ゲームやアニメでよくある『コンセプトアート』みたいなやつがやりたい!マンガで!
こんにちは、趣味で一次創作マンガ描きマンです。現在はWEB上で自主連載している長編マンガがキリのいいところまで描き終わり、製本作業やイベントの準備などで4ヶ月弱使い、現在は番外編を進めつつ外伝の構想を練っている感じになります。本編の続きはその後に。
番外編だの外伝だの何がどれだよという話なんですけど、『番外編』は本編キャラによる軽い読み味のおまけマンガ的なもの、『外伝』は世界観や設定を共有しつつ全く違うキャラの視点で描きたいことをやる話、というイメージです。
『番外編』の方は36Pでネームまでできていていつでも作画にかかれる状態なのですが、並行して外伝の内容を詰めています。なんで並行してるの?と言うと、作業生活サイクルと合わせるためです。映像作品などを垂れ流している時は作画作業、そうじゃない時間は言語野作業という風に分けておいた方がやりやすいので。常にアニメだの野球だのを見ているオタクなので、作業に作業用BGVを合わせるのではなく、作業用BGVに作業を合わせるようにしています。閑話休題。
で、今外伝なるものを練っているわけです。プロットを立てたりキャラの設定を詳細にしたりなどを水面下でやっています。ちなみにできれば1話50P以内完結、長くても100ページ以内に収めたいと思っています。この構想はそのまま思い通りにいったことはありません。脳内想定力が低いので。
本編を作っている時、かなり様々なことが行き当たりばったりになっていて、まあそれはそれで絞れた出汁のようなものは大いにあったかなと思っているのですが、なんかもうちょっとうまくやれんもんかな……!!!と思っていました。実際のシナリオを書き始める前に、何かやっておけることはないかなーと。あと、今文字&カンタンな設定画ベースで考えてるキャラはちゃんと動いてくれるだろうか?というのも…ちと不安。
それでなんとなく思ったわけですね、『コンセプトアートみたいなのが作れないか?』と。
『コンセプトアート』とはなんぞや?というと、ゲームやアニメの制作が始まる前に作成される一枚絵のことですね。ラフにざっくり描かれたものが多いと思います。ゲームやアニメの設定資料集や画集などを買うと載ってたりしますね。その世界やストーリーのイメージを共有するための象徴的な背景やシーンなどが描かれています。
マンガでコンセプトアートってあまり聞かない気がしていて。いや、やってる人は絶対にいるんだけど、なんとなく、アニメやゲームみたいなノリでコンセプトアート(一枚絵)を作ることがマンガ内容のイメージ深めに繋がるのだろうか?という気もします。
▲ちなみにこれは自分の創作企画を始める時に見様見真似で作ってみたコンセプトアートじみた何か。都度使い回しできて便利ではある。ただマンガの内容にはあまり生きていない。
『マンガ』として、自分の中のイメージを深めたり確認できる『コンセプトアートっぽいもの』ってなんだろう?

それって『マンガ』じゃない?

?
ゲームやアニメのコンセプトアートがコンセプトアートとして成立するのって、実際の画角と近い形で世界を捉えられるからなんじゃないだろうか。マンガの場合、別に16:9の世界で表現されるワケじゃないので、一枚絵ドン!してもあまりピンとこない気がする。もちろんそういうことしてる人もいるだろうけど、自分の表現力と想像力だと厳しい。
『マンガ』のコンセプトアートを作るなら『マンガ』でやればいいじゃん!本チャンのマンガを描く段階で初めてマンガをやるんじゃなく、構想段階でもマンガ描いていいんじゃん!!
……というわけで、今回は『キャラクターコンセプトマンガ』を作ってみます。シナリオの前後とかは考えず、そのキャラの面白い部分・どんな風に動くかを確かめてみるための短いマンガ、というイメージです。設定を詰めたり実際のストーリーを具体化していくと変更になるような箇所もあるだろうけど、まずはそのキャラのイメージを確認するためなので細かいことは気にしない!動作確認マンガとも言う!
シナリオや世界全体のコンセプトマンガもアリだしやりたいんだけど、それやると多分かなり話の肝になるようなネタを出してしまってこういう記事で公開できなくなってしまう。記事で「こういうことやってみたよ~~!!」って話がしたかったので(素直)あまり話の肝とは関係ない、キャラ個人のコンセプトマンガを描いてみます。これで満足したら非公開の別のコンセプトマンガも練りがてら描くかも。ちゃんと動くか不安部分の補強のために
というわけで、今考え中のキャラのコンセプトマンガ(仮)が以下になります。
前後の流れとか何も考えずに描いたらなんかこのまま808プロダクション始まりそうでワロタ。そういう話ではないです。ストーリー進行の肝になるようなシーンは事前には出さないです。
それはそうと、このキャラが主役だったらこういうストーリーになるのかな、と思えるようなマンガになったのは具合がいいですね。かなりいけそうな雰囲気ある。『いけそうな雰囲気』、井正と沙華を最初に考えた時にもあったものなので重要だと思われる。
設定文章はテキストデータでいくらでも打てるけど、実際に動かしてみて『そのキャラのセリフと動作』を確認するといくらか見えてくるものがあるのもいい感じかも。思考が得意そうで知識が豊富そうなのは井正に近いけど、井正と違ってこの世にまだ名前のない事象に名前をつけるのが好きなんだな、って感じがする。あと井正は知識蓄積ベースだけどこの子は空想思考の枝伸ばしがベースな感じがしますね。あまり広い知識はなさそう。井正と出会ったらどんな会話をするんでしょうね。この話井正出ないですけど。
↑こういうことを色々考えられると具合がいい。“キャラ”の完成度を高められてるな、という感じがする。いいかも、前後の流れ考えずにコンセプトマンガ描いてみるのって。
俺屍プレイ記録の補完創作マンガに近い手応えもありますね。あれはゲームプレイ記録部分が“前後”を担保してくれるので、その“中”だけをくり抜いてキャラを掘り下げるマンガが描けますからね。
せっかくなので現時点のデザインラフも載せちゃお。
坊ちゃん刈りの女の子って…可愛いかも。デザインもけっこう気に入ってる。ランダムで『端午の節句』を引いたので安直にボーイッシュ娘になった。ボーイッシュ枠が主導でアイドルを志しても、良い。(アイドルの話では、ない)
他のキャラのも描きたいな。他のキャラは事前公開できるマンガは多分描けないので描いても非公開、マンガが完成してからあとがきで公開かな。完成してほし~ッ
ともかくいつも通り締切のないのびのびした世界で好きなペースでやります。