完全なる過去勢として語ってるので現行で楽しんでる人で「オイ過去扱いすんじゃねー!!」って感じになったらごめんね。(私も現行で楽しんでるものを過度に過去扱いされるとモヤるタイプなので)
はじめて触ったソシャゲで色々振り回されたりポジネガ入り混じった内容なのでネガティブ部分は記事の最後に
モバマス自体はガラケー時代からあったけど、スマホが普及しはじめた辺りから広がっていった印象があります。私もスマホに替えてからモバマス始めたクチ。時期はサービス開始後の翌年3月頃だったかな。バレンタイン十字軍戦争の様子はリアルタイムで観測してない・春頃のイベントの記憶はあるのでその辺り。
当時からなんか尖った外見で攻めてるキャラがファーストインプレッションに引っ掛かるタチだったので、最初に気に入ったキャラクターは当然のように木村夏樹さんでした。あのリーゼントみたいな造形でスタートできるのはキャラクター大量生産&コンテンツ手探りのグラグラした時期だったからこそな気がする。(もちろんその手探り感がマイナスに転がることもあるのだけど、木村夏樹が生まれたのは本当にこういう部分のおかげだと思う)
初期スクショはなぜかはるにゃんのセリフのしかなかった
モバマス初期は最初から100人以上のアイドルが存在していた状態で、しかし期間イベントやガチャで新規カードが出る枠はせいぜい計10あるかないか…?くらいだったと思うので、『好きになったアイドルがいつ再登場するか』というのはプレイヤーの悩みの種でした。なかなか再登場しないアイドルは本当に初期カードしかないまま相当な時間待たされてた気がする。
木村夏樹さんはどちらかというと恵まれていた方で、私がモバマスを始めた少しあと、4月に新規カードで再登場。しかもこの絵柄がかなりカッコいい
これです。カ、カッコイイぜ…。初期Nカードは統一衣装なこともあり、衣装の色はあまり似合ってなかった~という印象だったので、黒と赤でビシっとキメた新衣装は本当にうれしかったですね。
このカードは制服コレクションというテーマのコンプガチャの1枚なんですが、レア度は低めだったので簡単に入手することができました。この頃はお金が無かったのでまだまだ無課金です。というかモバマスは8割くらい無課金で遊んでた気がします。
初期に運よく(当時としては超レアな)SRニュージェネしぶりんを引きましてね。これで得たスタドリ(当時は200くらいの価値があったはず)(ガチャの低レアRカードは1枚1スタくらいの価値)でやりくりをしていました。
※補足…昨今のソシャゲと違い、この時期のソシャゲはカードをカード同士またはアイテムと交換する市場があり、回復アイテムを通貨として欲しいカードを取引していた。ゲーム内のフリートレードシステムは未実装だったため、掲示板でIDを張り交換の約束を取り付けるというアナログ式である。
また、同じモバゲー内の別ゲームをプレイして得たアイテムをモバマスアイテムと交換して稼ぐという『異種トレード』なども盛んであった。
こう見ると①最初に気に入ったアイドルが早めに再登場した ②無課金でも入手しやすいレア度だった ③運よく高い価値のSレアを引けた っていう条件が揃ってたんですね。これがなかったらモバマスを続けてたかどうかはわからないなあ。
そして、モバマスはこの時期から『アイドル同士の関係』もちょくちょく出してくるようになっていました。同じ制服コレクションから、ロック好きの多田李衣菜さんとの初絡みが。世にいう『だりなつ』の爆誕である。私はやっぱ関係性のオタクなので、まあ、ハマりましたね。ここに。それはもう猛烈に。
仲良しカードみたいなのが欲しくて絵柄寄せFA描いてて草 これ素材は大丈夫なやつだったかな…たしかPixivでファンが配布してた枠似せ素材だったはず…
この二人はのちのち二人だけの専用イベントが開催されたり(モバマスで同じ形態のイベントは後にも先にもこれしかない、マジのガチの専用イベント)
今ではそこまで珍しくないですが、当時としては超超珍しかった『他キャラ映り込みイラストカード』が実装されたり(私はこういうちゃんと意味のある映り込みイラストが好きです)
2枚併せて1枚になる特訓後カード絵だったり、とにかく破格の待遇を受けていたコンビでした。この時期のモバマスでコンビと言えばだりなつ、くらいまであった気がします。今思い返しても本当にいい二人です。
