クリスマスアラン感想と妄想

メリークリスマス!!!!
すっごい 今回のアランショタ

Rのアランって大きく分けると二種類あって、ヒロインへの恋心をハッキリ自覚しつつそれを隠してる、またはあきらめてるタイプと、
完全にヒロインへの恋心を自覚していない、友達だと思っているタイプがあるなあと思っているんですけど、今回は完全に後者だったな~と

ヒロインに対してハッキリ『親友』って言葉を使って私にカルチャーショックを与えたのが去年の11月の宝探しだったんですけど、今回久しぶりにまた親友って言葉が出てきて、しかも宝探しの時はまだ「隠す」って意味で親友って言ってる可能性も捨てきれないかなあと思っていたんですけど、今回クリスマスが恋人たちのイベントだって言われた後のリアクションが結構普通にウソ…?って感じだったので、ああ本当にこの人は友達としての好意だと思い込んでたんだなあと思いました。

ていうかどういう風に調べたらそうなるんだ 普通に調べたらカップルとかいくらでも出てきそうなもんだけどカップルをそのまま二人一組的な意味で解釈したとか・・・?ちょっとアランの言葉の理解度とかものの感じ方をハッキリ認識するのは難しいのでとりあえず考えないことにした

でもなんか例えば3-Dでクリスマスの話になって、男の子と女の子が仲良くなるイベントなんだって!っていうフワっとした会話してても全然不思議じゃないな…って思うし
それだったら普通に素直に受け取ったアランがじゃあ大事な友達の女の子と一緒にすごしたい!って思って今に至ってもおかしくない?
3-Dみんなルート的なものに入らないと恋愛っていうものの実感全然沸かなさそうだし 妄想ですけどね

アランって他のスタート関係友人のキャラクターと比べて、恋心を自覚してからHR、SRに上がればめっちゃデフォルトで恋愛色強くなるというか、そういうタイプかなあと思ってるんですけど

けっこう妄想というか推測濃いんですけど、R状態で彼女への感情を友情とか親友とかって思ってる彼、本当に彼女を友人としか見ていないワケではなく、普通に恋はしてるんじゃないかなあ
でもその好意の感情が恋だって気付けてないっていう状態なのでは…?って思います
彼は生まれてから日本に来るまで、あまり平凡とは言えない人間関係の中で生きてきたし、友達って言える人間がいた可能性も低いし、今の彼女への反応見てると恋愛経験もないんじゃないかと

彼にとって初めての「家族」でも「従者」でも「国民」でもない、好意的に思える人たちっていうのが藤城学園の友達だったんじゃないかと思うので、そこで「友情」っていう好意の感情を知って、でも恋愛感情を知る機会はなかったので実感込で「恋」したことはなく、なので彼女に対する気持ちもはじめは「友情」だって定義したのでは?
もちろん「恋愛」って言葉を彼は知ってるけど、それが彼女に相対した時に初めは「これが恋だ」って思えなかったのは、何を持って自分の感情を「恋」とするか、経験や実感が圧倒的に不足してたからとか どうだろう

以前、登校セリフで「私が今体験している日々が、『青春』なのでショウね。」っていうのがあって、これも『青春』って言葉は知ってたけど、実際に体験して実感することで、彼の中で『青春』って言葉と意味がつながった、っていう状態なんじゃないかと思うので、
彼の知ってる言葉に実感が伴うことで、言葉が感情になっていくっていうのが日本で過ごす皇アランの姿なのではないでしょうか
感情ってけっこう重要なキーワードで、入学案内書でも「日本に来て初めて心から笑う感情を知った」って言ってたし、なので、

ヒロインのことを友達だと思い込んでるときのアランって『恋』っていう感情がどういうものなのか、自分の知っている言葉と、自分の中にある感情がまだうまく繋がってない状態なんじゃないかなあ

