徳甲一族 英霊の歌

マンガ描いたりしつつ俺屍Rをじっくりプレイする記録

エンドロールA面③【血潮編】

大千代~アヅキ編
火輪~石榴編
【血潮編】←いまここ
【赤編】
【更紗編】
【緋ノ丸編】


詠芽

ながめ

へぇ~そうか…
“死”って
意外と 柔らかかったんだね

笹生と万屋玄亀様の娘

火力は無いが耐久と技に優れたサポート係のお姉さん
…と来訪時は思っていたのだけど、実際は限りなくメインアタッカーに近い役回りをしていましたね。
それは思わぬ成長を見せたから、とかではなく鏡戦法にめちゃくちゃ向いていたこと&綿津見の符連打が鬼強かったからかな…

特に前者、鏡戦法は以降の一族もよく使っていた手だけど一番使いこなしてハマっていたのはやはり詠芽・凪左助の薙刀親子だったと思います。非力だけど攻撃範囲が広く、属性・特効武器が豊富なので強化&コピーが済んだ詠芽凪左助は最強でした

凪左助の話は凪左助の項で語るとして、詠芽さんは火・水・風の属性武器を扱えたのでコピー元の血潮がどの属性得意でもだいたい対応できる状態だったのがめちゃくちゃ大きかった。その中でも特化していたのが『火』だったのは捨丸に刺さりまくってたりして良かったと思います。

捨丸戦良かったな…十分絶対勝てるって言える相手ではなかったけど相性がすごく良かった。敏速はお互い低めなのであまり影響がなく、物理防御力は高め、弱点属性で一列攻撃ができる…と。常夜見が戦術の要とズレた雷丸に飛んできたのもラッキーでした。

『火属性で鏡戦法ができる』…これが血潮世代の強みであり、戦略を練る時の要であり、(完全にゲーム目線で考えた時の)身を滅ぼす要因でもあった…と考えています。詠芽さんの振り返りは血潮とセットなので続きは血潮の項で

 

雷丸

いかづちまる

死にたいと思っても そうそう死なん
もっと生きたいと願いのも 無駄。
なるようにしか ならんサ

きららと鎮守ノ福郎太様の息子。稀代のアホ

詠芽さんと血潮はかなり関連付けて語りたいことが多いんだけど雷丸はまあまあ単独なので間に挟まる微妙に空気が読めないCMっぽくなってしまう。でもそれが雷丸なんだと思います。

福郎太様譲りの足の速さ、初代から継がれ続けた技土を併せ持った男。壊し屋を選んだのはゲーム的には軽率だったと言わざるを得ないんだけど(壊し屋補正で技土が全く伸びず、髪切り世代にも関わらず一族ワーストを記録。壊し屋じゃなければ1〜3伸びである程度は積めていたと思われるため)

でもな〜〜〜〜っ!!!壊し屋が一番似合うんだもんなあ〜〜〜〜っ!!!!
他にあったとしたら拳法家?うーん…指南書さえあれば踊り屋はアリだったかもね。ふざけたキャラ的にもそうだし、低い技土を術回避で補える意味でも

雷丸は進言とかもなんか間が抜けてて頭悪そうなところが好きだったんだけど、それを本当に最期まで貫いたところがなんだかんだめちゃくちゃ凄いです。貫いたっていうか…別に彼の信念とかそう在ろうとしたとかじゃなく、自然にそういう存在になっていたところがめちゃくちゃ強い。
あの状況でケ・セラ・セラを謳えるのは尋常じゃねえよ…と今でも思います。
生きたいとか死にたいとかゴチャゴチャ考えるのは彼にとって無駄でしかなくて、どうせなるようにしかならんから楽しけりゃええねんというイメージ。

それと地味に一族にとって大きかったのが『あみだくじで下諏訪竜実選ぶ事件』かなあ
雷丸の相手がどうしても決められなかったから奉納点の範囲決めてあみだくじ→見事1番下だった竜実様を当てる→雷丸お前ーーッ!!ってなったやつ(マンガでは竜穂様と間違えたことにした)