一旦時系列を初期に戻しまして……
なつきち中心に順調にパッションタイプPとして歩んでいたトヤマPなのですが(何故かスクショが見切れてるのしかなかった)
この辺りで運命の出会いを果たします。
北条加蓮です。最初は興味が無くて初めて引いたRカードはそのままトレードに流したくらいだったんですが(これはマジで悔やんでる)制服コレクションあたりを機にその魅力にとりつかれるなどしました。
初期実装カードでは態度が悪く、突き放すようなことばかり言ってくる子でした。アイドルなんてできないと。でもそれは昔病気をしていたせいで色んなことを諦めてきた結果で、プロデューサーはそんな彼女を夢のステージに連れて行く……というようなストーリー性を持ったキャラクターです。
病気してたなどの設定はまあベタではあるんですが、病気経験キャラとしては儚さや弱さにはあまり振っておらず、仲良くなってくると普通のイマドキの女の子で、そういう部分をあまり感じさせないキャラ造形がとても好きでした。病気キャラとしてというよりは、どちらかというと二次元素直ギャルにドキドキする感覚で加蓮に夢中だった気がする(もちろん病気の過去や夢という要素も含めて大好き)
この制服コレクション加蓮は当時1枚スタ40くらいの価値でかなりお高かったんですが、揃えましたね……。ありがとうニュージェネしぶりん貯金
はじめての加蓮SR実装。恒常追加でした。当時は無課金だったので数か月後に資産を溜め&値下がりを待ってお迎えした記憶。あと↑見ると自引きもしたのか…?ちょっとここは記憶が曖昧だ
お迎えの宴みたいな写真も残ってて草生えた
2枚揃えて特訓できたのはそれから1ヶ月後くらいでした。実装から多分5か月後くらいかな…?この時間をじっくりかけてる感じは無~微課金らしく、しかしここまで行き着けた歓びもひとしおだったように記憶しています。こういうのもいいよね。
1周年の記念すべきイベントに抜擢されたのも本当に良い思い出です。1周年ですよ。1周年のイベントに抜擢はちょっとプレシャスすぎる
私はパッションPだし好きなアイドルの8割はパッションの子ですが、それでも一番好きな子は北条加蓮です。今も昔も
北条加蓮、木村夏樹と並び三指に入る好きな子がいるのでその子の話もしていいですか?いいよ
矢口美羽。こちらも同じく制服コレクションでの再登場組です。制服コレクション、マジで私をモバマスの沼に引きずり込んだ特効ガチャすぎる。回してないけど(当時の無課金ユーザーのカード入手は2ちゃんトレードスレ張り付きなのである)
美羽は見た目通りあまり尖ったところのない、普通っぽい印象の女の子です。本人もそれを気にしているようで、ギャグやだじゃれなどでオモシロキャラ路線を目指そうとしたりするんですが、そのギャグは控えめに言ってもダダスベりしており、一言で言うなら『自分の方向性を探して迷走している』というのが軸のキャラクターでした。
こういう、なんとなく思い通りにいかない・上手くいかないけど特別になりたい普通の子、みたいなキャラ好きなんですよね…。ボイフレ分かる人にだけ通じる例えを言うなら完全に廣瀬櫂の枠です。私の中の彼女は
そんな彼女が再登場ごとに少しずつ成長していく様子を見るのが好きだったんですよね。
かわいい。等身大の女の子なのだ。
初期のモバマスって運営が用意するメインの縦軸がほぼ存在しないので、100人以上のアイドルの中で『自分が好きだと思える子』に巡り合う楽しさというか、山の中から煌めく宝石を見つけるような面白さがあったな~と思います。こういうのは公式が順序を指し示すコンテンツでは得難い体験だよね。
そうして少しずつ『自分が好きだと思える子』との出会いが増えていった結果、自然に『うちの事務所』的な認識ができあがっていきました。シンデレラガールズは他のアイマスタイトルと違い、●●プロという公式呼称が存在しなかったので(765/876/315など アニメの346は後付けなので馴染み感が無いです)
いや、良い絵だな・・・・・・・・・。
この辺りが私もモバマス最盛期でしたね。ここからはちょっとネガティブな感情が多めになるので…やめよか!?やめた方が良いかも!?
