くそ雑多なひとりごと
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#reading 文章の直し方の本を引き続き読んでいる。
「“癒し” “寄り添う”って言葉はここ10年ちょっとですごい使われるようになった。新聞紙面をこの言葉が埋め尽くしてる。それが商業主義にのったアイコンになり、トレンドワードになり、流行語・便利な言葉にされちゃってる。収まりのいい言葉に流されずに言葉の本質を捉える必要があるのではないか」ってなことが書かれてる

“癒し” “寄り添う”ってワードがそうなのって正直あんまピンとこなかったんだけど、この言葉を“推し”とか“エモい”に置き換えるとしっくりくるかもしれんな……。新聞業界には新聞業界の『便利に使われすぎてモヤモヤするワード』があるんだ…ってなった。

#reading 『文章は簡単に直せる』って本を読んでるんだけど、直し方の話をする前になんか前提知識をめちゃくちゃ詰め込んでくる。でもその内容がけっこうおもしろい。

メディアの歴史について書かれてる章で『曽根崎心中は実際に起きた心中事件を1か月後に浄瑠璃にして公演し、それがニュースメディアのようになって人々に広がった』って言ってて、自殺事件をたった1ヶ月でエンタメ化するのって今の感覚だと信じられないけど、当時はそもそも即効性のあるメディアがないからメディア=エンタメみたいになってるんだ……みたいな。

いや、新聞の原型になってる瓦版があるからメディア=全部エンタメってワケじゃないけど、瓦版に載らないような庶民の事件はエンタメ化してニュースになるんだ…って思うとすげー不思議な感じ。ありえない!不謹慎だろ!!とは思わないけど(時代が違うため)本当に現代なら絶対あり得ないので興味、深~~~になった。

#reading 浅く広い一般教養知識すらないので『過去の名著100冊要約したぞ😁』って感じの本を読み(聴き)始めてみたんだけど、1項目につきブログ一本読むくらいの文量で読めて丁度良いかもしれない。もちろん前提として著者の主観による要約であるというのと、著者としてもこれを足掛かりに原典に触れてほしいというものであるという意識は持ちつつ
知らん人のブログやYoutube解説見るよりは書籍として出てる要約の方がまだしっかりしてそうだしな(偏見です)

知らん分野のことで一旦広く浅い知識を得たい時、こういう要約本もまあアリかなとか思いつつ、子供向けの書籍なんかも良いんだよね。ほんとにわからん分野の知識を得たい時けっこう子供向けで探すこと多い

ルター「それ完全に間違ってますよ」 #reading

あと、『偏った調査をさせた人の言うこと』と『公平に調査をさせた人の言うこと』だと前者の方が説得力があるように受け取られる傾向にあった、とかも「そうだね」って感じだったな。 #reading

本読んでたら『実験参加者の顔写真を少し魅力が上がって見えるように加工した画像・少し魅力が下がって見えるように加工した画像を作成→たくさんの写真の中から自分の写真を見つけてもらうという試みをしたところ、魅力が上がって見えるように加工した画像の場合が一番早く見つけることができた=人間は自分の顔を実際よりも良く見積もっている』みたいな話がされてて、お絵描きのオタクだからお絵描きでも似たようなこと言われてた気がするな~になった。

誰が言ってたかわからんけど『自分と同じくらいの画力だと思う人は自分より上、自分より下手だと思う人が自分と同じくらい』っていうのあったよね。その言説に似てる
(この辺は個々人によってどれくらい客観認識できてるか、とか自己肯定感情により変わりそうだが、平均的にはそういう傾向はあるのだと思う 覚えもある)


本、7割くらいはあんまり頭に入ってないけど(読み上げで流してるし普通に読んでてもそうかも)たまに自分の中にすでにある情報と接続して進研ゼミでやったとこだ!!してる。何かしらちょっとでも脳に残ればもうけもんなんや、森羅万象(ありとあらゆるもの)は… #reading