ただ当時はお前ーーッ!!ってなったけど結果的に竜実様の遺伝子がめちゃくちゃ良かったんだよね…遺伝子がっていうか最良遺伝子の残留&表出&上限引きがいずれも凄かった。
カンストする遺伝子って上限のランダム幅がかなり広くて500台ストップからカンストまであるわけですが、当家において竜実技水は表出4人カンスト3人なんだよね。100%表出して7割カンストする技水すごい。
交神時点でおっことしたのは緋ノ丸だけで他は全員バッチリ継いでるし…

崇良親王解放のキー(=最終当主緋ノ丸誕生の遠因)にもなりましたし、雷丸のあみだくじの結果が最後の最後に至るまで一族に力を与え続けた…って考えると何なの雷丸!?すぎる

 

血潮

ちしお

腹に溜まってるもんを、洗いざらい
吐いてから 行こうと思ったけど…
今さらだしなぁ…
ま、あっちに着いたら
あいさつ代わりに
盛大に ぶちまけてやるとするか

石榴と雷王獅子丸様の息子。6代目隊長

獅子丸様譲りの技体火や頑丈さ、熱い心を持った少年剣士。普通にハイスペックな戦闘の要…そして詠芽さんの項で述べた通り、鏡で写しとってもらうことで真価が発揮される…そんなステータスでした。

日課:猫に挨拶。そして“猫に挨拶”したことで戦死という最期を辿る
…これ、茶化すつもりは全く無いんだけどどうしても因果めいたものを感じてしまいます。

最後の戦いで一ツ髪打倒を目指して出陣し、その手前の赤猫お夏に敗北してしまった…というわけですが
血潮の項では、当時の状況だとべらべら語るのが憚られた『一ツ髪戦で考えてた戦法振り返りと供養』がしたいです。クリア後だからこそ
あの出陣だけでなくその前からこっそり準備し続けてた打倒構想を弔いつつ、問題点を洗っていきます。それがゲームにおける彼自身を語ることにも繋がるなあと感じたので


▲血潮世代全滅直後の携帯袋

とは言えそんなに特別な作戦ではなく『攻撃・防御・敏速・技火強化した血潮のパワーを写して火属性で殴る』なんだけど、それだけでは一ツ髪を安全に倒し切ることはできないと思います。体力半分ギリギリ(2000)まで削ったとして、1ターンで残りの2000を削りきらないと七天爆が飛んでくるから

そこで血潮は詠芽さんに鏡してもらった後益荒男刀に持ち変えて詠芽さんをコピーする予定でした。そうすれば謳刀罵以駆のパワーで火属性攻撃ができます。
更に雷丸も血潮のパワーをコピー、火属性強化のフィールドでこの3人が一斉攻撃すれば2000は削り切れるのでは…という作戦でした。
その為に血潮世代序盤で九重楼に出向いて益荒男刀を確保、更に紅蓮の祠で時登りの笛を使って鳴神小太郎から不動ノ大槌奪取を狙ったりしてね。これは一番出やすい状態だったのに落ちませんでしたが(雷丸の運の使い方おかしい)

 

そういうつもりでした。血潮世代始まった時から目標は髪切り2本、その2本は相翼院と紅蓮だな…と考えてずっと下地を整えてたわけです。

…いやあなんか、灯台下暗しっていうか…まあ…一ツ髪切る気満々で直前のお夏にやられる…という……当時は真面目に突破するつもりでした。俯瞰して見ればフラグでしかないのだけど。

血潮世代の髪切り2本目に紅蓮の祠を選んだ理由は上記の通りの作戦でいけるのでは!?と考えたからですが、それって血潮のステータスと詠芽さんの攻撃範囲&属性武器がバッチリ噛み合うコンボだったからこそなんですよね。
おそらく詠芽さんが火属性の武器を操れる職業でなければ血潮世代で紅蓮の祠攻略は考えなかっただろうし、血潮が獅子丸様譲りの技火体火を持っていなければそれも然りで
つまりその場合お夏に挑むこともなく、…その時はどんな選択をしたか分かりませんが…少なくとも同じように全滅することは無かったと思います。

血潮と詠芽さん、相性が良すぎたんだよね…実際捨丸戦や二ツ髪戦はバツグンの立ち回りを見せていたし。だからプレイヤーは一ツ髪打倒いけそうと判断して紅蓮の祠を選んだ。相性が良すぎたせいで破滅への道を選ぶことになったってあまりにも皮肉すぎるというか。

