タイトル『嫉妬の話』だけだとなんか不穏な話してるのかと思われそう
『嫉妬心』って感情に関するただのオタクのキャラ語りです
▼この動画を見てたんですが
【アイドルVTuberが異性コラボで攻撃される理由とは?人間の行動原理から分析してみました。】
なんか動画のタイトルとサムネだけ見るとクソ怪しいけど至極まともな内容です。
YoutubeやVtuberや視聴者について行動経済学の観点から解説してる人のチャンネルで、色んなよくあることを理屈と知識で言語化してくれるので面白いしなるほどな~となります。
途中の『嫉妬心の理屈』の話を聞いてオタク私がキャラの話したくなっただけなので、この記事とこの動画の主題は全く関係ないです。断片だけ拾って関係ない話しがちなオタクのよくあるアレです
5:54あたりから
自分が手に入れるはずだった資源を他者に奪われた、または奪われそうな時に感じる不快感や恨みがましさ
自分が望みながらも、まだ所有していない事柄を楽しんでいる者に対する憎しみの感情
本能的なこれらが、いわゆる嫉妬心というものらしいです。なるほどなぁー
『世界的な大金持ちに嫉妬することはないけど、宝くじを当てた人には嫉妬する』というのもすごく納得。
緋ノ丸の話
緋ノ丸と一番星
前々からちょこちょこ言ってる話
緋ノ丸はホッシーのこと大好きで割と強烈に執着してるところがあるけど、ホッシーが他の誰か(というかまつり姉さん)に気があったり、もしかしたら特別な関係性になるかもしれないことに嫉妬するイメージが全くないんだよね。
それを『友情関係と恋愛関係の違い』『性差』だとか言ってしまえば簡単ではあるんだけど、そういう言葉の二極化で済ませるのはちょっと解像度が低い気がして。一言では言い表したり簡単に属性で切り分けられない関係性ってリアルにもフィクションにもごまんとあるわけだし
『慈愛』だとか『幸せならオッケーです(親指を立てる)』っていうのもなんかちょっと違うような…そうなると、上記の『自分が手に入れるはずだった資源を奪われる時に感じる不快感=嫉妬心←これに当てはまらないから』というのがめちゃくちゃしっくりくる…気がする。資源と言うとモノっぽくなるけどまあ要は『(精神的なり物理的なり、何らかのプラスになるので)自分が欲しい何か』かな?
ホッシーがまつり姉さんに気があってまつり姉さんも然りな状態って、緋ノ丸にとって『手に入れるはずだった資源を奪われる』ではないんだよなあ。
緋ノ丸ってマジで『ホッシーの一番として扱われること』『相手にとって特別な関係であること』『ずっと隣にいること』をそんなに望んでるイメージ無くて、にも関わらずマジでホッシーへの情がゲロゲロに重くてガチでナンバーワン&オンリーワンとして見てるヤツなんだよな。できればホッシーに生きててほしいし、この世界が彼にとって生きていてよかったと思えるようなものなら良いな、というのが緋ノ丸の根っこの部分…なのかなあ…?
だから前者のような、相対的に見て特別なポジションであることは『緋ノ丸にとって価値ある資源』ではないんだろうな。緋ノ丸の世界にホッシーっていうダチが“存在していること”が最大の価値あることなのかもしれない。
ホッシーがわけもわからずこの世や自分の前から消えるのが一番嫌だし、ホッシー自身が自らの価値を貶めているという状態に憤りを感じてしまう。そうなんだよな緋ノ丸怒んないわけじゃないんだよな。緋ノ丸は自分の我儘によって普通に憤りや不快感を感じられる人ではある。でも嫉妬はしない
緋ノ丸にとってのホッシーって『特別な他人』というよりは『自身を形成している大切な人』くらいの認識なのかもなあ。
ホッシーが徳甲緋ノ丸という人間を形成している存在であることは確定しているわけで、仮にホッシー目線での一番特別な関係が自分じゃなかったとしても『緋ノ丸自身を形成している存在であるという事実』が奪われるわけじゃない。緋ノ丸の資源は全く奪われてない なのかもしれない
なんか親子とか家族みたいだよな緋ノ丸にとってのホッシー 息子娘が誰かと結婚しようが親子であることは変わんないみたいなそんな認識を感じる。でも関係性としては『親友』と認識してると思う 家族みたいな親友なんだろうな …いや名字一緒の家族なんだけどさ(血が離れた一族のこと考えてると家族の認識がよくわからなくなるあるある)
