最近、恋って何?っていう中学生みたいなことばっかり考えてる気がする。思春期かな?
まあ言わずもがな血潮のせいなんですけど
恋する人物が出てくる作品なんてごまんと見てきたし、めちゃくちゃ好きな作品にも当然出てくるし、そういう二次創作だってしたこともあるんだけどなあ。多分俺屍っていう自分の価値観と不可抗力自然にできていくものが織り混ざって進んでいくものを遊んでて、そこで発生したからなんだろうなあ。
二次創作したことあるって言ってもガチで恋愛が主題のものは触ったことないもんな。スパイス程度であとは私がこの二人可愛いちゃんですねしたいだけとかそんなんだったし、根本的な成り行きは原作見てくれっていうオタクだし。
俺屍はだって発生源私のVitaと私じゃん…私が答えに辿り着かなきゃなわけじゃん…恐ろしいよ全く
答えに辿り着くっていうのは語弊か。一応あの二人の成り行きと顛末については描きたいだけ描いたし、自分の中で理屈もつけた、けど、その上で何かしらの理解を欲しがっているんだな…。なんかもうここからは自分で描いたものとプレイしたものを半分他人目線であれこれ考える領域なんだ。だからそもそも答えなんかないのでは?ていうか答えって何?
宗教画描くためにプレイを一時中断してるわけだけど、このタイミングで中断しちゃったもんだから当然次世代のことも考えるんだけど、彼らはまだほとんど動き出してないわけで、必然的に思考を占めるのは直前の人たちになるじゃない。なんか普段考えないような概念についてずっと考えてるとそういう精神修行みたいな気分になってくる。でもここをさあ、普段考えないんで〜私の専門分野じゃないんで〜とするのは不誠実じゃないか。好きなものに誠実であれ、はトヤマのオタク鉄の掟の第1か条だからさあ…(…?)
概念への理解を深めて彼らへの認識をもっと確かなものにしたい。
ここからが書きたい本題なんですけど、最近毎週楽しみにしている番組がありまして、Eテレの「人間ってナンだ?」です。
AIについての入門的な番組で、単純にAIとか技術の話としても面白いんだけど何より、AIの進化や仕組みを知っていくことって人間の脳や思考・感情の仕組みを掘り下げていくことでもあるから、そういう意味でもすごく興味深いんだよなあ…オタクとしてであれなんですけど…
で、前回のテーマが「恋愛」だったんですよ。恋愛だけじゃなくて「好意的感情」くらいの広さをカバーしてた。猫ちゃんの画像見せて脳波を計測したりして
チュー…ルの徳…さん、猫ちゃんの画像だと好意と興味の脳波が上がるけど美人の姉ちゃんの画像を見せると好意と興味とストレスが全部上がったのも面白かったなあ。
多分私に俺屍見せたら好意と興味とストレス全部上がるんじゃないかな…笑
関係ないけど徳…さんってもう42なんすね…めっちゃびっくりした。そう言えば毎週チュー…のラジオに噛り付いてたのは10年以上前か…はあ〜
閑話休題
AI開発や脳みその研究の観点から色んな話をして、最後まとめに入る時の言葉がすごく面白かった。
AIや脳みそを研究している先生曰く、恋愛って「評価軸が変わること」
人間は自分の評価軸に従って行動をしてその結果を学習していくものだけど、恋愛や大きな出来事(ライブイベント)はその評価軸を変えてしまう。
つまり今まで時間をかけて学習してきたものが意味を失ったり、正しいと思ってたものが間違いになったり、そういうことが起きる。それは生物としてはかなり危ないことをやっている。っていう
そ、そ、それな~~!!ってなってしまった。理屈を言語化することで飯を食ってる人って感じの総括だよなあ。私が欲しかった言語化は多分これなんだと思う。すごくすごく納得した。学習・進化していく生物としてはそれを台無しにする可能性のある「自分以外の何かに対する強い好意」すごく不合理なことなんだけど、それが人間の面白いところでもある
AIはたくさんの情報を取り入れてそれを学習してより高度なことができるように進化していく…という風にできてるから、いきなり「はい!評価軸変わった!今評価軸変わったよ!今まで学習してきた膨大なデータ全部無駄になっから!」なんてされたらハア~~~!?って感じだよな。AIと恋はまだまだ遠いっていうか近づけたらダメじゃない?感ある 面白いなあ
確かに経験・学習・成長のサイクルで進化していく生物としては、学習してきたものを崩しかねない「恋愛」ってものすごく危ないことだけど、その不合理な行動によって本来ならしなかったような行動をしたり、それによって新しく生まれるものもあるんだよな。ははあ…