#reading
デザイナーじゃないのに!
https://www.socym.co.jp/book/1265

おすすめしといて読んだことないのは意味不明すぎるなと思ったのでちゃんと買って読んだ。やっぱりかなり分かりやすく基礎の基礎をまとめられてる(かつマンガで進むので読みやすい)良書だと思います。おすすめです
↑の販促ページに同人作家にもオススメって書いてあるけど、実際ほんとにお品書きとか自作紹介画像とか作るのにも役立つと思う。

フリー素材使う時の注意点なんかも書いてくれてるのいいですね~。巻末のおすすめ書籍紹介もステップアップ順に並べられてて良いなと思った。なるほどデザインやソシムの、。シリーズも良書だけど入門書ではないものな。

#reading デザインのひきだし50一通りざっと見た(読み物部分はまだ読んでない)

これ、単純に色んな印刷が載ってるのが面白いっていうのもあるけど、色んな会社に「自信のある印刷物ください」で出してもらってるって前提があるから、なんかこう、それがかなり面白い。印刷会社によって推したいものが千差万別なところが面白いっていうか。多分この本業界では宣材?商材カタログにもなるだろうからそういう意味でも気合入ってるんだろうなとか そういうことを考えながら目を通すのが楽しいやつだ。

私が一番ヤバいなと思ったのは小さい文字を組み合わせて絵にしてるやつ。
ていうか全体的な傾向として『小さい文字や線を印刷できます』と『環境に配慮した素材です』がアピールポイントになりがちなんだなって思った。面白い
箔押しで4pxの文字読めるくらいに印刷できるのはヤバいってわかる

#reading ここ1週間は爆裂に掃除していたので本を読み上げさせて聴くのが捗った。
映画を早送りで見る人たち~でMPが減ったのでMPが摩耗しなそうなものを中心に

oekakiよいこの君主論
マキャベリの君主論をベースにした、小学校のクラスの覇権争いの話。完全教祖マニュアルの 架神恭介氏・辰巳一世氏の共著です。

いやあ真面目にばかばかしくてよかった。あとがきの「君主論は読んでみるとすごく笑えて面白いのに、タイトルがつまらなそうだからみんな読まないのがもったいないと思ったので」「ビジネス書に描かれた実用の知としてのマキャベリズムでは、イマイチ笑えないため」が全てすぎる。


oekakiビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金律
待ってください、うさんくさいけどうさんくさい本じゃないんです

『ゆる言語学ラジオ』の聞き役である堀元見氏の著書。それぞれの成功者が書いたビジネス書の矛盾する教えを比べて面白がったりしてるシニカルなネタ本です。
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まず目次がすでに面白い

でも表紙とコピーはめちゃくちゃビジネス書然としていて、ラジオでの氏曰く「普通のビジネス書だと思って手に取った人にAmazonで低評価レビューを書かれることで完成する本」とのこと。面白かった。

ちなみに今prime会員ならタダで読めます。



あともうちょっと勉強しようと思ってフェミニズムの本とかも読んでみた。それはそうだなあと思うところと、それはどうなん?というところがあったりしたけど、「インターネットやSNSは議論に適した場ではない」という論には大いに同意した。やっぱり本とか書くフェミニストの人もそう思ってるんだ。

#reading
映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~
4章はなんか自分に近い文化圏の話もしてるからか「そうか???」ってなる論も多いな。

「失敗したくない・損したくない・嫌な気分になりたくない風潮」と「ガチャゲーの流行」って私にはどう見ても噛み合わないように見えるけど違うのかな。ここは正直強引な紐づけに感じる。