でもこの認識って結構緋ノ丸の勝手なところでもあるから、だから緋ノ丸は『なんでも許容できる慈愛の人』ではない。と思う まあ言っちゃえばこれもエゴなんだろうな。緋ノ丸自身にもそこそこ自覚のあるエゴ
けっこう最強なんだよなエンディング後の緋ノ丸 ホッシーがいてさえくれれば他の誰かと特別な関係になろうが、多少自分がうっとおしがられてようが気にならない次元のところにホッシーの存在を置いてる感あって……エピローグ以降のホッシーに対する若干ざっくりした物言いも多分それ由来なんじゃなかろうか。
無論ホッシーのことを苦しめたいわけではないし不快感を与えたいわけではないから、ざっくりした物言いや態度にも緋ノ丸らしい優しさや踏み込めるラインがちゃんと決まってる…と思うけど。
緋ノ丸と更紗
一方で緋ノ丸から更紗への感情、更紗を救うことができた揚羽という『持っている男』に対してはちょっと嫉妬に近いものがある…かもしれないなあ。
この辺はこっちで語り尽くした気がするのであまり深掘りしないけど
緋ノ丸にとっての更紗は『叶うなら母の一番になりたかった』かもしれないけど、緋ノ丸にとってのホッシーの場合『彼の1番・特別になりたい』ではないんだよなあ。あ〜〜
それは更紗の寿命が迫っている時彼がまだ自己定義も曖昧な幼い子供だったから、自分の価値を認めたいとかそういうのに由来するんだろうけど。
更紗を助けたかったのは、もちろん母に生きていて欲しいという気持ちもあるけど同時に『そんな母を助けられるのが自分ならいいのに(自己定義)』という無意識も混在していたと思う。
一方で『ホッシーが自身を犠牲にしようとか思わないくらい強くなりたい』は『ホッシーの自己犠牲を止められるのが自分なら良いのに』では決してないんだよな。だってホッシーが自己を犠牲にしようとしているなら、それを止められるのは強くなった自分しかいないと思ってただろうし。
緋ノ丸にとって更紗=『自分に欠けているものを欲する』、一番星=『自分から欠けたら嫌なものを繋ぎ止めようとする』そういう対象なんだろうな。ホッシー、マジで緋ノ丸の一部(緋ノ丸目線)
でも実際どうなったかっていうとホッシーを繋ぎ止めたのはまつり姉さんの功績も大きいという そして緋ノ丸はそのことに感謝こそすれ疎ましく思う気持ちは全く無い は~~ 緋ノ丸面白いな…一生緋ノ丸の話できる気がしてきた 緋ノ丸は学問
ちょっと話戻してまとめると、ホッシーが他の誰かと特別な関係になったとしても緋ノ丸が嫉妬したりするイメージ全く沸かないのは『その事柄は緋ノ丸にとって“自分のものにしたい資源”ではない』から かなあ と思った。
まあ、とは言えホッシー目線で見るとホッシーにとっての緋ノ丸って本当に唯一無二のダチなんですけどね。最終的に態度こそツンケンしちゃってるけど誰より緋ノ丸の幸せを望んでると思うし、それはもしいつか仮にまつり姉さんと何かしら特別な関係になることがあったとしても一生変わらないと思う。
ホッシーなあ あいつあれでいてマジで緋ノ丸のことめちゃくちゃ、他の誰よりも好きだからなあ…(好きの回路が対緋ノ丸と対まつり姉さんで大分違うイメージ)
緋ノ丸とホッシー、本当にお互いのことが大好きで大切で唯一無二の親友なのに交差する線のZ軸ズレてるから交わらないような、でも交わってはいるような、いないような感じがたまらんな…すれ違いとはちょっと別概念だよな ア~~…オ~~~……
嫉妬の話からズレちゃった。緋ノ丸とホッシーの、変化してどんどん移ろいゆくけどどこか恒常的な関係のこと考えるだけで膝を打ちすぎて皿が割れる
余談 友情と恋愛はある程度別の資源だとしても、例えばよく遊んでた友達が誰かとの恋愛によってあんまり遊ぶ時間取れなくなったとして、それを『やだな~』って思うのは『友達側に割かれていた時間という資源』を『恋愛側に奪われた』と感じるから…だとしたらこれもある種の嫉妬かもしれない。しらんけど(しらんけど)
緋ノ丸はマジでそういうイメージ全く沸かないんだよな。ホッシーが自分と遊ぶ関わる以外に時間使っててもほんとに気にしなさそう。気にしなさそうすぎて他人から見たら無関心では!?って思われそうじゃないかこれ
