コーシエンに行く2025夏

実は甲子園って行ったことがなかった。酷暑が極まる一方だし、肉体も不滅ではないので、行ける時に行っておくべきだと思い今年は高校野球を見に行くことに。

そう思っていたのに開幕するまでチケットを取っていなかった。開幕日に思い出してチケットを取りに行ったところ、内野席は全滅していた。ばかやろう
仕方ないので外野席を確保。15日の試合を見に行くことにした。ちなみに当日になるともう外野席すらチケット買えない有り様である。このクソホットなのに日本人は野球が好きすぎると思う。

 

 

この日はRTAinJapanの最終日。ケツバトラーはリアタイしたかったので、移動中にスマホの通信料に気を使いながら視聴。ウチの契約だと1GBを超えると請求が増える。

 

甲子園駅!

に着いたはいいのだけど、事前に購入していた冷タオルを持ってき忘れたことに気付く。アホ。
甲子園近くのコンビニにいったら沢山売っていたので調達した。流石に需要が理解されている。ついでに塩タブレットも買い足しておいた。塩タブレットも事前に準備していたのだけど、うますぎて普通にめっちゃ間食でつまみ食いして減ってしまっていたため(わんぱく情報)

球場近くのコンビニだけあってグッズも色々売ってたので買っちゃった。このミャクミャクの色ヤバ(ランダム)

 

吉野家もタイガース色。この辺イオンモールやららぽーとがあるのでショッピングモール徘徊欲が満たせそう。試合が終わったら散策しようかな。

タイガースファンを選別する口

本日のチームのみなさん!(三塁側)

阪神甲子園球場!やっぱりこのビジュアルがシンボリックだよね。

 

実は球場の外野席に座るのって初めて。観戦行くときはだいたい内野でまったりしているので。
外野席、安いだけあって椅子がちゃちいし狭い。これ、終日チケットの高校野球だから(特定の試合だけ見て去る人が多い)けっこう空席が多くてマシだけどミチミチのギチギチに座らされたらキツすぎるかも。

メシなど。甲子園カレーも食べたかったけど炎天下の下でカレー食う気があまりしなかった。かき氷久しぶりに食べたけどいちごソースもミルクソースもたっぷりで美味かった。ただ暑すぎて一瞬で水になるので完食RTAが求められた。

 

いやあ暑い。わかってはいたけど。
冷タオル、初めて使ったけど本当にめっちゃ冷えるのですごい。どういう仕組なんだろうか。調べてみると蒸発する気化熱の作用で肌の熱やほてりを逃すんだとか…よくわからんけどすごい。

暑かったけど一応準備してきたのと、持ち前のたくましさでとりあえずなんとかなった。

装備
・1.5Lの水筒
・冷タオル1パック(5本入り)
・塩タブレット
・帽子

現地で追加した水分
・コーラ1本
・水1本
・冷凍アクエリアス

やったこと
・各試合の切り替え時間と、5回終了後のクーリングタイムには屋根の下に行く
・レフト席の方がまだ影ができると聞いたのでレフト席を選んだ(実際午前中ちょっとだけ影だった。誤差程度ではあるが)

冷タオルについてだが、1日中甲子園にいるつもりなら2パック(10本)あってもいいかもと思った。1枚につき1時間程度しか持たないので、ある程度計画的に使わないとすぐ無くなってしまうなあと思った。沢山用意していれば次から次へと替えることができるので気兼ねないと思われる。まあそもそも朝から晩まで甲子園にいるなんてバカのやることなので推奨しないけども。

デカ水筒については万博にも持っていった。かさばるしけっこう重いけど、保冷力があっていつでも冷たい水が飲めるのはアドだと思う。中身が無くなってもここに追加すればいいし。ただ重くてかさばるのでそこで無駄な体力を使えない人は普通に現地でペットボトルを買おう。

現地で買った冷凍アクエリアスはかなりよかった。凍ってるうちは体を冷やせるし、飲めば熱中症対策になるしでいいことしかない。

塩タブレットもガリガリ食べてた。普通にうまいためめちゃくちゃ食べてしまう。ただ、もったいぶって舐めまくっていると舌がジャリジャリになってしまってヒリヒリするようになってしまったので普通に噛んで食べた方が良いと思う。

