※再プレイなので現行部分以降のネタバレとかも普通に含みます。
遂に最終章突入 もうちょっとで終わりです
進行メモ
◆メインストーリー
SCENE6-機動結晶城 サンドリオン
◆サブイベント
111 苦しむコランダーム
メモ・102未回収
申し訳ないけどこの絵面面白すぎる ロアが歩いてきてコテって倒れるしストリーガウは三角座りして完全に幼児退行しきってるし
インカローズもかなりダメージ食らってるのに膝ついてるところで耐えてるのにロア…コテって倒れてる……
ロアの登場かなーーり久しぶりなんだけどね。後半戦突入後のブレーメ山以来なのでなんかフラフラしてるロア見ると「!?」ってなるんだけどあの状態でぶち流されたのけっこう堪えてたのかな まあ普通なら再起不能になってそうだもんな そうだよな よく帰ってきたよな
コランダームはサンドリオンの制御コア代わりにされてるしクリードの配下たち全体的にボロッボロなんだけど「クリードが追い詰められてる」感じは全くしないところがクリードらしいなと思います。
前にも言ったと思うしずっと思ってることだけど、クリード=グラファイトっていうラスボスは組織らしい組織を全然従えてなくて、かといって全部一人でやってるわけでもないっていうタイプなんだけど…だからかほんとに配下の纏まりがないんだよね笑
クリードに心から付き従ってるのはインカローズだけで、あとの3人は別にクリードの為に!とかミジンコほども思ってないという。それはクリードの人望どうこうではなく、クリードにとっては「パシリはその程度の存在でいい」くらいの認識だから、なんじゃないかなあ。
自分をどう思ってようがクリードにとってはどうでもよくて、だから原界のイロモノソーマ使いストリーガウも仲間に入れちゃう。適当にパシリになってくれれば後はどうでもいいから
クリードがガルデニアを復活させる為の駒以外の何でもない そういう敵の親玉は別に珍しくはないけど、そのタイプで更に部下から信頼も好意も何もない(インカローズ除く)っていうのがクリード=グラファイトだな~~!!ってテンション上がります。
そしてその配下たちと比べるべくもないくらい力を持ってるから、他の連中がボロボロだろうがなんだろうが別に関係ない、クリード自身は余裕ぶっこいてるし実際部下がやられてることでクリードが追い詰められてるって事実は全くないんだよね つえ~ こんな強いのにガキみたいに好きな女しか見えてないところが最高
普段インカや配下を労ったり褒めたりすること全くない(カスみたいなもんだと思ってるから)くせに❤フローラのため❤のお使いを完遂させたときだけこんなに素直に褒めるのほんま ほんまこのクリード これ これがクリード=グラファイト…
客観的に見てガルデニア復活にも結晶界復活にも関係ないフルエーレ確保って、クッソ強いインカローズが残機を3つも落としてラス1になる(あとエボルブ阻止失敗)という代償に見合ってるとは思えないことなんだけどその残機ロスト報告を受けたクリードの返答は「かまわん」なんだよね
多分これフルエーレ確保失敗してきたらこの場でインカローズぶち殺されてたんじゃないかな…ほんとにクリードにとってはフローラ>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>(絶対に越えられない壁)>>>>>>>>>>>>>>>>その他 だから
そもそも戦力的な意味でも先に述べた通りクリードが圧倒的(「要するに貴様らはネズミ以下のガラクタだという事だ」)だからインカの残機がいくつ減ろうがインカが死のうが知ったこっちゃない、クリードが遂行するガルデニア復活には影響しない、それよりもフローラの為の精霊を採ってくることの方が何億倍も重要なんだなあ っていうのがここのくだりのクリードから発せられる言葉の端々から伝わってきてあ~~~好き……ってなりました
クソとかクズ野郎とかそういうのじゃなくて(いや目線や人によっては十分クソなんだろうけど)ほんとにこいつフローラしか見えてない、彼にとって世界はフローラとそれ以外しか無いんだろうなあっていうところがまじで好き
あっ さも利害の一致風に言ってるけど実際は臆病な性格ゆえにクリードに逆らえないだけのクロアセラフさんチィーッス!(ソースは公式攻略本)