感情のスケールが大きすぎて視認できなくなってる可能性はある(空を見て「空でっか!?」とは思わないみたいな)
凪左助の話
凪左助はマジで嫉妬するタイプと思ってます。本編中にそういう引き金になるような場面がなかったので特に何も無かっただけで
おっさんの隣にいること・彼の存在は『自分が手に入れたかった資源』だろうし、あくまで例えばの話だけど仮に彼がいつかの未来にどこかの知らない誰かと結ばれたりするところを想像するとめちゃくちゃドス黒い感情湧いてくるタイプだと思う。一方で手段を問わず例え自分が絡まなくとも幸せになってほしいって気持ちもあるんだけどね。難しい話だ
だから凪左助の世界に霊界って概念だけは絶対に有ってほしくないなってよく思っちゃうんだよな。
マジで嫌だよ 相手に干渉できない霊体として、自分じゃない誰かと幸せになってる相手を観測できてしまったら 本当に嫌だ 幸せになってるのは嬉しいけど死ぬほど苦しい もちろん凪左助は優しくて相手思いなので絶対祟ったりしないだろうけどだからこそアホほどキツいと思う。絶対死んだ後この世(特にルリオの存在)を認識できないで欲しい しんどいので
凪左助自身も逃れられない死によって自分の意識も自我もこの世から消えてなくなる前提で最後の方の立ち回りを決めてたんじゃないかと思うし。氏神にもその辺の影響出てるよ(徳甲が氏神本人設定だったらどうなってたんだ…)
死が存在する世界観における霊界見守りシステム、死を緩和する優しい仕組みじゃなくて死ぬほど残酷な仕組みだと思うよ 無いほうが良い(個人の意見です)
いやもちろん前述のように緋ノ丸みたいな感じで大切な人を認識してるなら話は別なんだろうけど
空から見守っていてくださいね、なんて残酷すぎて口が裂けても言えない あくまで私が私の一族に対しての場合の話
一方で反応が想像できちゃうからこそ『これはどこにも存在しない時空です』とか言いながら凪左助と燕九朗の会話ネタ描いちゃったりするんだけどあれめっちゃ残酷だからな!?トヤマ!!あれは絶対非実在時空だから(念押し)
凪左助はマジで嫉妬するタイプだと思う 頭ぶっ溶けたコメディ時空なら燕九朗が面白がって泥棒猫ごっこしてからかってそう(それはマジで色々嫌すぎる)
繰り返すけど一方で凪左助はマジで純粋に相手に幸せになってほしいと真剣に考えるタイプでもあるからアレなんだよ 理性的であり利他と利己の間でフクザツな人なんだ
更紗と揚羽の話
更紗、そういう意味では嫉妬しないんじゃねえかな…と思うんだよな。揚羽が他の女の子と話してたり仲良くなったとしても(まずそのシュチュエーションが発生し得ないというのは置いておく)
終盤更紗にとって揚羽の存在(自分を許容して、愛して、最後まで一緒にいてくれる人)って『自分が手に入れたかった資源』ではなく『自分が手に入れられるはずがない(けど何故か手に入った)資源』だと思うんだよ。もちろん揚羽のことを愛しているのだけど、それを自分主導で独占的に認識できるほど更紗の自己評価は高くないというか……
本編世界線だと絶対にありえないんだけど(あの二人のあの関係は最後の一ヶ月間だけというのが肝だと思うので)、マジで終盤メンタルの更紗って揚羽が他の誰かと睦まじそうにしてたら『あっ そうだよな あんな素敵なもの自分が手に入るわけないもんな』になりそうでア~~ってなってしまう。まあそんなシュチュエーションは絶対起こり得ないんだけど
一方で序盤更紗が揚羽に対して感じていた気持ちは嫉妬嫉妬&嫉妬だと思う。自分と同じ王の血を持っている・もしかしたら次期当主の座を脅かすかも知れない人間の存在はマジで『自分が手に入れるかも知れない資源を奪う存在』になり得るので。
ただ当主就任してから中盤以降は揚羽が献身的すぎる怖さ&自分より器が大きい故の劣等感の方が大きくなってたと思うけど
ていうか多分終盤限定なら揚羽の方が嫉妬する人になり得ると思うよな。揚羽はマジで更紗の存在という資源を自分のものにしていった人だから
更紗が自分以外の他人と仲良くしてたらあのデカい図体で割って入って、あの真顔のままで『更紗は自分のだ』アピールしてきそう 少女マンガにありそう ないんだけど