忘れたものといえば扇ぐものを持ってきていなかった。仕方ないので鞄の中に入っていたオリックス・バファローズのハリセン(前に観戦した時に配布されていた)で扇いでいた。
観客がみんな何かしら扇いでいるので客席がパタパタ揺れててなんか綺麗だった。

持ち前のたくましさで熱中症にはならなかったけれども、流石に昼過ぎになると脳裏にうっすらと『このままこの環境に長時間居続けると死ぬんだろうな~』というのは浮かんだので、やっぱり朝から晩まで甲子園の外野に居続けるのはそんなによくないと思う。いたけど。

なんか最近自分の肉体の耐久テストをしてしまうようなきらいがあって、先週も朝から昼まで炎天下で往復3時間くらい散歩をするなどした。(流石に1時間半で喫茶店に入って飯食ってから折り返しているのでぶっ通しではない)その時も「家まであと+30分かかるとかだったらマズいことになるな」という予感とともに終盤を歩いていたので、そこら辺に限界があるような気がする。

学生とかの頃の『ガチで若い時分』って全然己の体力値のようなものを可視化したことがなくて(そもそも運動嫌いだったし何も考えずに飯を食いまくってた)普通に体育ではヒイヒイいってた記憶しかないし、よって今とどの程度体力差があるのかがよくわかっていない。比較対象となる過去の記憶が曖昧なので衰えを感じることもできない、という謎の鈍感さになっている。でも今時分は自身の耐久力を可視化できてしまっているので、これから年を経るごとに比較して体力の減少を確かに感じてしまうのかもしれないと思うとなんかヤだな。元気でいよう。

 

色々対策したおかげで熱中症になることもなく、また座席がそのブロックの後方だったおかげでちょくちょく立ち上がることができたため(座りっぱなしじゃなくあれた)足腰も大丈夫だった。ただ両腕がメチャクチャに筋肉痛になった。マジのガチで痛い。両腕がマジで痛い。始終拍手したり扇いだりする動作をしていたせいだと思う。普段使っていない筋肉を使うと痛になる。

 

さておき観戦の話に戻ります。

雨である。炎天下からの突然の直下、雷、大雨。うわあ。

先月万博行ったときも雷だったんですけど。今夏の本格的外出の日にピンポイントで雷落ちすぎじゃないですか?雨女雨男ならぬ雷女雷男の概念が生じてしまう。

幸いにして試合としてはキリのいい5回終了タイミングだったのでよかったけど、ここで1時間ほどの中断。人でミチミチの廊下で再開を待つことに。

待ち時間にソフトクリームを食べた。んまっ

再入場不可システムなのでショッピングモールに散策に行くというようなこともできず、ひたすら待つ。ポケポケやったりマケイン読んだりしていた。

1時間ほどかな?で雨がやみ、再開の準備がスタート。

土から雨を避けるための巨大なシート、本当に巨大すぎてすごいなってなる。こんな巨大なシートがあるという事実がなんか面白い。

シートを仕舞うときは一旦縦長になるまで折りたたみ、そこから巨大な棒状のものに巻き付けていた。へえ~

雨上がりの夕方の空

そうやって日は沈んでいき…

夜。

朝に1時間、昼過ぎに1時間と計2時間ほど遅延したため、本来の試合終了予定時間に第4戦が始まる、というくらいに押していた日だった。試合終了は8時半頃だった。

第4戦のクーリングタイムにギリギリで滑り込んで唐揚げ丼を買った。私の買ったのが最後の唐揚げだった。あぶねえ。

 

各試合の感想

第1試合:東洋大姫路(兵庫)VS花巻東(岩手) 8-4
5回終了あたりに到着したのでそこから観戦。大谷翔平の出身校で名高い花巻東ではあるが、東洋大姫路は地元兵庫なだけあって応援の圧もすごく、かなりアウェーな雰囲気だった。大差がついていたが終盤に追いすがり、終盤3点差ならまだあるで!と思えるいい試合だったと思う。

第2試合:西日本短大付(福岡)VS聖隷クリストファー(静岡)2-1
接戦だった。終盤に聖隷が追いついてからの、その裏で西日本短大付が勝ち越してそのまま9回を〆ての勝利。前の座席のキャリーケース持ちの兄ちゃんたちがすごく喜んでいた。多分地元民なんだと思う。
聖隷のチャンステーマの「せい!れい!」がクセになる

