人生初・生でアイドルを見た日記【久保史緒里の青春文化祭】

シンヨコ!

横アリ!!!

乃木坂46のオールナイトニッポン presents 久保史緒里の青春文化祭 in 横浜アリーナ!!!

うおお~~~!!!来ましたよ!!!アイドルの人を見に横浜に!!!

 

オールナイトニッポン.com ニッポン放送
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『乃木坂46のオールナイトニッポン』をかれこれ2年ほど、ほぼ毎週聴いている。乃木坂46については本当に何も知らないレベルで知らないのだが、オールナイトニッポンのパーソナリティを務める久保史緒里さんがとてもチャーミングなことを知っている。乃木坂46のオールナイトニッポンと銘打ったラジオを私物化して愛する東北楽天ゴールデンイーグルスについて語りまくる、チャーミングな人である。私が毎週聴いている理由がこれで判明しましたね。

久保史緒里さんに関しては本当にラジオしか追っていない、ラジオの向こうの人という認識で一番触れているのは声、というレベルなので本来はイベントまで行くほどの熱量はないのだけど、せっかくの番組初公式イベントということなので、運試しのつもりでチケット抽選に申し込んだ。当たった。

これは勝手な想像だけど、私と同じように乃木坂のことをよく知らないやきうおじさんで試しに応募してみた人もけっこういるのではないだろうか。毎週聴いてる野球の話してくれる女の子がイベントをやるらしい、ちょっと行ってみるかと。

実際、会場で野球のユニフォーム着てる人がいっぱいいた。楽天ユニはわかる、久保さんの応援している球団だから。ヤクルトユニはギリわかる。久保さんの大好きな茂木選手が今年からヤクルトに移籍するから。ロッテ平沢ユニはギリギリ、わからなくもない。平沢選手は東北出身だから。いや、わからねーよ。ユニフォーム勢きすぎだろここはオールスターゲームの会場かよ
明らかにアイドルの追っかけっぽくはない、ラフな格好にタイガース帽を被った、西宮にいそうなおじさんもいた。今日は横アリで野球の試合があるのかな?

アイドルの現場というものに本当に行ったことがないのでわからないのだけど、老若男女入り乱れる横アリはなんだか野球場みたいなカオスさでかなり面白かった。野球場と違うのは子供がいないことくらいかもしれない。

しかしながらやはりアイドルなんだなあという感じで、全身に久保史緒里タオルを巻いている強火なオタクなど肉体の全てを使って推しをアピールしている人がいたり、痛車が停まっていたり。「ここは紛れもなくアイドルの現場なんだ」と実感させられる光景でもあった。

 

では当日の話を時系列を追って回想していくぞ。

新幹線で昼頃横浜についた。開場は15時半だが、開場前にも展示などを見れるとのことだったので横アリに向かう。

これは『門』の展示。今回のイベントは文化祭がテーマなので、文化祭らしい門を今日のために制作されたらしい。工芸高校のねぶた部協力だそうだ。

この門と一緒に写真を撮るために長蛇の列ができていた。自分はあまり自分の写真を撮る趣味がないので、列に並ぶ気があまり起きずチラ見だけ。人が入れ替わる隙を伺って上の写真だけ撮ってきた。

物販にも行きたかったのだけど、そこもすごい並んでいたのでやめた。熱量がそこそこすぎる。でもイベント終わったらグッズが欲しくなったので事後通販するかもしれない。イベントグッズは思い出の具現化維持物体としての魅力があるので、イベントの内容がいいと欲しくなる。

噂によると物販スペースで東北楽天ゴールデンイーグルスの球団歌を爆音で流していたらしい。何のイベントだよ

 

開場時間まで3時間ほど、せっかく横浜にきたなら観光地に行っておきたい。ということで…

横浜中華街にやってきました。新横浜からは30分ほどで到着するのでいける!この辺の観光地密集っぷりがすごいと思う。横浜スタジアムもあるし

そう、横浜スタジアムもあるんですよ。去年来たけど試合の日は人がごった返していてこういうものを眺める余裕はなかったし

日本一記念の掲示物があることは知ってたけど、生で見れるとは思っていなかった。うれしい。

せっかくなので何かグッズも買おうと思ってストアへ。何か日本一関連のモノがほしかったのだけど、流石に数ヶ月経って日本一グッズも種類は少なくなっていた。戸柱とスターマンの日本一トレイを買った。あと日本一関係ないけどチャピーのハンカチ。

 

ハマスタの脇を通って中華街へ。前回ハマスタに来た時はあまり中華街を見て回ることができなかった。なぜなら延長12回の試合を引いたからである。

今回はある程度ゆっくりグルメを堪能できそう、ということで色々食べて回った。

肉まんと叉焼メロンパン。叉焼メロンパンむちゃくちゃ美味かった。メロンパン生地の適度なパリパリと中のチャーシューが完璧なマリアージュをしている。生地が適度にパリパリの食い物、だいすき。

コーンがラングドシャになっているソフトクリーム。うますぎ。コーンをラングドシャに??天才か?