「インターネットは見たいものだけを見るにはうってつけのメディアだ」←そうでござるかなあ~~~~???
まあそうとも言うか…大AI学習時代だし……でもそのさらにウラには見たくないもの見せられる世界があると私は感じてるよ
それはそうと、私は自分でフィルタリング頑張ればインターネットの見たいものを選べるところは好きだけどな。ここはテレビ・雑誌中心世代からすると変に見えるのかも。当然「自分の見えている世界が絶対じゃない」という前提でいないと思考が歪むのだがこれはテレビや雑誌でも同じな気がする。媒体がどうあれどういうリテラシーで接するかだよなあ~~


Z世代の特徴として「見たくないものを見ない」と論じてるけど、ゆーて私も見たくないものは見ないな。合わなそうだと思ったら離れる。ただ、その「見たくないもの・不快になるもの」のラインの引き方が全然違うような感じはするなー。本曰く「そもそも感情を揺さぶられるのが嫌だ・心を使いたくない」、っていうほど極端ではない。ていうか本当にこんなに極端なのか???そもそもそういう対象を直接知ることがないから分からなすぎる


あと『映画監督追いなどの体系的な視聴』や『プロの評論を読む』ことをしないことについてスゲー批判してるけど個人的にはこれは別に絶対必要なものとは思えんな~~~!
私も監督追い・作家追い・制作会社追いしたことあるけどした上で絶対必要とは思えん…になった。もちろん本当に信頼できる価値観を感じたら別だけど。

『自分が楽しめれば良いから他人の評論は見ない』と言った若者を批判してたけど、しょうみ私もこれだからうるせ~~~!!ってなっちゃった。純度の高い作品♥オレがしたいんだよ!(この本はそういったこじらせオタク層の心理はカバーしておりません)
他者視点を取り入れない・自分が気持ちいいことだけを追及する姿勢は自分にもあるけど、それと倍速視聴は原理が別々では…?とは思うんだよな。まあ色んな人がいるっちゅーことや


この世界には自分とまったく考えの異なる「他者」がいて、彼らは自分とまったく異なる行動原理に従って生きている。その価値観に同意する必要はないが、その価値観の存在は認めなければならないし、尊重しなければならない。尊重には「向き合い、理解する」義務も含まれる。

しかし、物語や言説の価値を共感だけに求める者は、「共感できない価値観に向き合い、理解に努める」ことに慣れていない。それには大きなエネルギーを要する上、コスパが悪い(快適ではない)からだ。結果、自分の考えを補強してくれる物語や言説だけを求め、ただただそれを強化することになる。

その先にあるのは、他者視点の圧倒的な欠如だ。他者に対する想像力の喪失だ。彼らは「自分とは違う感じ方をする人間がこの世にいる」というきわめて当たり前の事実を、なぜか忘れてしまう。

ただ、これはめっちゃわかる。これを前提として情報の取捨選択をしている人が好きだし。

この『色んな他者視点』の中に『監督追いしない・他人の評論を積極的に読まない(作品外のウラとか文脈とかを知るのを余計に感じる)選択をする』という価値観も認めてほしいンゴねえ……

まあでもこういう本って当然個人の価値観で形成されてるので、そうですね~筆者の中ではね~という読み方をするな。全体的に。そうじゃないと個人が論ずるという行為の意味は無いし。▲とじる

#reading 今のタイパ主義について、3章で色々と遠因になるようなことが語られてるけど、ほんとにそういうところはあるんだろうな~~。SNSの普及によってにわかに突っついてくる“警察”の存在も、SNSで可視化される無数の同世代の存在も、世相や価値観の変化も、教育の変化も、お金と時間の問題もサブスクの定着も。

なんというかこの本を読んでて思うのは、かつては『割合多くの人が通る道』になかった映像視聴やオタク系コンテンツが、今はその大通りにあるんだな~ということかもしれん。
オールド感覚で言うと何らかの作品に触れるっていうのは興味関心でしかなかったけど、今は『コミュニケーションや自己形成』を目的にコスパも重視されるフィールドに置かれている。道のど真ん中にそれがあるんだ。だからそこに世代ギャップがあって、そやな~~~~


