発の威力が一番大きかったのはまつり姉さんだったのだけど、手番の巡りの関係であまり攻撃参加回数は多くありませんでした。
阿朱羅戦での『真っ先にバフ切れて即座に積み直す』の連発はシビれたな…

そうそう、緋ノ丸が派手に朱点を圧倒してる裏で地味に圧倒的だったのはまつり姉さんでした。あの人朱点八ツ髪の攻撃全回避したので、緋ノ丸が全カットした阿朱羅戦含めて完全に無傷なんですよ。文字通り指一本触れさせていない すごすぎる えげつない

 

そして今まで一度も進言したことが無かった『緋ノ丸に白鏡』を最後の最後に繰り出すの…本当に緋ノ丸の強さを認めたんだなあって感じがしてワーーー…!!!すぎる…
緋ノ丸の完封劇といい、まつり姉さんの土壇場の初鏡進言といい、最終決戦に起こったことが全体的にほんとに…ほんとに…!?すぎて未だに思い返すとふわふわした気持ちになってしまいます。

緋ノ丸の相方ポジションは脳内議会全会一致でホッシーだと思ってるけど、なんか緋ノ丸とまつり姉さんって友情でも恋愛でも親愛でもない名状しがたい関係性というか、構図の美しさがあって好きです。
この二人って双方特別な感情とか特になく『有事の際には真っ先に切り捨てよう、ってくらい低く見てそう→一時は方向性の違いにより対立するまである→努力によって同じ土俵まで上がってきた相手を最後の最後に認めた(初鏡進言)』なのが本当にシンプルにゲキアツだ……と。
緋ノ丸もまつり姉さんのような力のある人に物申すには同等の力が必要、みたいな道理で考えるタイプだろうしね

概念的には低レベルスタート主人公⇔高レベル系ライバルの関係っていうのが一番イメージに近いのかも。好きです

 

ルリオ

燕九朗と太照天昼子様の息子。
最後の神と人の子にして素質点1位、クリア時月齢は8カ月
今まで3人世代で回してきた徳甲一族唯一の『4人目』で、石榴以来の大筒士。
ルリオが大筒なのもかなり好きです。徳甲一族職業チョイスお気に入りで賞あげたい

緋ノ丸世代来訪前はまず最終世代として戦っていける素質引きができるかどうか分からなかったので(裏に初代遺伝子残ってるし、交神相手選びも相当情に走ったから)
職業構成の構想としては「拳・踊・薙・何か」という「前周と被ってるから何!?クリアすんだよ編成」にしようと考えていました。

ホッシーが拳・まつり姉さんが踊・緋ノ丸が何か枠(槍)なのでこの構想通りならルリオは薙刀でしたね。普通に似合いそうだし、姉弟で父&祖父の職業を継ぐというのは非常にアツいですが…

蓋を開くと最終世代の素質引きが非常に良く、「走竜の薙刀使い、必須ではない…?」ってなったんですよね。だからルリオは第一印象的に一番しっくりくる、かつ徳甲に一人しかいなかった大筒士に就くことになったわけです。
ルリオは最後の最後に生まれてきて、色々状況が整っていたからこそ自由に職業を選べたという経緯があって、なんかそういうとこもすごい気楽な末っ子っぽいなって思います笑

ルリオ個人に課されてる使命って基本的に無いもんな…
ホッシーは最初に3万越えの神引きしてきたから『後の人たちがどんな素質か分からない、是非拳法家の一番星として皆を引っ張ってくれ』だし
緋ノ丸は職業選択こそ自由めだったけど『隊長として朱点倒してくれよ!!』だし
まつり姉さんは一族目線だと『万能サポーターとして屋台骨に』、プレイヤー的には『最強踊り屋様何卒よろしくお願いします…』だし

最後に生まれた大筒士のルリオって特にこれといった『こうなってほしい』がありませんでした。
もちろん居る意味が無いっていうことはなくて、4人分の手数があることは大事だし、雑魚散らし担当としては活躍してくれるだろうとは思ってたけど、それって『ルリオの至上命題』では無いと思います。

こういうの、気にする系の一族だと気になるのかなあ。ルリオは全然気にしてるイメージなかったな…でもルリオって人並みに気にしいではあるから『そうである』と意識させれば気にするタイプだと思うんだよね。悪い言い方をすると『特別何も期待されていない頭数要員では?』と気付かせちゃえば

だからルリオにそういう『期待される役割の無さ』を自覚させないような『最初の接し方』をしたんだろうな…燕九朗パッパは

凪左助じいじの『走竜の薙刀使い』というレールは与えず、でも本人がそのことに気付かないような…職業決める時とかも武器見せて職業説明ざっとして一番目を輝かせてたものを与えたりしてそう。燕九朗とルリオのこと考えてると『その情景』がめっちゃ浮かぶ

▲ルリオくんたのしそう

そしてそんなルリオは最初こそ心の火と風を爆発的に伸ばしていたけどすぐにストップ、その後心の水と土をじっくり伸ばしてカンストまで持っていったり
皆が決戦用の実戦向き奥義をこさえてる中、使いにくいけどなんかめっちゃ派手なビーム奥義を開発したり…ほんと一人だけ好きにやってて面白かったな。

ルリオは『役割を与えられなかった人』じゃなく『役割の有無に縛られなかった人』で、それがプレイ記録中散々言ってきた『ルリオの健やかさ』の正体なんだと思います。

『最終決戦をいかにして勝ち抜くか』と『生き残ったら何をしよう?』この2つをどれくらいの比率で考えているか…っていうと、ルリオは他の3人に比べて後者の割合が高そう。健やかすぎか?
他のメンバーに比べて考えが甘っちょろいとも言えるけど無事勝てたから良いのだ。ルリオはそういうポジションだったのだ これでいいのだ

 

敢えて他の3人と合わせた言い方をするなら…最終決戦ではなくその先を、『平凡な人生』を生きることがルリオの役割であり、至上命題なんだろうな。
それが辞書の定義通りの『平凡』かどうかは分からないけど。笑


『至上命題』、誤用からできた言葉らしいんですが辞書によっては『命題=課せられた問題』としているものもあるので的外れではないのかな。響き的に一番しっくりくるのでこのまま通します 超余談

 

予定遺言についてですが、結論から言うと見ていません。
今までは割と見てたんで、見るのが悪しと思ったわけではないんですが…というか本当にその『言葉』は正直気になる気持ちはあったりします。
だけどなんというか、徳甲一族のセーブデータをもう一度ロードすることが出来ませんでした。なんでだろうね あの最終決戦を終えて、上書きしないとしてももう一度呪いが解ける前の世界に行きたくなかったのかもしれないです。
加えて血潮世代全滅直後のセーブ画面が未だに頭から離れないせいかもしれない。

これ私的には一族次第なので、今後の一族は見るかもしれないし、見ないかもしれない。今回はちょっと見れませんでした。ということで

 

ゲームの手を離れ、彼らの人生は続いていくんだな……みたいな感じで締めようと思います。

 

以上、徳甲一族26名の振り返り…もといゲームプレイヤー目線の長い長い長~~~~~~い反省や妄想や後語りでした。

 

ここまでお読みいただき本当にありがとうございました!

© 2024 徳甲一族 英霊の歌

テーマの著者 Anders Norén