使い捨てのプラスチックスプーンなのに金属っぽいコーティングがされていてリッチだった。

食いたいものを一通り食えたので横アリに戻る。

いい立体交差だあ……

 

タッチ、私にとっては最新のコンテンツなのでポスターがあると「おっ!」となる

こいつらかわいい。グッズほしい

新横浜に戻ったあと、引力に抗えずビッグカメラを散策した。デカい家電量販店があると歩かずにはいられない。

 

というわけで開場している横アリに向かい、入場。

パンフレットを読みながら開演を待つ。けっこう前の方の席だった。アリーナの10列目くらい。

乃木坂のことを知らなすぎて、会場に入って揺れるペンライトの光を見て初めて「久保史緒里さんのメンカラって青だったんだ…」と思うなどした。知らなすぎである。
ペンライトは青だけど、今回の物販限定Tシャツがずんだ色だったのでかなりよくわからない感じになっていてよかった。何故ずんだなのかというと久保史緒里さんが宮城県出身だからである。

ずんだシェイクも販売していた。私は買えなかったけど。

 

乃木坂46のオールナイトニッポン presents 久保史緒里の青春文化祭 in 横浜アリーナ
久保史緒里(乃木坂46)がパーソナリティを務める乃木坂46のオールナイトニッポン初の番組イベント、2025年1月25日(土)横浜アリーナにて開催!

さて、このイベントは『中学3年生でアイドルになり、文化祭の経験がない久保史緒里さんが青春を浴びるためのイベント』というコンセプトだ。そのため、ゲストはそれぞれ『◯◯部』という設定で部活の出し物をするというテイになっている。

ゲストはかなりバラエティ豊かで、別局のラジオパーソナリティ+乃木坂メンバーや、バンド、お笑い芸人、劇団など、様々な演目が催された。私は普段あまりライブイベントに行かないので、3時間でこれらを一気に見れたのはなんだかオトクな気持ちだ。そんな中でも、「やっぱり私はリスニングが弱いので喋り聞き取りが主になるライブは向いてないな」など自分の適正を知ることもできてよかった。何の調査?お笑いは家でイヤホンつけて聴くに限る(それでもたまに聞き取れないこともある)

各演目を振り返ってみる。

 

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久保さんが自転車に乗って登場。自転車の後ろにダンボール資材をくくりつけた文化祭準備女子入場だ。すごい。
「自転車に乗るのが下手すぎる」とイジられていたけど、スピードを殺して自転車に乗るというのはすごく難しいのでそりゃそうだ。寧ろあの低速で乗れてる時点ですごい。と思った。でもイジりはその場を和ませるノリなのでそういうものかもしれない。

自転車を降りたあとは動く台(なんていうの?)に乗ってアリーナ席の前をぐるっと回ってメインステージに。私の目の前を久保さんが歌いながら通り過ぎていった。“個”の認識はされていないまでも、確実にその瞬間久保史緒里さんの視界の中に自分がいた、と思うとすごく変な感じがする。いいのだろうか、久保さんの視界に入ってしまって。

 

“放送部”TOKYO FM『SCHOOL OF LOCK』とのコラボ。ニッポン放送とTOKYO FMの垣根を越えたコラボということで、なんとなく良いなと思った。
乃木坂楽曲のイントロクイズなので私にはさっぱりだったけど、周りがオッ!となっている様子などがかなり面白かった。

あとこれはアレな感想かもしれないのだけど、他の乃木坂の方と並んでも久保史緒里さんのお顔が一番好みかも、と思った。(全員おきれいなので好みの話ね!)私は2次元オタクすぎてリアル人間の顔の良し悪しがあまりよくわからないというか人類の顔全般を若干恐れているのだけど、心が童貞なので清楚そうな女性はやはりこう、良いな……となる。良いと言うか、多分安心感を覚えるのだと思う。二次元ならギャルも好きだけど。

お顔もそうだし、前髪の感じやサラッサラの黒髪も好きかも。おきれいすぎる。久保さん、あの清楚美少女の極みみたいなお顔でラジオでは楽天イーグルスの話を熱く語ってナチュラルにやきうおじさんを喜ばせているのは最早バグなのではないだろうか。

 

“合唱部”会場全員が合唱部となり、『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』を歌う。これ、ラジオでは事前に告知されていたけどこんなに早いタイミングでやると思わなくてびっくりした。締めとかでやるのかと思ってた。

