映画『RRR』感想/全部気持ちいい映画

『RRR』観た。いや~~~おもしろかったなあ~~~~!!
3時間もある映画観たの初めてだったんだけど、本当に全く長さを感じなくてすごすぎる。完全拘束の3時間を長く感じさせないって相当だよ。まあ流石に終わった時はちょっと疲れたけど笑

とにかく気持ちのいいエンタメに振りまくってるので、映画館で集中して観るのも勿論良いし人とワーワー言いながら見ても楽しいだろうなあ。ダンスシーンで手拍子したいしアクションシーンでいけーーー!!!やれーーーーー!!!!!!つえーーーーーー!!!!ワーーーーーーーー!!!!!とか言いたすぎる。今応援上映ができる時代だったら行ってた

ストーリーも本当に波乱万丈でありながらカタルシスに満ちていて、「これが観たい!!!」と思ったものをしっかり見せてくれる!!これぞエンタメ映画という感じだ。熱量がエグい
“お互いの素性を知らずに大親友になった最強の二人”、もうそれだけで『お互いの正体を知った瞬間が見たい』『敵対する立場である二人のガチンコバトルが見たい』『最終的には共闘するところが見たい』っていう3つの願望を見てる側に持たせると思うんだけど、全部バッチリゲキアツ描写と最高の熱量とカタルシスで見せてくれるんだからも~~~~~たまんね~~~~~!!!!!!

 


 

インド映画のイメージで強いハイテンション大人数ダンスシーンも完備してるけど、あれも本当に絵的に楽しいだけじゃなくストーリーの要素としても良くて、ただ英国人を悪者として描くだけの映画じゃないっていう作品性が籠ってて、人類ってダチじゃん感があってたまらんかったな……ダンスって…いいね……

そんなシーンをYoutubeでいつでも見れて……良いんですか!?

ダンスもそうだけど、使用言語の違うインド人とイギリス人キャラの言葉通じてないながら通じるものがある、非言語コミュニケーションの描写がさ~~良いよなあ。その中でもダンスや歌、究極の非言語コミュニケーションすぎる…となった。いや~~~いいなあ~~~ナートゥナトゥナトゥ

 


 

そしてアクションな~~~~!!!!!!脳を気持ちよくなる物質全部乗せすな~~~~💦💦💦💦💦ってなった いやもっとやれ~~~~!!!!🔥🔥🔥🔥🔥
もうああいうメチャクチャな、人体の限界などを加味しないアクション、サイキョ~~~~すぎだよなマジ・・・・アクションシーンの度に「そんなのってアリ~~~~~!?!?」「どういう発想!?!?!?!?」を更新しまくって果てしなかった。

RRRのアクション、ハチャメチャだし人類を軽く超えてるんだけど、そのハチャメチャ具合がファンタジー的なもの(例えば超能力とか魔法みたいな演出)は全く使わず、あくまで『人体でできること、自然現象などを極端に誇張した表現』って感じなのも良いんだよなあ。超次元ではなく、あくまで現実的な物理の超絶誇張延長みたいな……ケガの治りが異様に早いのも飲まず食わずでもトレーニングできるのも人類の誇張って感じ ファンタジー要素は無い。ただ人体機能と物理法則が異様に誇張されてるだけ

私は一人で1万人相手に無双するところと弓矢で重火器持った兵隊と戦うシーンが好き……現実ならまず見れないし絶対勝てないけど、ラーマなら勝てるっていう人類誇張表現がたまらんので……。
導入にあるラーマの1万人無双とビームの虎狩り、手っ取り早く『こいつらは人類を超越しています』をそれぞれの描写でやってて本当に楽しすぎる……

いやもうアクションシーン全部良い、全部それぞれの良さがある……ビームがラーマの生き方と想いを知り、初めて通じ合った状態での共闘に入るってだけでテンション爆上がりなのに、それが肩車アクションなの理想のはるか上を行きすぎでしょ。一応幽閉されてたラーマの『できる限り上半身は鍛え続けてた』『天才的な射撃センス』の設定にも沿ってるし。ビームのフィジカルとラーマの戦闘センス、合体!!!!最強!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 


 

最初は英国の犬として身なりキッチリで出てきたラーマが投獄を経て最終的にクッソワイルドな姿でクライマックス迎えたのも良すぎですわ。ビジュアル変更がストーリーに沿っていて、クライマックスの演出にも効果的に効きまくってる き、気持ち良すぎ~~~~!!!!!

あのラストバトルと帰還シーン、ラーマの整えた身なり(から多少崩れた程度)でやるのとワイルドルックでやるのとで演出力全然違うもんな……もう全部が気持ちよさに繋がっとる。全部気持ちいい。全部気持ちいい映画

全部気持ち良い。敵同士の二人がお互いの素性を知らずに、魂が呼び合うように親友になることも、その状態で起こる様々な日常楽しいエピソードも、日常を過ごしながらも二人の胸には絶対に成し遂げなければならない目的を秘めてることも、二人が敵同士だったことが判明し反目するシーンも、二人は敵同士だったけど魂の方向性は同じであることが分かる中盤のラーマバックグラウンド開示も、ラーマがビームを救い、ビームがラーマを救う人の想いの連鎖も、クライマックスの共闘も、全部全部気持ちいい。全部気持ちいい映画 全部が気持ちいい映画だった