あとこれは自分自身の考えの方
ずっと「社会貢献」って言葉に違和感があって、社会貢献をほんとにしたくてしてる人…すごくない?そんなに利他的になれない……でも社会貢献的な側面を謳っておけば聞こえがいいからみんなそうしてるのでは…?みたいなことをぼんやり思ってたんだけど
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あっやっぱり世相がそういう風に変わっていって今があるんだ…!っていうすごい、そうなんだ、そうなんだ~~~(?)になった

いや社会貢献は立派で、人のためになることをできる人はすごくて、すごいんだけどそれがこう、こう、なんだろうな……なんだろうな~ むずかしいな~

角幡唯介「あなたの探検や本は社会の役に立ってないのでは」に言いたいこと
https://bunshun.jp/articles/-/39021

#reading やっぱ過剰な人間との繋がりって悪だよ~。趣味マンだから【好きなもの<人間関係】になっちまったら終わりだよとついつい思ってしまう。だから全部適度にやりたいよ~ みんな好きに生きられる程度に人と繋がりを持てれば良いのだけどな。

あと、「ナンバーワンよりオンリーワン」っていうある時代のアンチテーゼだったものが主流になり、結果としてその観念が今ものすごい歪みを生じさせているということは、遠くない未来にこれへのアンチテーゼが生まれてまた新しい価値観が始まるのだろうか。生まれるとすると何なんだろうな~。

他でもない“自分自身”が好きだと思えて、リソースを割くに値する何かが存在することは当たり前じゃなくて特別なことだし、好きだと思えるものを生み出してくれてる人たちに感謝して、感謝して気持ちよく生きていきてえ~~ 流行りでも流行りじゃなくても 人と関われるものだろうとそうじゃなかろうと 世界がどうなろうと……俺は……俺の心で生きていきたい……(なんかの物語佳境の主人公?)

#reading 倍速視聴スキップ視聴する人たちを論じてる本の感想の続き。3章の途中です
めちゃくちゃざっくり要約してるだけなので私が打ってることだけ鵜呑みにせず詳しく知りたい人は元の本を…読んでね!
あとこの本で述べられてることはあくまで筆者の取材と考えだからね!という前提ではある

toyaping【昔は教室で会ったときにする程度だった流行りものの話題だが、今はLINEをはじめとしたSNSで様々なコミュニティと四六時中しなければいけなくなった→いろんな旬の話題に合わせるためにとにかく時間が足りない→倍速視聴・ネタバレ解説サイトを読む】

ほげ~~~~~~ってなるけど自分だって小学生の時からLINEがあるような環境で育ってたらどうなってたか分かんないしな……

誰かと同じものを知っている、話が分かるっていうのは楽しいことだと私も思うけど、幸いにして「それが分からないとお話にならない」みたいなコミュニティに属したことはないので、たまたま共通した時にワーイとなる楽しい面だけを享受している。みんなそうあれればいいんだけどなあ。人間と関わる人は大変だ…(…)



toyaping【「世界に一つだけの花」に象徴される「個性を大事にしよう」的な風潮がゆとり世代以降蔓延→個性を持たなければいけない(でないとコミュニケーションや就職活動に困る)強迫観念化→でも個性的すぎる個性は話題にしにくくてパフォーマンスが悪いから“適度な個性”が欲しい】

理屈としては分からんでもないけど と、倒錯~~~~~~~~~!!!!!!!って感じだ……まあ理屈としてはわかるけど…
すごいな。『コミュニケーションに活かせる程度の、個性的すぎない個性が欲しい』という概念。すごく、こう、初めて接する感覚だ……

だから今『推し活』という言葉の流行りにも繋がっているとかなんとか。コミュニケーションになり、活動としてポピュラーで、適度な『個性』になる…。
だから従来のそういう活動に熱心だった人たちはメディアの押してくる『推し活しようぜ!』的なノリに引いちゃうんだろうな…?私は門外漢なのでちょっと分からない領域だけど。