みなさんは横アリで目一杯声をあげて歌ったことはありますか?私はありますよ。
いや、そういうライブをしているアーティストも色々いるかもしれない。私は何も知らない。まあ…

正直、私の熱量ならイベントは配信で見るでもよかったんじゃないか?と思っていたのだけど、横アリで1万2千人の人々とともに合唱するというのはあまりにも“体験”すぎて現地でよかったと心から思った。久保さんはピアノ弾いてるし、色々すごすぎる。

この合唱の音声は来週のオールナイトニッポンで流れるらしい。1万2千人に私が紛れている合唱曲をラジコなどで聴こう(宣伝)

 

合唱が終わったらそのまま“軽音楽部”wacciの音楽ライブへ。今回のゲストメンバーは久保さんの同郷(宮城)中心であるが、wacciさんはそういうのじゃなく久保さんが大ファンという理由で参加となった。夢やな~

最初の2曲はwacciのみで、3曲目はwacci×久保さんのコラボ、4曲目は乃木坂楽曲をwacci×久保さんでコラボ、という構成。合唱のピアノ演奏などがあり久保さんが捌ける時間つなぎとか、そういう構成もあるんだろうな~と思った。普段ライブイベント見ないのでそういうヒトの流れなんかも気になっちゃう。

知っている曲は全く無かったけど楽しく聴けた。何より本当にこういう場で音楽を浴びる機会がないので新鮮。歌を歌うことを生業にしている人、歌がうまいな…
会場で聴く音楽、何より振動でドンドンするの含めて味わえるのがやっぱり良いなと思う。耳と目だけじゃなく触覚もライブ感に寄与してるんだなあ。

wacciさんが横浜アリーナでライブをするのは初めてらしい。そういう話を幕間にされていた。久保さんがアイドルになる前から聴いていたwacciさんを、今度は久保さんが大きな舞台に連れてきた、と考えるとなんかエモーショナル。wacciファンとかはどう感じるのか気難しい自分のオタク人格を参照すると気難しい人は気難しく捉えそうだなとか想像してしまったけど、わかんない 色んな人が楽しんでいると良いなあと思う。

 

“お笑い研究会”『サンドウィッチマン』のお二人が登場。多忙なようでリハなどはしていないらしく、ものすごくその場のノリで進行していて面白かった。多忙すぎるのかイベント最後の出演者集合には出てこなかった。多忙すぎる。

そう、私のリスニング能力ではお笑いリアルライブの音声を聞き取ることが非常に難しく、かなりその場の雰囲気を楽しんでいた。でも楽しそうでよかった。楽天イーグルスの話もしてた

客席イジり…というか、久保さん用に用意されたと思われるスケブでの指示をサンドウィッチマンが受ける流れが面白かった。うさぴょんポーズとかしてた。
「客席いじりを続けると時間が足りなくなる」と言われてたのも面白い。本当にあの調子だと一生客席とコミュニケーション取れそうだと思った。

 

“演劇部”『ヨーロッパ企画』の面々が登場し、今日のためだけの書き下ろし演劇を披露。

短編の劇なのでものすごく凝ったことをしている感じではなかったけど、合わせをしたのが5日前とからしいので、短期間で仕上げたと考えると恐ろしい。すごいなあ。

四畳半神話大系が好きなので、舞台に上がった上田誠さんを見ながら『この人がアニメ版四畳半神話大系のシリーズ構成を……』というその場には全然関係ない感情になった。

古田新太さんが『未来の久保史緒里』に扮している姿でイーグルスの帽子被ってるのがだいぶ面白い。モンスターみたいな手足になっても狗鷲の魂を失っていない。

 

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そして、“デザイン部”としてグッズ紹介コーナー。箸休め的なコーナーかと思ったらサプライズでナインティナインが登場。グッズ紹介用の黒子の中から岡村氏が出てくるの、面白すぎる。

お笑いには詳しくないけどナインティナインという存在はもちろん昔から認識していたので、昔から認識している人が…いる!!という興奮があった。ゲストが豪華すぎるでしょう。

 

最後は“軽音楽部”『MONKEY MAJIK』のライブパフォーマンス。宮城県つながりであり、乃木坂46のオールナイトニッポンのエンディングテーマとしてずっと使用されているアーティストだ。

余談だが、自分はくりぃむしちゅーのオールナイトニッポンのリスナーだった。そこでも最初から最後まで同じ楽曲(銀杏BOYS)がエンディングに使用されていて、ものすごく脳に刷り込まれたのを覚えている。なので、乃木坂ANNのエンディングテーマである『虹色の魚-English version-』はかなり興奮した。知っている曲が流れると、興奮する!(あたりまえ体操)