ていうかやっぱネガティブな話はそんなにするもんじゃないので、なんで私がアイマスというコンテンツから離れちゃったのかって話を軽くして終わります!軽く、軽くね!呪詛にはならないような文体でね!(戒め)
主な要因はやはりアニメとデレステですね。こういう人はまあちょくちょくいると思いますが。
アニメは200人の中から選ばれた人気キャラたちがメインの346プロダクションメンバーとして登場します。それ自体はまあ妥当だし『自分のとこのじゃない世界線の事務所』として見ていたんですが、ナメてたんですよね。アニメという媒体の影響力を。
アニメは本当にたくさんの人が視聴し、認知する媒体です。ゆえにシンデレラガールズ=346プロダクション=アニメP、アニメでのアイドルの関係性などが想像以上に広く広く認知されていきました。ぶっちゃけアニメ契機でのコンテンツ認知度上昇は体感ではありますがものすごいものがあったと思う。
上述の通り私は『俺P事務所妄想をしているタイプのユーザー』であり『モバマス原作のアイドルの設定や関係性が好き』であり、アイドルマスターシンデレラガールズというコンテンツの受け皿の広さというか、システムや縦軸がフワフワしていた故の『自分だけの世界』が好きでした。そんなユーザーにはこう、色々、しんどかったですね・・・アニメという1世界線でしか無いものの影響力が・・・。なんかアニメ版はだりなつのなつが当て馬みたいになっちゃったし・・・何よりそれが原作ユーザーよりも多くの人間に認知されたという事実がスッゲー…つらかった~~~。
…まあこれについてはコンテンツが拡張発展していく段階で振り落とされてしまった、『客じゃなくなってしまった者の末路』って感じです。はい。
そしてデレステ。こちらも普通に遊んで課金とかもしていたんですが、こっちはなんかシンプルにキャラの解釈違いでキレ散らかすことが増えて、まあなんかその辺で離れていった感じです。
あとこれはハマり途中のことですが、加蓮のCDデビューのドラマパートが異様に病弱キャラ押しだったり、カバーソング集で歌わされたのが『同じバンナムが出してる某ゲームでヒロインが死ぬシーンで流れる挿入歌』だったり、「はぁ!?」ってなるような不信感もありましたね。なんで死ぬシーンで流れる挿入歌を加蓮に歌わせるんだよ。加蓮が今も病弱ですぐ死ぬとでも思ってるのか?思っててもそんな采配しねーだろPなら バカか?すいません口が悪くなりました。
めちゃくちゃキャラクターの多いコンテンツって、ユーザーにとっては『200人の中から見つけたただ一人のキャラクター』であっても、公式にとっては『サービスを継続するためにうまく運用していかないといけない200人のキャラクターのうちの一人』なんですよね。もし自分が管理側だったとしたら、全てのキャラをユーザーの思い入れこだわりに応えられるよう動かすことはできないと思います。それでもモバ版カードで言ったことをまるっきり否定するようなセリフテキストを書くなカスボケとは思ったけど…
だから“自分にとってのただ一人”に入れ込んでこだわりすぎるとそこの温度差に苦しむこともあるんだなあ、と、モバマスではそういうことを学びましたね。キャラが山ほどいるコンテンツ、先に書いたように山の中から自分にとっての宝石を見つけるような楽しさがあります。だけど公式が何万何百万といるユーザー一人一人の『大切』を尊重するのは極めて難しい→ある程度大きな塊として認知して動かすしかない→そうするとどうしても呪詛と共に振り落とされる者も出る、という大きな難点がある。難しいよね。難しいよ…
そんな感じです。今のシンデレラガールズのことは本当に軽く伝え聞くぐらいしか知らないのですが、今もコンテンツを大切にしているユーザーたちが報われる世界であると良いなあ。おわり