一昔前だと「とにかく恋人が欲しい」的な焦りが、今は「とにかく何か個性が欲しい」に置き換わってるみたいなところがある、っていうのもほえ~~~…って感じだ。
しかし、その『適度な個性が欲しい』っていうのと『話題を合わせるために倍速視聴する』って一見すると噛み合わせ悪くね…?って思うけど、突き詰めていくと『コミュニケーション、人間関係のためのそれ』っていう部分が共通している…ってことなんだな?は~ たいへんだ…

#reading >>6587
「好き」と言わないと好きだと分からない、全部をセリフで説明してほしい最近の傾向って言われるけど(ここまでは本の内容)、一方で「エモ」って概念が流行ってるの面白いな。エモって割と言語化できないものだと思ってたけどもしかして全部説明した上でエモだなあになってることもあるんだろうか。人によるだろうけど

そう これある一定の傾向、として読んでるけど全員が同じようであるとは思ってない(というかファスト層でもそのやり方や意図が異なることは本の中で書かれてる)のでそこをはき違えないように慎重に脳にしまってる

#reading この本面白いテーマなんだけど一気に摂取すると血管がブチ切れる可能性があるので今日はここまでにしような。はっはっは

そういえば、タイムパフォーマンスで言えば私は配信の複窓をめちゃくちゃしちゃうんだけど、これもまあある意味でのファスト消費っぽくはあるな~とは思う。流石にアニメとかでは絶対やらんけど
野球は最悪音声なくても画面が見えれば楽しめるし…でもアナウンサーと解説者の喋りとかはけっこう好きなのでしっかり聴けないのはそれはそれでもったいなくはある……。なんで野球って同時に各地で試合やるんですか?(野球だからだよ)

#reading ただ、こんだけ言っといてアレなんだけど私自分の作品読まれる時に多少雑に読まれててもまあいいかな……と思っている面はあるな……何故?いやもちろんそれを面と向かって言われたり、目の前で本をビリビリに破かれたりしたら嫌ですけど(世紀末?)

例えばプレイ日記とか鬼クソ長いんで別に飛ばし飛ばしでもいいし、長文ブログは勿論読み上げ消費でもいいし、耕し中のオリジナル創作もめちゃくちゃつまみ食いを推奨してるし、というか寧ろ雑消費でも問題ない形態にしようとしているフシはある……
誠実に大事にされるとそりゃあうれしいけど、それって人のリソースを多大に消費することだから全員に求める姿勢とは思わないし。つまみ食いでいいよ。とは思ってるんだよなあ。

じゃあなんでこの本で言われてるような倍速・10秒飛ばし・話数スキップに嫌悪感があるんだろう???『作り手へのリスペクトが一切なくて嫌』という完全に作り手目線からの嫌さなのにね。不思議なことだ……


『作り手が“これでいいよ”』って言ってる形なら良いんじゃね、とは思うんで、そういう部分で自分のそれは全然オッケー!だけど基本的にそういう部分って知りようがないからな~。倍速機能も作者がつけてるわけじゃなく配信サイトの機能だし。
倍速機能の有無を作者側が選べる形になったらどうなるのかはちょっと気になる。やっぱりファスト層の消費が減って結果PRする時に使える数字情報(再生数とか)が見栄えしなくなるのかな。

#reading
映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~ を途中まで読んだ。読んだというか、読み上げを聴いている。飯作ったり洗濯物とか干す時間に
タイムパフォーマンスについて論じている本をタイムパフォーマンス重視で情報収集的消費をしている、すごい倒錯感だ。

…という読書(読書でもない)姿勢の話は一旦置いておいて、内容の話なんだけど
映画やドラマ、アニメなんかを倍速・10秒スキップ多用・話数飛ばしで見る人たちに直接聞いた話なんかが載ってるんだけど、それをしているサンプルの一人曰く『“作品”は“鑑賞”するけど、“コンテンツ”は“消費”するもの』という意識があるらしい。それを分けるのは世間的に絶賛されてる、間違いない作品であるかどうかだとか。