第3試合:佐賀北(佐賀)VS明豊(大分)6-1
九州対決。この日、九州勢めっちゃ多い日だったな。
序盤は佐賀北が押せ押せだったが決めきれず、中盤から波に乗った明豊が突き放す展開だった。やっぱり甲子園常連校だけあってこういうところに地力を感じる。
明豊は校歌がやたらポップなことで有名なのだけど、生で聴けてちょっとテンション上がった。
佐賀北の応援ブラスバンドがめちゃくちゃ迫力があってよかった。イニング頭の盛り上げがかなり上手い。

第4試合:県岐阜商(岐阜)VS東海大熊本星翔(熊本)
本日の九州勢4校目。関西から遠いチームだと応援アルプス席の空席が目立つことも多いのだけど(学校応援席以外は多分親類やOBなどが座る場所なので)この2校は両方かなり埋まっていて壮観だった。
序盤は岐阜商が大量にヒットを打っているのに1点もとれず、ノーヒットの星翔は1点先制するというチグハグな展開だった。だがヒットたくさん打てばどこかで点が入るもので、中盤岐阜商が逆転。終盤で星翔が追いつくものの、直後に岐阜商が勝ち越しての終幕。いい接戦だった。

試合が終わってから甲子園の外周を歩いていると、負けた星翔の応援団が丁度出てきたところで、応援していたチアの女の子が号泣しながら親御さんと思しき人と抱き合っていた。応援に来ている人って全員が全員マジであるとは限らないのかな、と想像してしまうのだけど(招聘されて嫌々って人もいるんじゃないかなとか。暑いし)こうやって選手のことを自分ごとのように応援している人も確かにいるんだなあと思うと、なんかよくわからないけど安心した。

 

応援のアゲアゲホイホイって何年か前は報徳学園名物って感じだったけど最近はどこもやってるよな。でも学校によってアゲアゲホイホイのテンション感とかテンポ感が違って面白い。明豊アゲホイななんか微妙に低いし東海大星翔のアゲホイはなんかアップテンポだった気がする。

 

甲子園で見る高校野球の感想

聖地とは言うが野球観戦初心者向けではなさすぎるかも。と思った。暑いからとかではなく、ユーザーインターフェース的な観点で(?)
試合の進行がスクリーンなどで確認しにくい仕様なんですよね。スクリーン少ないし、単色だし。野球を見慣れていない人だと今何が起きているか分からないという感じになりそう。

まあその辺のデータを詳細に表示できるのはプロ野球がプロ野球だからというのはあると思うんだけども。でもバックスクリーンはもうちょっと構成見直せない…?とは思った。

他試合の結果ってこんなずっと表示してなくてもよくない?って気がする

 

その辺で言えばエスコンフィールド開催の北海道地方予選の方がよっぽど分かりやすいと思われる。その上涼しいしグルメも死ぬほど充実してるし大谷の壁画もある。初心者でもおすすめの野球スポットです(?)

 

しかし、その辺の観戦の不便さがあっても連日チケット売り切れだし特に改善しなくても客入りに困ることはなさそう。日本人、野球が好きすぎる。そして甲子園ってやっぱりこう、『聖地“感”』というブランド力なんだな…ということを感じた。甲子園、神宮、花園。私は(環境だけなら)本戦をエスコンフィールドでやればいいじゃん大谷の壁画もあるし(?)と思っているけど、まあそういうことじゃないんだよというのはわかる。あと南の方の学校の移動が大変すぎるだろと言われるとそれはそう。

 

 

そんな感じの甲子園記でした。終わるのが遅すぎてショッピングモール徘徊ができなかったのが残念。でも閉店間際のイオンモールをちょっとブラつきはした(どんだけショッピングモール徘徊したいんだよ)

 


翌日メモ

・足腰は相変わらず平気
・両腕の筋肉痛はぼんやり残る
・買い物行って重たい荷物を肩にかけていると肩が…!こう…!ヤバい!!
・酷使したのは足腰のはずなのに腕と肩がヤバい!!
・日焼けヤバすぎてスマートウォッチ焼け跡ができる