クリードに逆らえなかった件は確かこの後リノにも突っ込まれてたしサブイベントでそういう描写があるわけだけど、ほんとクロアセラフのクリードに対する強がったセリフを見るたびに(でもこいつ怖くて逆らえないだけなんだよな…)って思うと味わい深い
そしてクロアセラフが基礎的な戦闘能力だけなら作中トップクラスだということを踏まえて見るとクリードの強キャラ感が更に強まるから本当に好きな構図です ふふ
ここ、探索するとちゃんと背景にフルエーレ飛んでるんだなあ。
前回、フルエーレは泉を離れたら長くは生きられないって言われてたけど即死んでしまうってほどすぐではないっぽい。少なくともEDまでは生きてたものね
同型の機械人が出て来るの見るとクンツァイトってまじで汎用型なんだなあって実感できて興奮する
汎用型であることは何度も語られてるけど、失われた結晶界の機械人である以上原界目線で見るとクンツァイトと同じ型の機械人を見る機会って無いし、機械人って存在自体が全く馴染みのないものだからクンツァイトはすごく唯一無二に見えるけど、結晶界目線で見るとクンツァイトって大量に生産されてるジャック型汎用機械人の一体なわけで…特別仕様なセラフ兄弟とかに比べるとそもそも戦闘特化ですらないし…もちろんクンツァイトはこの汎用型たちと違って疑似スピリアという自我があり、ソーマを扱えて、そして何よりリチアとの絆を持ってるから同じ存在ってわけではないんだけど、うーんうーん上手く言えないけど大元の機械構造的には大量生産の汎用型なんだよな~~~!!ってところがめちゃくちゃ患部に効く そりゃあクロアセラフに勝てるなんて思わないわけだ
うまく言えないけど「言葉では説明されていたもの」が視覚情報・感覚的に実感できるとすごく興奮するタチです。
ここ本当に好き ブレーメ山の時の感想で散々言ったことに近いけど、機械ながら心を持ってしまった人たちの「こんなものがなければ」という気持ち
クンツァイトはそんな自分の感情が主を裏切ることに繋がったり、ただの機械なら遂行できるようなことができなくなってしまうんじゃないかっていうことを恐れていて、
クロアセラフは臆病で誰かに縋らないと生きていけない弱い心を持ってて、しかも主を喪ってしまってるから更に拗れまくって「この感情を与えた人間が憎い」「クンツァイトなら自分を理解してくれるはず」という思考回路になっている。クロアセラフのこれほんとなんというか精神を保つための自己防衛思い込みって感じで痛ましい
クンツァイトもクロアセラフも、「感情を持った」ことを苦しんで悩んでいて、前の記事でも述べた通り人間も同じように「悩む」という思考をする。でも彼らは「機械」だから、人間と違ってそれが与えられたものだからとか、これが無ければっていう風に考えてしまう。二人はやっぱり似ているところはあると思うんだよなあ。
二人共同じように苦悩と葛藤を感じている、それは確かだけど決して分かり合うことができない。
クンツァイトにとってはクロアセラフの苦悩と葛藤・そこから出る猟奇・狂気的な言動を「理解できない」
クロアセラフは自分の苦悩と葛藤をクンツァイトも一緒だと押し付けている、結果「理解できない」という感じかなあ。
いやーーほんと私はこの二人、近いところにはいると思うんだけどな!?近いけど絶対に絶対に分かり合うことができない、触れ合うことはできない みたいなところにいる
クンツァイトにとっては主をこき下ろし、人間を裏切り、他の機械人を侮辱し、尊重しないクロアセラフなんかが「自分と同じような苦悩と葛藤を抱えている」と歩み寄ることは不可能だよ 何か、どこかで道が違えば少しは理解できたかもしれないけど、そんな関わりを持つ時間は多分この二人には無かった
クロアセラフはもう本編時点で完全に気が触れてるので(理性がぶっこわれてる狂気とかではないんだけど、もう彼の精神面を防衛するにはそう考えるしかないんだろうな、と私は解釈してます)「自分を理解できる唯一の存在クンツァイト」という幻影をひたすら押し付けている 彼は本当に「クンツァイト」のことは見てないんですよね。自分の思い込みのクンツァイト像を見ているだけで、だから首だけにしてお話しよ❤とか言ってしまう はーーー…
