徳甲一族 英霊の歌

マンガ描いたりしつつ俺屍Rをじっくりプレイする記録

エンドロールA面④【赤編】

大千代~アヅキ編
火輪~石榴編
血潮編
【赤編】←いまここ
【更紗編】
【緋ノ丸編】


凪左助

なぎさのすけ

死に場所を探すのは、簡単だ。
生きる場所を 見つけな

詠芽さんと虫寄せ花乱様の息子

技全てが最終決戦レベル、体は大江山越えレベルという貧弱大魔導士。でも髪切りのメインアタッカー
走竜の薙刀入手できたのがめちゃくちゃ大きかったなあ…低敏速も他二人の高敏速で補えていたし、術習得はとにかく優秀だったし。最終世代以外で梵ピン石猿両方使えたの凪左助1人だけだったもんなあ(…?)

それと凪左助に関しては長生きしてくれたこともめちゃくちゃ大きかったです。赤世代の終盤予定を立ててる時色んなものが凪左助の寿命次第みたいなところがあったので…
当時予定表を作りながら「髪切り3本とお紺解放の全てをこなすには凪左助や赤が長生きしないとキツい…う~~~ん…!!」となっていたことを覚えています。

 

凪左助の功績は計り知れないほどあるんですが、この遺言もめちゃくちゃ大きいな…って思います。遺言に優劣やランキングをつけることはできないけど、一族の流れの上で最大級にキーになる言葉…という意味では凪左助&燕九朗親子が最も強かった。
格上ボスに特攻してきた一族にとって『死に場所を探すのは簡単』というのはこれ以上無いほど重く刺さるし、『生きる場所を見つけろ』と言った凪左助以降は戦死どころか赤体力すら出ない戦いをするという。


▲初陣のふたり

…明確に『特攻方針は撤回しよう』と決めたわけではなかったんですけどね。流石にあの状況で方針続行できる鉄の心は持ち合わせていなかったので自然と選択肢から外れていったし、何より一族状況的にそれを実行できるタイミングがもう驚くほど無かったです。
例えば更紗世代が全員生きてて、かつワンチャン朱点に勝てるかも…?って状況だったら「絶対特攻しなかった」とは言いきれないし。ただ堅実に髪切り計画を立てていった結果交神が少し遅れて、昼子チルドレン初陣前に燕九朗の寿命が来てしまった→更紗世代生存ワンチャンなタイミングは皆無だった、という。

赤世代がもっとガンガン攻めまくって髪5本くらい切ってたら更紗世代は早めに交神して二世代生還もあったかもだけど、赤世代あの状況で攻めた行動選択は無理、無理だったなあ…

 

これってなんかプレイヤーや初代の方針っていうよりその後の一族本人の生き方に動かされてる感じがするし、その上で思い返すと凪左助の言葉と人生がすっぽりとハマっていた…気がします。
そしてそういう風に一族が動いたからこそ守護神爆誕と阿朱羅77ダメ突破という最後に繋がる…という

だからその歩みが正しかったという話ではなくて、更紗世代を犠牲にして良かったという話でもなくて、彼らが彼らなりの生き方と戦い方をした結果がここに繋がったんだなあ みたいな

なんだろう、なんか、『縛り・ルール』だと基本的にそれを破ることはできないんだけど、『プレイヤーの方針、こんな雰囲気で行きたい』くらいのふわっとした方向性って一族が生きているうちにこんなに…変わるんだなあ…っていうのが歴史っていうか、一定のまま流れていくものは無いんだなあ…みたいな…なんか観念っぽい話だけど長期間徳甲一族と戦ってきてそういう風なことを感じました。

これは実プレイと記録・補完サイド両方に言えることだし、徳甲一族全体のベースに流れているものだと思っています。だからそのターニングポイントに位置する凪左助の遺言が一番重く、この一族を表しているなあと。

『死に場所』『生きる場所』本当に徳甲一族のキーワードでした。

 

ばな奈

ばなな

あたしは、幸せだったって
ちゃんと思ってるから 平気だよ…

雷丸と下諏訪竜実様の娘

雷丸の時に『初代技遺伝子×壊し屋は危険』と知っていたはずなのに壊し屋にしてしまい、案の定技土がほとんど伸びませんでした。だけど大きなピンチになることはありませんでしたね。本当に良かった…
多分一番危険だったのはお夏の不動明だったと思う(食らっていたら赤体力は避けられなかったはず)んだけど赤が完封してくれたからね…おかげで私は今でも『ばな奈ちゃんは壊し屋しかありえないでしょ 何より可愛いもん』とか言っていられるので本当にありがとう…すまん…ありがとう…ってなってしまいます。

全て終わってから改めて語れるばな奈ちゃんの話といえばやはり、黄々の作ったイエロー組のカラーAの集大成ってところかなあ

イエロー組、大雑把に分けると2つに分類できると思っていて、一つは黄々・銀杏・雷丸・ばな奈あたりの『引っ張っていくタイプでも強者でもないけど高齢になるにつれて地に足ついてる部分が見えてきて姉兄感出てくる人たち
もう一つ、大也・きらら・揚羽・一番星は『無意識に生きる場所や死ぬ場所を求めている人たち』…って感じ…?後者の話は置いておきますが 丁度半々に分かれてるの興味深いな…