いや、うーん…これは解釈違いかもしれない(?)揚羽、けっこう次元が違うところあるしな………
終盤の更紗と揚羽ってめちゃくちゃ解像度落とすとけっこう少女マンガみあるんだけど、実際のところ本筋踏まえるとそういうシュチュエーションは全然想定できないのよな。あの二人のあの関係が『最後の一ヶ月限定』なの本当~~~に肝だと思う
赤の話
こうやって考えていくと、一見そういうのとは無縁そうな赤に『嫉妬する』っていう場面があったのめ~~~~っちゃ好きだな…となります
赤、嫉妬している(ニコ…)
いやこれ教科書通りの嫉妬だ 嫉妬だな…嫉妬だ
一人討伐頑張って(ばな奈ちゃんの言いつけも守って)帰ってきたら自分じゃなくて更紗が褒められて“なでなで”を賜っていた。自分もがんばったのに更紗ばっかズルくね~~~??という 嫉妬だよな……
ただなんにもフクザツなことはなくて超絶単純な『嫉妬』なのでニッコリしてしまった。フフ
きららの話
そういう意味だときららの感情も分かりやすく嫉妬なのだけど、これはちょっとフクザツだよなあ。
特定の相手がいて誰かに持っていかれた、っていう嫉妬じゃなくて『自分は持ってないけど世界は持っている』みたいな感じなので。
『自分が手に入れるはずだった資源』というよりは『自分は欲しいのに自分にだけその権利自体がなくて、自分以外の皆が手に入れられる資源(きらら目線ではそう思えてしまう)』の話だから…嫉妬と一言で断ずるのも微妙な感じがする。
血潮と詠芽の話
この二人はどうなんだろうなあ…嫉妬とかすることあるのかなあ…けっこう終盤更紗に近い気もするんだけど、更紗とはちょっと違うような気もしてくる。
お互いがお互いにとって『自分が手に入れるはずの資源』とは認識していないだろうし。
更紗たちと同じく『タイミングや状況』も大きいと思うけど。なんかこの二人の関係って他者の介入をぜんぜん想定できないんだよなあ。嫉妬するのかなあ しないのかなあ
火輪の話
火輪、葉菜子や銀杏が他の何者かに取られそうになったらキレると思うんだけど、それって嫉妬とは違うんだろうなあ。
『自分が手に入れるはずだった資源』ではなく『すでに自分のものである』という認識なので、『嫉妬』というよりは『泥棒がよお!!!土足で入ってきてんじゃねえ!!!』みたいな感覚なのかな。笑
他者をそんな風に認識して、介入するものを泥棒扱いするのって多分現実にいたら相当やべーやつだよな。フィクションかつ火輪様のスケールだから通ってるみたいなところはあると思う
無駄に懐が広いのでちょっと他人と関わったくらいじゃそういう感じにはならないものな。なんならその方向性で明確に敵視した対象って『流行り病』や『呪いによる死(およびそこに繋がる朱点童子など)』だけかもしれない。
一族同士、一族と京の人間との関わり、みたいなのは火輪にとって両方火輪様のものみたいなところあるし。自分の左手と右手が指を絡めて組んでても嫉妬しないじゃん?そういう感覚なのかも
あ、あと葉菜子と『嫉妬心』が無縁なのもこれで説明できちゃう。葉菜子は火輪様のこと超絶大好きだけど、それを一人で独占することが葉菜子にとっての価値あることではなくて、『みんなで火輪様という尊い存在を共有する』方が重要っぽいから。
葉菜子、一人でいることや浮いていること、自分だけが異物であるという状態が一番怖いという人だから『超強い火輪様という存在に支配されること』が嬉しいし、『他の皆もそうであるとより安心できる』のだと思う。ヤキモチや独占欲とかけ離れた女だ 葉菜子
ばな奈の話
これは嫉妬とはちょっと違うのかも知れないけど、そういえばばな奈ちゃんの話もしたいなあ
ここのばな奈ちゃんが好きなんだよな…って前から思ってたけどそういえばその話はしたことなかった
ここのばな奈ちゃんが好きなんだよね。なんというか、けっこう複雑だと思うんですよ ここのばな奈ちゃんの心境って
ばな奈ちゃんにとって凪左助って屋敷にやってきてからずっと一緒にいて、彼女を支えてくれて、共に暮らして、共に命を賭けて戦ってきた相手なわけです。大好きな兄的存在なわけです