MONKEY MAJIKの人たちは間奏なんかの時間に舞台の端や花道なんかに行っては観客を煽っていて、サービス精神すご~!と思った。マジでギリギリのタイミングでマイクに戻ってた。体力もすごい。

最後の曲の締めになが~~~~~~~~いドラムロールをして、その間に久保さんが花道を走って往復して、戻ってきて、ダラランッ!!て終わったの、めちゃくちゃ興奮した。盛り上がりすぎる。

 

最後は出演者たちが舞台上に集まってエンディング。忙しいのかサンドウィッチマンとナインティナインがいなかったのは寂しかったけど、マジで忙しいんだろうなと思った。寧ろこのイベントに来てくれたことがすごいというやつなんだ。

途中の演目ではカッコイイ服を着ていたwacciさんも、演劇で学生服を着ていたヨーロッパ企画の面々も、皆ずんだ色のイベントTシャツを着て登場。絶妙に気の抜けた見た目でとてもよかった。いい光景だな~

 

 

 

舞台から出演者全員が捌けて、エンディング映像も終わったあとCパート的に久保さんが再登場。流石にこういうイベントでアンコールはないんだなと思った笑

『文化祭後の片付け』というテイでほうきを持って登場し、軽く喋って終わるのかなと思ったら「野球要素が薄かったので…」と言いながら元楽天のブラッシュ選手のフォームモノマネをして終わった。草

このフォームです。草

やきうおじさんも大満足なのであった。

 

というわけで、ホテル代をケチっている私はその日のうちに新幹線に飛び乗り終電で帰宅。ギリギリである。たのしかった~~。現地行けてよかったねえ。

 


 

余談

久保史緒里さんと乃木坂ANNにはなんとなく特別な縁を感じている。この番組との出会いは本当に偶然だったので。

2年ほど前、ちょっとメンタルが風邪を引いていて夜なかなか眠れないという日が続いていた(風邪という表現が正しい感じのアレで病院行ったりセロトニンちゃんと摂ったりして今は治った)。あまりにも眠れなかったので、何か気を紛らわせるものでも聴こうと思いラジコアプリを起動して、再生しはじめたのが乃木坂46のオールナイトニッポンだった。

とにかく何か音声を聴ければよかったのでなんでもよかった。アイドルの女の子が一人で喋っている感じはテンション的にちょうどよくて、ぼんやりと聴いていた。そしたら急にエヴァンゲリオンとRRRの話題がはじまった。メンバーとお互いに見てほしい作品を提示しあって視聴しあう取引をしている、という話だった。久保さんが見てほしいRRRは3時間で終わるのに、見ることになったエヴァは話数ありすぎない??不公平では?という話をしていたと思う。

なんとなくで流し始めたアイドルのラジオで知ってるアニメと知ってる映画の話題がいきなり始まって面食らい、いやアニメって今もうこんな、アイドルがラジオでしれっと話題に出すレベルで一般的なんだ……!みたいなことを思っていると、今度は東北楽天ゴールデンイーグルスの球団歌が流れ始め、野球のコーナーがはじまる。ワンチャン幻聴というか夢でも見てるんじゃないかという“知ってる話”のコンボである。

たまたま眠れない夜で、それがたまたま水曜日で、丁度エヴァとRRRの話をするタイミングで、野球のコーナーもある日という、けっこう奇跡的な巡り合わせで、こんなことあるんだ……と思った。野球コーナーやらない週もあるし、仮にその日が他の乃木坂メンバーを呼んでのゲスト回ならエヴァとRRRの話もしていなかっただろう。

その時そういう要素が揃っていなければ私は久保史緒里さんを知ることがなかったのだ。(楽天の始球式とかもやってるので存在は認知したかもしれないが、始球式で見れるのは外面だけなので)
なんか、こういう偶発的な出会いに弱い。ナラティブなゲームをやっている時の感覚に近いものがあるのかもしれない。

それから2年間、私は乃木坂46のオールナイトニッポンをずっと聴き続けている。出会い、すご。

そんなわけで、久保史緒里さんにはとても感謝しているし、熱量は高くないながらもなんとなく特別な感覚を抱いている。なんかイベントで最初に久保史緒里さんを視認した時、まだ何も始まってないのになんか目頭が熱くなった。

そのような出会いがあってもアイドルを追っかける感じのオタクになったわけではないというか、久保史緒里さんのことはラジオパーソナリティとして認識している感じではあるのだけど、確実に人生の1ページに刻まれた存在になっているのを感じる。
常に衆目に晒され続け人々に夢と活力を与えることを生業にしている方が負っている苦労や心労については途方もなくてちょっと想像もできないけれど、なんかこう、久保さんの人生に幸が多いといいなあと思っている。イベントに参加して、パフォーマーとしての彼女を認識して改めてそのような感情に包まれた。

おわり