徳甲一族 英霊の歌

マンガ描いたりしつつ俺屍Rをじっくりプレイする記録

エンドロールA面⑤【更紗編】

大千代~アヅキ編
火輪~石榴編
血潮編
赤編
【更紗編】←いまここ
【緋ノ丸編】


更紗

さらさ

お世話になりました
ありがとう

赤と下諏訪竜実様の娘。上がり症で見栄っ張りな8(9)代目隊長。真赤丸以来の心火低め当主

来訪時に美人と言われ、上がり症プロフィールを持ち、元服時に面食いをバラされ、当主就任時にオネショが判明したの今思い出しても神コンボだな…ただただカッコつかない系の情報だけが並ぶんじゃなく『美人』って評価がついてるのがバランス芸術点高い(?)

赤の圧倒的フィジカルや歴代レッドの熱い心こそ継げなかったものの、高火力&固い防御力・竜実様譲りのカンスト技水を持ったメインアタッカーでした。


▲竜神刀のクリティカルで髪切り完遂

この世代素質的には燕九朗以外鈍足だったのだけど、謳刀罵以駆の成長補正と肉切骨断丸(敏速+100)のお陰で実戦では更紗も高敏速スタートできていたのが大きかった。剣士っていう選択がめちゃくちゃハマってたと思います。
…いや、仮に更紗が拳法家を継いでいたら普通にそれを遥かに凌ぐ強さになっていたと思うけど(昇龍の爪的に)、更紗の剣士は単純に似合う&ばな奈姉上の刀鍛冶とも関連がある&この一族史のキーになるポイントにいた女剣士の系譜…とか色々、色々理由がある上で武器性能が弱点を補って相性◯だったので良かったな…と

 

徳甲一族最後の屍(の片割れ)でもあります。

初代と同じカラーリング・同じ性別・同じ職業の人が最終決戦に挑むのもかなり、かなりロマンがあると思うのだけど、徳甲一族においてはその条件に完璧に当てはまる更紗が『最後の屍』です。
そして、これまでレッド家系にいなかった槍使いの緋ノ丸(カラーリングも誰とも一致していない、戦い方も全然違う)が最後の戦いをやり切ってくれたことが良いな…って思っています。新しい一歩を踏み出していくんだなって感じがして

更紗は前述の通り拳法家なら本気で天下無双の最強ユニットになれたのだろうけど、やっぱりこうやって「初代や過去当主4人と同じもの」を墓に持って行って、新しい職で新しい生き方をする息子を見送ってくれた…考えると、剣士として生きてくれて本当に良かったしありがとうって言いたいのはこっちの方だ…となりますね。本当に

加えてヒラヒラ系衣装の後列遠距離職の男2人に挟まれるカッチカチ装備な露出低い前衛ファイターの女隊長、って構図がめちゃくちゃめちゃくちゃ(中略)めちゃくちゃ最高すぎた。職業並びの芸術点でアヅキ世代と頂上決戦って感じ 剣士でよかった

 

燕九朗

つばくろう

フフフ… 考えてみれば この家じゃ、
平凡な人生は 子孫のために
勝ち取るモノなんだよナ

凪左助と片羽ノお業さんの息子。イツ花と気が合いそうなバーンとした方

レッド組が脈々と獅子丸遺伝子を受け継いでる中、同格神である花乱様の遺伝子を一瞬でほぼ全滅させたのはけっこうレジェンド(…?)めっちゃ頭抱えたな…
ついでに言うと最近土目が不足してたから花乱技土継承で土目来ないかな〜とか思ってました。来ないんだなあこれが(最強技土一代ロスト!)

貧弱な凪左助から高水準高バランスな技を取って最強レベルのスピードを足したような素質。職業や敏速のお陰で「貧弱すぎてキツい!!」ってことは全く無かったね…という話は当時記事で散々したので置いておくとして…

凪左助からの花乱遺伝子をさっぱり受け継がなかった問題児の燕九朗が昼子様から完璧につよ素質ぶんどっていく(そして燕九朗側の強い遺伝子と一緒に表出した)の本当にシビれる…。どんな遺伝子継げるかなんて本人には選べないけど、こういう引きってなんとなくその人らしさみたいなものを感じてしまいます。

更紗→緋ノ丸は交神相手はともかく更紗側の強い遺伝子がイマイチうまいこと引き継がれず、揚羽→一番星と燕九朗→まつりルリオは何!?ってくらい綺麗に良い遺伝子ばかり引き継がれてましたね。こう書くと更紗世代の縮図っぽすぎるんだよな…更紗はぶきっちょだなあ
レッド組は超絶最強赤時代が終わった後反動的に泥臭い努力の家になったよね。

 