その是非やどうして今そういう消費形態になっているかは本の中で詳しく論じられているので割愛するとして、個人的な感情としてはやっぱり『作り手という存在軽視』が生理的と言って良いレベルでちょっと無理だな~と感じる。なんというか、こういう“消費”姿勢って、作品を『色んな人が関わって色々考えて苦労して作り上げられたもの』という温度感みたいなものを全く感じて無いんだな……みたいなことを考えてしまうな。

この価値観は私個人のものであり、全ての人に共通で持ってほしいとは思わないんだけど、作品にせよ何らかのプロジェクトにせよ『人間が関わって作って世に出されたこと』にどうしようもない尊さを感じてしまうからこう、それを踏みにじるような意識と姿勢は「ヤだなあ…」って思っちゃうんだな~。

これは倍速視聴だけじゃなく、昔からインターネットでよくある作品やキャラのおもちゃ化現象への嫌悪にも通じるものかもしれない。リスペクトのない世界が…嫌!



ただ、こういうファスト消費層が『作り手を人間だと思ってない感じ』である一方、逆に作り手側も『受け手を人間だと思ってない感じ』はあるかもな~とか考えてしまった。作り手が受け手を『フォロワー数』という概念で捉える時代ね。これめっちゃお互い様だなって思う。創作者noteや動画とか見てるとフォロワー増減の話題で「この人たちって本当にフォロワーのこと人じゃなくて数字の塊として見てんだな~」って感じるため。

え~~!?ねえもしかしてこういう消費勢と創作勢の割合が増すと創作世界ってどうなっちゃうの~~~!?!?…いやまあ、こじらせた感じの作り手も受け手も絶対に滅びはしないだろうけども。

超超超超超理想を言うなら私は不特定多数の“情報収集”に必要な存在になるくらいなら自分のこと見てくれる人はそこそこの数で良いし、だから自分がどれくらい支持されている作り手かなんて不特定多数に知られたくない。これ前からずっと言ってるな。まあそういうバズ人になろうと思ってなれるほどの技量もないですけど

そんでこれもちょいちょい言ってるけど、自分の何らかの発信物を見に来てくれる奇特な「一人」!!!!お前!!!!最高!!!!!!という気持ちを忘れたくなく……。一個体がそれぞれ全く別の人生を歩んで別々の価値観を持った色んな「1」たちが私の何らかの発信物を見てくれたりボタン押してくれたりメッセくれたりしているという……この……「その先にいるのは一個人たちである」ということ……忘れたくねえ~~~~~!!!このことを忘れたらおしまいです。その時は首を吊ります。
こんなわたしの為にこんなに沢山のあなたの時間をくれたのですね(♪Birthday/さだまさし)



めっちゃ話それた。本自体は興味深い話題なので引き続き読んで(聴いて)いきます。こ、こんだけ言って“読んで”ないことへの背徳感~~~~~~~~~~~~~~~~~toyapingtoyapingtoyaping

ていうかほんと字を読むということへの姿勢がカスなので、この読み方で物語のある文章とかは基本読まないようにしてます。それ用に声優読み上げ収録がされた物語は別だけど。
インターネット文章や雑学本なんかの情報収集系はまあ読み上げリスニングでいいかなと思い……←この姿勢、物事を消費と鑑賞で分けてませんか!?う、ウワ~~~~~~~~~~!!!!!あとスキップ視聴は嫌悪感あるけど作業ながら見アニメはいつもしてる~~~!!何が違うの~~~!!?!?!?無茶苦茶な倒錯 死uoo4

