4月のストーリーなので今更な上に唐突だけどまだ感想書いてなかったこと思い出したので唐突だけど書きました。原稿やれとリプライをお願いします。
Rカレチケにはまだですが、Rレターなどで入手容易なので是非読んでくださると嬉しいです。
新歓１６、3月のカレ廣瀬、新歓１５桑門のバレを含みます。というかいつも以上に主観と個人的なキャラ観と自己補完のオンパレードなので是非原本のR新歓16廣瀬櫂くんを読んでください！！
まず新歓廣瀬を読む前に私が前提にしているストーリーがあって、それが新歓ストーリーが出る2年前にリリースされた『3月のカレ』なんですけど、なんでかっていうと3月カレのストーリーは『新歓前のある日』の話、新歓16が『新歓準備・当日』の話だからです。
3月のカレと新歓16は、ストーリーは繋がってない別時空だけど、同じように新歓が話題に出るので3月カレを読むことで『廣瀬はこういう気持ちで新歓に臨んでいるんだろう』っていう補完ができる。と私は思っています。
このお話の中で廣瀬は
「イイところ見せて後輩に尊敬されてチヤホヤされたい」
「大天才でしかも女子にウケる桑門先輩と並べられたら絶対劣ってるところがわかってしまう（本気じゃないにしても桑門先輩の作品隠しちゃおうかな…？とか言い出す）」って考えてたり、
でもかっこつけたいだけじゃなくて、自分が素人として美術部に入った経験と、自分にあまり才能がないからこそできること「美術のやり方がわからない初心者の目線に立った見せ方」も真剣に考えてることがわかります。
一方で新歓16の方の廣瀬は、新入生の前でへたっぴ晒したらかっこ悪いし練習するぜ！って感じで美術部が休みの日の美術室で似顔絵の練習をしたりしてました。
あと3月カレの廣瀬も夜遅くまで一人で美術室に残って絵を描いてたところが共通してるなあ世界線が違っても廣瀬だなあと。
新入生歓迎会の廣瀬は、後輩にかっこつけたい気持ちと、天才の桑門先輩を意識する気持ちと、新入生の目線に立てることと、それに何より部活の新歓っていうイベントのために色々考えたり、残って練習したり、すごく頑張ってるところ、色んな目的や気持ちが混在してるところがすごく良くて、新歓16世界軸の廣瀬で描写されてるのは、先輩として後輩に笑われないように、かっこつけられるように事前に練習して新歓に臨もうと思ってるっていうところだけど、多分描かれていないけど気持ちとしては3月カレの時に見えたようなこともきっと考えてるんだろうなあと思います。そういう気持ち込で新歓16を読みました。
そうやって「後輩に見られてかっこわるくないように」って意識してた廣瀬の新歓当日、「見られてカッコイイと思われる」「見られて笑われる」どちらでもないことが起きるっていう話ですよね…新入生がみんな天才芸術家の桑門に注目しちゃって、廣瀬のまわりに誰もいない、っていう状況になっちゃうっていう。私がめっちゃ泣いたのここなんですけど、（新歓廣瀬は私のボイフレ史の中で一番感情を揺さぶられて泣いたストーリーだぞ）
当日まであれだけ新歓のために頑張ってたのに、誰も自分の作品を見てすらくれなくて、みんな「天才」桑門碧を見てるの、本当に悔しいとか悲しいとかじゃなくてやるせなかったり情けなかったりする気持ちもあっただろうし、
これは想像だけど、「そもそもオレがいくら頑張ったところでみんなが桑門先輩に注目しちゃうなんて最初からわかってたじゃん、何頑張ってたんだろう」って思っちゃったかもしれない。新歓に向けて頑張ってきた廣瀬が注目される桑門の方を見てるときの気持ちを考えるだけで本当に一言では言い表せなくて、あああ…ってなる
そんな廣瀬が暇でさー！なんて笑ってごまかしてるけどヒロインが見てもわかるくらい落ち込んでるところももう痛々しくて苦しい。
大きく傷つけられたわけでも、取り返しのつかないことになったわけでもないし、ちっぽけで大それたことじゃないけどちっぽけな凡人である廣瀬にとっては本当に複雑な気持ちになったんだろうと思うし、本当に他でもない廣瀬っていう人間の世界の出来事、って感じで苦しいけど大好き…（画面の向こうから見てる勝手な人の気持ち）って感じでなんかもうさーー！！ねー！！うまくいえないけどこういう壁にぶち当たって軽く自信をなくしちゃう等身大の男子高校生凡才美術部の廣瀬櫂くんがたまらなく好き
でもそこで終わらなかったのはヒロインのおかげで、新歓準備頑張ってた（ヒロインも似顔絵のモデルとして協力してた）廣瀬が気になって新歓の様子を覗きに来たヒロインが、ヒロインだけがその場で廣瀬のことを見てて、落ち込んでる廣瀬に声をかけて、似顔絵の続きを描いてほしい、って言うの
この時廣瀬は正直かなり自信をなくしてるので、「オレでいいのかよ？」とか言っちゃってたけど、ヒロインは「廣瀬くんじゃなきゃ駄目だよ」って言ってくれて、それは元気づけるためでもあるけど廣瀬の頑張りを知ってて廣瀬の絵の良さを知ってる彼女の本心だから、だから廣瀬の彼女はすごい！！本当にすごいとおもった。ここも感動した
そうやってヒロインに元気づけられて、ヒロインのために絵を描き始めた廣瀬が描きあがった時には気付いたら新入生が廣瀬のまわりにいて、廣瀬の絵見て褒めてるんですよ。リアクション的にも描きあがるまではあんまり周囲を意識してなかったように見えるし、本当に楽しくて周囲を意識しなくて夢中で楽しそうに描いてる廣瀬は人を惹きつけるし、良いものが描けるっていう
そういう時の廣瀬は誰に見られているとか、どう思われてるとか、桑門が天才だとか、そういうことよりも描く楽しさに夢中になってるっていう状態になってるんだと思います。多分。
そしてそれが美術部・廣瀬櫂の最大の持ち味であり特徴であり、桑門に「楽しそうに絵を描く」って言われてる彼の真骨頂で、彼が一番良い絵を描くときのコンディション！だと確信できる（これは他のストーリーも含む個人の感想だけど）
きっと普段でも廣瀬は楽しそうに絵を描いてるし、多分本人が技巧とか評価とか気にした絵より何かすっごい描くの楽しかった絵の方が評価高かったりしそうな気がするし（これは想像）、もう一度言うけど桑門も廣瀬が楽しそうに絵を描くところが良いな、って思ってるみたいなので、
技術や才能は全然及ばなくても、楽しそうな絵を描けるっていうのは廣瀬の武器だしすごいところで、そして新歓のあの場でその廣瀬の最大の持ち味をあの場で引き出したヒロインの存在がめちゃくちゃ凄すぎて、もう本当にこれが廣瀬のガチ恋相手だよ…って感動したし拍手したし最高でした…。
新歓16、本当に好きです・・・
余談だけど桑門の新歓15にも廣瀬は出てきてて、こっちでは桑門から見える廣瀬って感じですごい。さっきから述べてる通り廣瀬から見える桑門は天才で、それゆえに人を惹きつけるメチャメチャすごい先輩なんだけど、
桑門から見た新歓の廣瀬は、「自分が不得意なビラ配りや声かけを難なくこなすすごい子」なんですよ！！！すごい！！！！！桑門にも苦手なことがあって、廣瀬はそれができる！！新歓っていう一つの舞台で廣瀬から見える桑門、桑門から見える廣瀬の両面から彼らが見えるところがまじでまじで本当にすごい 感謝
