なんとかは紙一重






さゆみ「う~ん」
赤月「さゆみ!難しい顔してどうした?」
さゆみ「ちょっと気になることがあってさ?…」



さゆみ「てかあんたそんな気遣いできる子だったっけ?ビビるんですけど」
赤月「親父が言ってたんだよ!家族が悩んでそうだったら相談に乗ってやれって」



さゆみ「言いそう~」


さゆみ「気になんだよね?。大江山にあった碑文」


赤月「碑文…ってなんだっけ」
さゆみ「あんた相談に乗る気あんの?」
さゆみ「アレよアレ 天狗がいっぱいいたとこの」
赤月「思い出した!寝るな!!ってやつか!」
さゆみ「あんた興味あること以外マジでどーでもよさげすぎでしょ」

赤月「アレがどーかしたのか?」
さゆみ「う~ん…あたしにもよく分かんないんだけど引っかかるっつーか」
さゆみ「あの山には毎年色んな人が挑んでは死んでるから、あーいうこと思う人がいてもおかしかぁないけどさー うーーん」


赤月「さゆみが分かんねーなら俺にも分かんねーよ」
さゆみ「だよね~」


さゆみ「うちらの一族が朱点倒したらどうなると思う?」
赤月「呪いが解けるんじゃねえの?」
さゆみ「う~ん じゃあさ、朱点倒したら…あんたはどうなってほしいと思う?」
赤月「??」
さゆみ「朱点のせーで荒れまくった世界とか、あんた自身とか」


赤月「う????ん……そうだなあ、朱点は鬼の…妖怪たちの親玉だろ!朱点倒して妖怪いなくなったらやだなあ」


赤月「…あ!じゃあ逆だ!朱点倒したら朱点の中から見たこともねえ妖怪がいっぱい出てきてほしい!!んで妖怪増え多分奴らの根城も増えんの!超楽しそうじゃね?」
さゆみ「あんたの発想って割と鬼よりこえーよ」



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