もちろんアランは感情のないアンドロイドではないので、普通に人間の感情はバリバリ持ち合わせているけど、やっぱり生まれ育ちが特殊なので経験したり実感したことのない感情がたくさんあって、友情だったり心から笑うことであったり恋愛感情だったり、そういうものを日本で育んでるんだなあ・・・とか考えてたら本当に日本に来て良かったね・・・大切な感情をいっぱい知って、日本に来る前は考えられなかったようなことも考えられるようになるし、その上で道をしっかり定めて、う、はあ・・

もうこの時点でドチャクソに深読み妄想なんですけどまだあります

クリスマスアランはまだ彼女への気持ちが恋だって気付いてないけど、Rの中でも確実に恋心を自覚しているものはあるので、『友情』だと思ってたものが『恋』だって自覚する瞬間があるんでしょうなって思うとそれだけでロマンの塊だし、例えば今回のストーリーで「クリスマスに仲良くする男女=恋人」って言われてから初めてその可能性に気づいて、あれ?これって『恋』というやつなのでは…?って思うかもしれないし、切り替わるポイントもめっちゃ妄想させてくれる クリスマス最高かよ

あと、自分の知ってる『友情』って気持ちだと思ってたら『恋』だった、とか、それ、本当にアランが『重いバックグラウンドを背負った王子様』としてではなく『一人の男の子』として『恋』って感情に至ってるって感じがして本当に好きだ…
もちろんこの後重い部分を彼女に救われる場面はあるけれど、好きになったきっかけは『救い』とか『彼女しかいない』っていうのではなく、『一人の女の子として魅力的に感じて』とか、なんかそういうところが起点になるの、本当に好きすぎるし、あー

あと、そこに至るまでに『ものすごく親しい人』を『友情』『親友』だと思ったのも、彼が日本に来て2年間友達とか周囲の人間とのふれあいあってこそだと思うので、本当に日本に来て彼はいろんな気持ちを知れたし、それがちゃんと繋がってる感じがするのほんとうに最高すぎる・・うええ・・やっぱり今の親友たちとのつながりあってこそのヒロインとの今の恋の形ができるんだよ・・・普通の男の子としての恋が~~あ~~

という深読みを妄想を炸裂させたけど、でもやっぱりヒロインのことを『親友』だと思ってるときのアランってめっちゃ重要なんじゃないかと思いました。

それでいてびみょ~~~~うに重そうにも受け取れることとかをめっちゃチラつかせてくるのずっるいこの

「こんな失敗をした私にも、ふるまいが変わりまセン。」
↑これ、やっぱり生きてきた環境から繰り出される言葉すぎるよなあ
父親はめっちゃ厳しい人だし、そんな人に跡継ぎとして育てられながら、「有能な王子」として認識されたり、国民に崇められたり、そんな彼の失敗を「気にしないで」って言ってくれる人間ってほとんどいなかったんじゃないかなとか考えるよね
母親はそうかもしれないけど、それ以外の人間は誰もアランの失敗なんか望んでないし、そもそもアランの失敗って国の失敗にもつながりかけないわけで、失敗しちゃいけないんだよな・・・的な そういう考えが経験から染みついてるから出た言葉なのかもしれない~~~と思いました

あと友情だと思い込んでるとかそういう段階なのに「一生の思い出」とか「一生の宝物」っていうヘビーワード連打してくるところもアランすぎるしなんか本当に今の生き方や考えてることが微妙に漏れ出てる感じというか

彼の感情の育みをめっちゃ感じた よかった

アランって顔も雰囲気もたたずまいも大人だし、それ相応の人生経験からそういう人間になっていると思うけど、みんなが子供のときに獲得するような感情が抜け落ちてるようなところもあって、童心丸出しではしゃいでいる彼や、初めての気持ちを知っていく彼の生き生きした姿って紛れもなく「色んなことを吸収して行っている子供」なんだよなあ
なんかそういう『大人』な部分と『子供』な部分のバランスめっちゃ魅力的だと思う

とかゴチャゴチャ考えた後に戻ってくるとアラ緑ちゃん二人マフラー本当にごちすぎたしめちゃくちゃ深いこと考えずに豚になれるし本当にブヒった よかった