そんな彼が命果てる覚悟で戦い抜いた帰路、彼の亡骸を京に帰してやる役割というのは…なんだろう、やっぱり一緒に生きてきた運命共同体の家族としての役目や矜持っていうか、そういうものがあるんじゃないかなあって思うんだよな。
だから、この大将の申し出って『凪左助の亡骸を京に帰す』という『運命共同体だからこそ担える役割を代わってくれと言ってる』ことなんだよね。家族を喪ったばかりの人間に対しする申し出と考えると下手したらとんでもない無配慮になりかねないものだと思う。一族でもない、ばな奈ちゃん目線だと感謝こそあれ思い入れは特に無いような、言ってしまえば部外者のおっさんだから
勿論大将自身にはそんな意図はなく、ただ考えるより先に『そうしたい』と思ったから言った…って感じなんだろうけど。
ここでばな奈ちゃんの反応に微妙に間があるのはそういう理由でした。嫉妬とは違うかもしれないけれど、『自分たちの役目を部外者の他人に渡す』ことについてのモヤりというか…
でもばな奈ちゃんは凪左助がおっさんのこと好きなの知ってるし(深い事情までは知らないけど、彼にとってとても大切な人なんだなあということは見てりゃわかるので)、凪左助ならこちらを望むだろう…という判断でおっさんの背に彼を預けることにした…って感じ。
あと、隊がどのタイミングで帰ってくるか分からないはずなのに丁度よくおっさんが飛び出してくるってことは、いつ帰ってきても走ってこれるくらい毎日出来る限り京の出口付近で待ってたのかなあ…とか想像できてしまうとかもあるなあ(これは最終決戦の時もそうだと思う)
ばな奈ちゃんがそこまで察せてたかどうかは分からないけど、おっさんがマジで一族に親身なのは分かってると思う
ここのばな奈ちゃんの心境と判断、無茶苦茶好きなんだよな…なんで今まで触れたことなかったんだろう タイミング無かったからかな
序盤の赤に対する反応もそうなんだけど、ばな奈ちゃんが心火高い族(少なくとも雷丸のが表出してたら)だったらもっと激情的というか、こういう場面でヒステリックに言いたいことワーっと言ったりするのかな…とか考えてしまうな。終盤で成長した後だったなら抑えられるかもしれないけど
赤は絶対この感覚分からないけど、多分燕九朗はちょっと察するものがあったんじゃないかなあ
父親が死んだっていう状況や、彼から最期にかけられた言葉をまだ噛み砕けてない状態だったっていうのもあるけど、「その無自覚な申し出は一族にとって重たいことなのに、何ずり落としかけてんねんアホかコイツ」っていう苛立ちもある気がします。お前が背負う言うたんやろがい
そんな燕九朗が最後は自分にとっても一族にとっても大事なものをおっさんに託すんだなあ は~… 構造……
何を隠そう燕九朗とおっさんの関係が大好き(全部好きだけど)
おっさんの『背負う』って行動が持つ意味が好きって話一生してそう。『一族の部外者』が足を踏み入れる象徴的動作なんだよな…と私は…思っている…
燕九朗の話
流れで燕九朗という『自らの資源(かもしれないもの)を他者に託した人』の話もしようかなとか考えたんだけど、なんか軽い語りに収めるのは無理げだし色々絡んで主題からもズレそうなので今回はやめとこうと思った。これはあまりにも燕九朗の核の話すぎて多分エンドロールB案件
なんか半分くらいは嫉妬の定義とちょっとズレた話してた気がするけどまあ、まあええか…
あとなんか描いてた時の私の意図と、後から思い返して「そういうことなんじゃ~~ん」ってなってる受け手気分の私の考えがごちゃまぜのカオスになっている(これはいつもの)
感情を理屈で言語化できる人ほんと好き こっそり勝手に自分の好きなものに当てはめて考えるのが楽しい
前にAIについての番組見た時に語ったこと思い出しちゃった…あれ人生で一番恋について考えてたな(?)
万人が知っているものでも理屈に寄る言語化って難しいものなあ(それが決して一元化できないことも含めて)
そういえば私がたまに言ってる『主人公にとって一番重要な存在を性別問わずヒロインと称する』論もオタク系評論家の人が言ってたやつなんだよね。(これ基準で言えば徳甲一番星ってやつはほんとーーーにヒロインだと思う)
世の中の頭いい人色んな言語化をしている おもろい 好き