俺達はいつでも自我自論と自己矛盾とダブスタで苦しみ悶えているzangai

#reading
『香山哲のプロジェクト発酵記』読んだ。
マンガ連載の準備の過程を通して、『どんなプロジェクトにどれくらいのリソースをかけるのか、どのように計画を進行させていくか』が記録されてる本。ハウツーっぽい売り方だけどどっちかっていうと個人のプロセス記録で、そこがいい。

絵と文字がいい感じに混ざってて読みやすい

https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/672747/A002821714/
↑ちなみにここで序盤5話まで読める


いや~良い本だったな。少しあとがきの一部を引用させていただくけど
素早く得られる分かりやすい利益を追うことが求められ、せわしない競争がおこなわれている。そこに賛成して順応していくことに幸せを感じる人もいるだろう。
実際、世の中にはそういう価値観が蔓延しきっている。

だけど僕はそういう方向性では生きたくないし、できるだけ身を守ってマイペースに自分の納得いくことに打ち込みたい。この「プロジェクト発酵記」は、そういった点で僕と同じように感じている人に向けて、自分の例を記録した読み物だった。

この本の中で計画しているのは商業連載だけど、この本のこういうスタンスはとても趣味人向けだな~と思った。
本の中の随所に『プロジェクトに使った時間の分だけ寿命を消費している』という香山氏の価値観が出ていて、それがなんかいいんだよな。上限のある寿命を消費してもやりたいなと思えることに趣味リソース燃やしていきてえ。同人誌作るのもサイト作るのも絵を一枚仕上げるのも大なり小なりプロジェクトなんだよな

電子書籍で読んだんだけど、こういう本はふとした時にパラパラ見返したりできるといいな~って思うので紙版も買おうかなあ。二色刷りで所有欲も満たせそうだし…

#reading kindlereadingでじわじわ読んでた『眠れなくなるほど面白い脳の話』読み終わった
右脳派左脳派って科学的根拠ないんだ・・・(右脳左脳それぞれの働きがあるっていうのはその通りだけど個人によってどっち派っていうのを脳の機能で決まってるわけじゃないらしい)

あとしれっとアインシュタインの脳の重さとか書いてあったけど、その重さが分かってるの怖すぎでしょ!?って思ってアインシュタインの死後の脳の話調べたら怖すぎてちびっちゃった。
うちらはこういう雑学本で気軽に色んな知識の断片を得られるけど、ここに至るまでに倫理観すっとばした研究が無数にがあったんだろうなって思うと世界と歴史やべ~という気持ちになる。本の主題と全然関係ない感想でアレだけど

眠れなくなるほどシリーズけっこうkindlereadingに入ってるから他のもよも~

#reading 『教養として学んでおきたい哲学』読んだ(聴いた)
え!?爆速読み上げでプライムリーディング無料の本を読んでいく試み、もしかしてとんでもないペースで本が読める!?!?(作業しながらBGMにできるため)

もちろん爆速読み上げなので細かい部分しっかり読み込んだりはできないし、図解つきみたいな本とは相性悪いけど。読んでるっていうより吸ってるって感じなので読書姿勢としてはウンフ

この哲学の本、『哲学の入門の入門』みたいな位置づけとして執筆されてるっぽいんだけど、本当にその通り根本的な話をずっとしてて良かった。各分野のこういう本吸いたい

哲学ってそもそもなんやねんって話(元々は各学問の大元だったけど各分野が独立していった~とか)がふわっと分かったのと、
あとニーチェさんの思想がめちゃくちゃ現代的なのはわかった。実存主義っていうんスね(実存主義の大元はサルトルさん)
「〇〇という種・カテゴリだからこうなんだ(本質主義)」ではなく「個人がこうだからこうなんだ」的な考え方、2022年現在の私の感覚としては当たり前だけど、これが当たり前じゃない時代や場所があることは想像できるし、転換点においてこういう思想の人が出てきたのはすごいセンセーショナルだったんだろうなあと思った(雑な噛み砕き)