血潮のこと考えてる時やボイフレやってる時「恋は状態異常」って言葉を使ってたけど、私のそういうふわっとしたイメージがもっとハッキリするような、ああ~…それだ…っていう理屈だった。私の恋愛観(って書くとすごいスイーツ感あるな 物語の人物の行動を裏付ける感情の理屈のようなもの)、多分間違いではなかった。と思う
血潮は本当に実直に経験・学習・成長をしっかり積み重ねてきたタイプだった。だけど強い恋愛感情の自覚とあれやこれやでプッツンいっちゃった後は彼の積み重ねて大事にしてきたこと(一族全体の為に頑張ること)よりも詠芽さん一人のことでいっぱいになってしまう。そして危ない感じになってしまって、最後には…という。こう考えると本当に理屈通りの恋愛だったと思う 危険な方の
ただそうやって今まで積み重ねてきたものでできた平衡感覚を狂わせて足を踏み外すみたいなネガティブな可能性もあり、予想できない動きや変化に発展していくポジティブな可能性もあり…うーんうーん、仕組み、すごいな…
私は恋は危ういことだなあ状態異常だなあ…と言いつつ、そういう感情を起点に今までになかった行動を取るに至ったからこそ最強のパワーを発揮できるような、「理に適ってる感情論」っていう展開も大好きなので…DS版テイルズオブハーツアニメムービーエディション…Gガンダム…
逆に考えると、私が「ブレねえ」とか「安定してるなあ…」って思うタイプって、「他者や自分以外の何かに強い好意や感情を持たない」とか「何よりも自分が好き」って人なんだなあ。
血潮と詠芽さんの流れで雷丸の話なんだけど、彼すんごい女好きでちゃらんぽらんで綺麗でセクシーなお姉ちゃんとかめっちゃ好きだけど、特定の誰かにめちゃくちゃ入れ込むってことが一切ないんだよな。それ以外の何かに強く執着することもないし、死んでも守りたいほど大切なものもない、雷丸は生にすら執着してないし死を恐れてないんだよ。とんでもない。そりゃあ安定してるわ
「安定してる」と「強い」ってまたちょっと違うんだよな。安定してて強いってタイプもいるにはいるけど、雷丸は「強くないけど安定してる」タイプ
崩れないんだよな。彼自身の評価軸が変わることがほぼないから。ああ、はあ~ なるほどなあ
他に「安定してる」と思う例と言えば紅子さん。紅子さんは最強クラスの心風に最弱の心土・信条:あるがままを擁するアルティメットナルシスト。自分が一番好き、自分が一番美しい、どんな状況にあっても自分を肯定できる。何よりも自分が好きだから、それ以外を好きになることによる評価軸のブレが起きないんだな。すげーや
まあ紅子さんの場合は安定感に加えて強さにもちょっと足を踏み入れてる気がするけど、私の辞書の意味的な「強さ」とかちょっと違うかも
多分私が「強い」って思うのは、好きなものや大切なもの・譲れないものや執着してるものや強烈な感情があって、その危険な感情から完全に足場を崩すことなく強さや前進する力に昇華できている、っていう理屈なんだろうな。ヒメ然り、瀧代姉さん然り、こさめ然り、崩れかけて踏ん張りきった晩年の姫子然り、クリア時の地平然り、火輪然り…こいつらは「強い」んだよな…
私が何度か言ってる「自我が強い」って多分これのことなんだと思う。ところで自我強男がいないのはなんでだ
普通に強い男は何人もいるんだけどな…なんていうんだろう、ちょっと危ない橋を渡りつつ強い、みたいなタイプがいないんだなあ。強キャラ筆頭のタツトラはマジで強キャラだったし、紅丸も赤月も「評価軸がずっとぶれない安定感」タイプ
強いて挙げるなら俵はそういう「強さ」持ってたかもなあ。でも強烈な自我、まではいかない印象
あす太や北海も弱さを内包した上で頑張ってたけど鋼レベルまで磨き上げられてたかというとそういうわけじゃないし、強い力で押せば普通に揺れそうな感じ。
あ~~~~、自我強男と言えば彦太郎か。彦太郎だわ
あいつも途中までは評価軸ブレないゆえの安定感系だったけど、姫子に思いっきり頭突きしてから紅蓮の祠で燃え尽きて地獄行き宣言した晩年はマジで「自我が強い」状態だった。弱さをしっかり強さに昇華していた。自我強男選手権、彦太郎選手の独走か?
…なんか最初恋愛の理屈の話してたはずなのになんで最強議論みたいになってるんだ…?
いや恋愛に代表されるような強さにも弱さにもなる感情、もちろん他の感情も大なり小なりそういう要素はあるし、それで強くなったり弱くなったりする理屈の話は面白いし、そうすると最強議論になるよな…という…
最初この壁打ちしはじめた時は恋愛とか評価軸とか好意的感情って話の流れから大也のこじれ感情の話するつもりだったんだけど完全にそういう流れじゃなくなったのでやめときます。そのうちね…そのうち