ばな奈ちゃんは0カ月で雷丸パパを亡くして、技土ヤバいし、プレイヤーは紅蓮の祠で焼け死ぬ夢を見るし、とにかく不安な存在というか、守らないといけない存在でした。
そんなばな奈ちゃんがメキメキ成長して、父から継いだ山崩しを天ノ羽槌に持ち替え、奥義を2つも創作し、一族初のカンストステを出し…と、もうとにかくめちゃくちゃ頼れる存在になっていったんですよね。

最強の赤と共に前列に立ち大ボスや髪を打倒。異父妹ができたり若手を指導したり、そして長生きだった男二人よりも更に長生きして全てを見届け「幸せだった」という言葉を残す…という。
一族が自らの生を幸せだったと言えるところ、善性という見方もあるけど私は何より『強さ』だと思います。強くないとこんなこと言えない、と言うべきか

ばな奈ちゃんは本当に守られる存在から守る存在になっていった。…そういうところが黄々たちの流れや血を感じて…いや、まあ、黄々は黄々だし、ばな奈ちゃんはばな奈ちゃんだし、『先祖の生き方がこうだからこうなった』というわけではなく私が勝手に共通項を見出しているだけなんだけど
妹であり姉でもある、というのも黄々と同じなのでどうしても思い出してしまうね…世代の男女構成も一緒だし

これから先を生きていく、自分の後に続く存在に笑いかけられる…そんな生き方の結晶のように感じてしまいます。ばな奈ちゃんは強く生きた

 

このタイミングのスクショ撮ってることに謎の熱意を感じる…



あか

わかってくれるなんて期待せず
想いは、素直に口にしちまえ。
そのほうが 話がはええよ

血潮と芭蕉天嵐子様の息子。7(8)代目隊長

徳甲一族の救世主、スーパーヒーロー的存在。
血潮譲りのパワーとガード、嵐子様譲りのスピードを兼ね備えビュンビュン回避して敵をボッコボコに仕留める、徳甲の絶対的4番バッターです。

もちろん単純なステータス数値だけなら鍛え切った最終世代の方が高いし奥義は1つしか使えなかったのだけど、赤はなんて言うか凄みがあったと言うか…。
本当に彼が戦い続けられる限り絶対に負けないだろうな 的な気持ちが湧いてくる存在なので『徳甲一族最強の男』だなあ…と思います。スーパーヒーローだよ。本当に負ける気がしなかった

 

孫にあたる緋ノ丸たちの最終決戦、プレイヤーは本当に赤飛天脚を使うつもりはありませんでした。なぜかと言うとホッシーは太照天×2してからの通常攻撃の方が強いから。
最終決戦でホッシーの連撃が1度しか出ず、赤飛天脚で阿朱羅にトドメを刺すことになったのは色んな意味で予想外っていうか…。
プレイしてる時は『ここで連撃出たら倒しちゃうかな?(できれば緋ノ丸に回したいな…)あっ進言に奥義でてるやん!いけいけ!』って感じだったんだよね。全部終わって記事まとめてる時に「あ、赤の技がこの一族最後の一撃に………?」ってなるっていう。

赤が赤飛天脚を創作したのは赤猫お夏リベンジ戦の直前、本当に直前のランクアップでした。当時は『赤強いし隊の総合スピードも体力もあるから大丈夫!!』と思う反面めちゃくちゃ怖かったことを覚えてるんだけど、そんな不安な時に赤がランクアップゴリ押しで心風(初代遺伝子)満たして奥義を創作して、わ〜〜〜!!!ってなったのですごく印象的で。

そして赤はその後のお夏戦、即くららからの連撃で完封勝利を挙げるんですよね。更にダメージ計算しやすい赤飛天脚を利用しつつ一ツ髪にも勝利しました。

プレイヤーは不安で死にそうだったのに赤がそんな不安を吹き飛ばすくらい頼りになって泣きそう
とは当時のプレイヤーの弁。なんだろう…カタログスペック以上に「やってくれる」男というか…ヒーローはヒーローだから負けないのだ、みたいな…?

だから攻めと守り、という反対の役割ながら最後の緋ノ丸の「絶対的な信頼感で勝利を掴み取った感」はめちゃくちゃ赤のそれを想起せざるを得なかったし、その戦いに決着をつける技としてホッシーが『赤の飛天脚』を選んだことの収束感がすごいっていうか…色々偶然なんだけど一周回って必然な気もしてくるし…?全然上手くまとまらなくて悔しい
赤の存在の大きさを最後の最後で感じることになるとは思いませんでした。とんでもない男だ…

赤の項目なのになんかけっこう最終世代の話になってしまったけど、『最後の最後でその存在の大きさを感じた』っていうのがクリア後に語りたい赤の話でした。
赤と緋ノ丸、攻めと守りのスーパーヒーロー…めちゃくちゃカッコいい

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テーマの著者 Anders Norén