燕九朗は遺言も『凪左助へのアンサー』『最後の屍世代としての言葉』の両方を兼ね備えてたし、補完の方とかだと死後にもかなり存在感あってとんでもないやつだったな…と思います。

髪切りでの活躍とか若い頃にも色々あったけど、燕九朗の肝になるものって晩年に濃縮されてるなあ…
お業さんの子供で「イツ花と気が合いそう」の引き、更に最終決戦に向けて4人体制にしたいなってタイミング…色んな要素が『燕九朗と昼子様が交神して2人子供作る』に向かっていたような。

でもそんな運命の歯車じみた生まれながら、まつりとルリオって『太照天昼子の子供で“姉弟”である』からくる因縁感全然無かったのはちょっと面白い。
そういうの最初に意識させるのは親や環境だと思うので、“それ”を意識するイメージが全然湧かなかったのはやっぱり親が燕九朗だったからだろうか。

何度見ても心が良いなって思います。若い頃は心火と心風をめちゃくちゃ伸ばしてた気の強いひねくれ者ながら、晩年までこっそり心水を伸ばし続けていた…というやつ。やっぱり燕九朗は晩年が肝だなあ〜

 

揚羽

あげは

死ぬってのは 卒業していく感じだな
だからオメデトウで 送ってくれ…

ばな奈ちゃんと田力主徳甲の息子。私にとって初めての氏神の子供です。

高火力・高体力↔︎鈍足・術耐性低、というザ・重量級物理ユニットって感じのステータスめちゃくちゃ好き。ステータスからキャラメイクしたらめっちゃゴッツい巨漢キャラになってそう(?)
ここで王子様みたいな顔とカラーリングを持ってくるのが俺屍乱数さんの仕事って感じ

血潮世代の話でも分かる通り敏速と術耐性は重要ステータスだけど、そういう弱点を高体力で強引に帳消しにしてた感がありました。
加えて初代技土持ちのステータスで五ツ髪の雷獅子を半分(2/4回)回避するという謎の神通力まで持ってるんだからけっこう最強だったなあ…

▲五ツ髪「帰っていい?」

偶然なんですけど徳甲の心水高い勢って謎の神通力持ってた人多かったな…って印象があります。

当時心水ぶっちぎりトップだった凪左助は走竜の薙刀一発ツモで髪切りの主砲になり
心水カンストの揚羽は技土100台の弓使いながら雷獅子を避けまくり
極め付けに心水カンストの緋ノ丸が無敵陣で阿朱羅を完封…みたいな。
ルリオはまたちょっと別だけど。

揚羽・緋ノ丸と同じカンストの可能性がある心水を持っていた血潮は彼らと対照的に、負けがほぼ確定した瞬間一切攻撃が当たらなくなったりね…なんていうんだろう?システムとか運とかじゃない何かを持ってるって印象がめちゃくちゃ強いのが『徳甲一族の心水高い人』だったように思います。

ていうか徳甲一族は心水強すぎる。遺伝子残留力すごかった

徳甲の心水高い勢が『めちゃくちゃ優しい人たち』っていうよりは『めちゃくちゃ情が深くて重い人たち、その気持ちの強さによって予想を超えたすごい力を発揮してくれそう(逆もありな諸刃の剣)』みたいなイメージになったのも、思い返すと上記のようなことがあったからかなあ…とか考えてしまいます。

 

その中でも揚羽は良いところで避けまくるわ、弓使いなのに進言が矢鱈的確だわ、攻撃外さないわ、常夜見ちゃんと引きつけてくれるわ、進言に従ってみたら更紗のクリティカルフィニッシュを誘発するわ…
あと技土が表裏両方初代遺伝子なのでお紺さんを交神候補にしていたら『短所を補いたい』っていうドンピシャコメント出すし…

健康度消費高い大技奥義使いだったのもあって、本当に長である更紗に尽くしていた印象が強いです。やりすぎて彼女のプライドを食うほどに
そういうところがなんかこう、外見や火力も相まって強い上に華があるんだよな揚羽は。陰として支える…的な従者っぽくなさすぎるっていうか 天然ド日向野郎っていうか

そんな彼が最後の屍として更紗(1歳11ヶ月の長寿)を置いて行くことなく、共に去っていった…というのが、なんかこう…徳甲の心水野郎たちは…いや揚羽は…すげえなあ…って思います。
尽くすあまりその相手を圧倒して食ってしまっていた感のある揚羽だけど、最後の最後で『その相手より少しでも長生きする』っていうのは良い圧倒の仕方すぎる…

揚羽って見た目はめちゃくちゃ王子様なんだけど存在感は割とキングなんだよな…心水の王(?)
心水の王子様は緋ノ丸です。何の話?

© 2024 徳甲一族 英霊の歌

テーマの著者 Anders Norén