言うまでもなく『お夏に負けたのは血潮と詠芽さんのせい!』という話ではないです。お夏戦直接の敗因は勝ちを焦ってくらら重ねではなく萌子を選択→催眠継続できずに瓦解…だし、やはり根本的な敗因は敏速と手数不足…総合的に言えばプレイヤーの判断の甘さだと思います。
ただその判断の基準、決行した理由に血潮と詠芽さんの相性の良さがあった、と言うだけの話で

血潮世代の素質点って18000、15000、11000なので3人編成とはいえ素質だけ見れば十分大ボス打倒&髪切りできるだけの数値ではあったと思います。髪切りをするのに無謀な数字ではなかった 当時はそう思ってた。(実際二ツ髪や捨丸は倒せた)ただ全体的に高水準な素質を持ちながら致命的な部分が欠けていた…ここの考慮不足がそもそもの敗因だったなあ…と思います。

血潮と詠芽さんは敏速500代、高敏速の雷丸は技土47(装飾込112)、補正のある拳法家なし
これで高敏速・状態異常攻撃・地形効果補正付き術攻撃の相手に挑もうっていうのが冷静に考えたらしんどかった。素質点18000あろうがこれでは1手ミスするだけで瓦解する戦いにもなる 客観的に思い返すとめちゃくちゃ分かってしまう あ~…

石榴世代は素質点こそ足りてなかったけどお紺&三ツ髪を倒せるだけの要素が揃っていました。全員600越えの体力・拳法家×2による手番確保・笹生金剛変
他が低くてもこの3つが揃っていたので勝ち切れたんだと思います。逆に血潮世代は他が高くてもお夏を相手にするに当たって致命的な部分が欠けていた。
お夏を甘く見ていたわけではなかったんですけどね…というか複数状態異常持ちのボスはいつも過剰なくらいビビりながら臨んでる気がするし。 …ただここまで決定的に相性が悪いとは判断できていなかったんだな…一ツ髪が倒せそうだったのも加えて視界が狭くなっていたのもあり

必要なものだけがキッチリ揃っていて成功した石榴世代の髪切りと、必要なものだけがピンポイントで欠けていて失敗した血潮世代のお夏戦、めちゃくちゃ考えることが多いので忘れないようにしたいです。
深堀りして考えたからと言って二度とミスしないとは全く思えないですが(周回数的にはまだまだ若葉マークだし)、同じ失敗はしないようにしたいな。一回一回をこう、大事にしたいので…

ゲームの話中心に血潮たちの話するとなんか全体的に機械的になってしまうな…なんかこの辺りあんまりキャラ的にキャラ的にって言いにくいから
多分B面の方は相当ウェットになると思う

もう少しキャラに寄った言い方をするとすれば、血潮にとって詠芽さんという仲間の存在がものすごくものすごくものすごくキーになっていた…という話でした。補完妄想内だけでなくゲーム内のステータスや戦闘能力を基準にした行動選択においても


余談ですが、血潮と詠芽さんの相性がイマイチだったり私が撤退判断していた場合はどうなっていただろうか。
もしかしたら親王鎮魂墓あたりの攻略を目指していたかもしれないけど(流水道や九重楼は絶対無理なので)

とにかく同じように全滅しなかった場合、赤の名前ってそもそも『赤』じゃないんだよな。あの名前は私の脳がフリーズした結果なので
その時はコーラくんやポストくんになってたのかなあ(使わなかったレッドネーム候補)

詠芽さんの寿命が短めだった以上血潮世代3人の出陣はほぼ不可能になって、おそらく寿命長めだったと思われる血潮は次世代の育成を、雷丸は悠々自適の老後生活を…?

そうなった時の私のやりそうなことと言えば『血潮隊長で次世代率いてお紺さん解放』あたりだと思います。
解放できたら赤じゃない世界線の赤の交神相手に選んでいた可能性が高いだろうな。そうすると下諏訪シスターズは生まれない=親王解放はもっと後回しになるので最終当主の親になる可能性は極めて低そう…

…とか考えると、家系が断絶したわけでもないのにもうまるっきり別物の一族で、これ以上の想定はできないのでやめるけど なんて言うんだろう…生まれるは死ぬことの始まり、死ぬは生まれることの始まり かあ…

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テーマの著者 Anders Norén