なんかね、この「近いはずなのに決定的なものがズレてて理解し合えない」っていうのもすごく人っぽいなあとか思っちゃうんですよね。この二人の関係見てると あと他人に理解や共感を求めたり、理解や共感できるかどうかで判断するところとかも。
二人の感情の発達はやっぱりちょっと未熟で短絡的に見えてしまうんだけど、それは機械だからではなく機械という自認で生きてきたからなんだろうなあ。など
クロアセラフへの反応も含め、このあたりのクンツァイトの言動や描写が本当に本当に本当に良い・・・・・・
リチアの望むまま、リチアのやりたいことを最優先してきたクンツァイトが、「リチアを想うがゆえに彼女に従うことについて悩み、葛藤してしまう」という変化 あ~~ 良い…
でもそのどちらも、クンツァイトがリチアを想うが故であるということは共通していて
「命令などしません。そんな事をしなくても、あなたはいつだってわたくしを助けてくれますもの」
従者として主の命や主の行動・考えをとにかく補佐するのだ、っていう段階から「主を想うが故に主の意に背く行動が頭に浮かぶ」という領域に足を踏み込みかけてるの見ると、バイロクスやインカローズは既にここを突破してるんだよな~~~~!!ってなって従者の在り方~~~~!!!!すぎる あ~~~~~っ二人がだいぶ前に通過した場所にクンツァイトがたどり着こうとしている 成長と感情の発達ですよこれは…
更に言うとバイロクスやインカローズはそれが頭に浮かんだ上で行動に移すところまで行ってるからほんとに一歩先に行ってると思うけどね
でもなんかクンツァイトは機械人としてはインカローズが歩んだであろう道に入りつつ、シングやヒスイたち人間のアツいところにも感化されて…って感じで、クンツァイトだからこそこうなった、って感じの独自の成長を遂げているような感じがして最高だな…そしてその根底にはリチア様を思う気持ちがある。クンツァイトはまこといいキャラだよなあ まあメインキャラからモブキャラまで皆いいキャラなんだけど(信者並
ここ本当にオッ・・・ってなる 仲間でも察することができなかった(ヒスイやクンツァイトを除く)リチアのスピリアの消耗に一見して気付くという描写がなかなか…リチアのスピリアが本当にキツい状態になっていることをシングたちに気付かせる発言であるとともに、ストリーガウという男が本当に病的に人間のスピリアに執着しているということが感じられる良い~~~描写だ…
ストリーガウが病的にスピリアに執着してるなんてことは当然これまでの言動でも分かりきったことなんだけど、だからこそスピリアを見る目も研ぎ澄まされて常人を超越しているっていうところまで分かるのが良すぎる 本当にこの人クリードの正体を知った上で彼の配下についたことといい、そのまま配下として受け入れられて結晶人や機械人に囲まれて普通にやってたところといい、誰よりも原界離れしてる精神性の持ち主なの ほんとにほんとに好きです
ストリーガウ、発言見てるとやっぱりかなりゴリゴリの毒親持ちなんだろうなあとは思うけど、明言はされていないんだよな。だからきっとこう!!と言い切ることはできないんだけども
心がぶっこわれた原因は「ストリーガウの綺麗な石のコレクションを捨てられた」ことで、でも当然そこに至るまでに累積した色んなことがあったんだろうし そこは想像することしか出来ないんだけど
ストリーガウの素の性格が完全に幼児なのは、幼児時代に心がぶっこわれたからでFAだろうな。そして「ママに捨てられた石」は呼んで字の通りそこら辺から拾ってきたりして集めてたただの石(ジオ少年の宝物)で、でもその石がきっかけで心がぶっ壊れちゃったもんだから綺麗な石のようにキラキラ輝くスピルーンに執着するようになった
当然同情とかするための設定ではないんだけど、キチガイ敵役にも人生と歴史ありをゴリゴリ感じさせてくれるっていう意味で、それに心の物語的にもこういう本当にヤバい方向に振り切れてしまった人の存在も「心」の描写の一つだなあという意味で、めちゃくちゃ好きです。ジオ=ストリーガウ
インカローズのこの手の煽りもここまでくるとお決まり感があるけど(プレイヤー目線的には)シングたちにとっては何度同じ手で言われようが、それが神経を逆なでするための煽りだと分かっていたとしても、「大切な仲間や家族の死への侮辱」なわけで 決して慣れることはないしあ~はいいつものいつもの、なんて思えるわけがない そんなシングたちがこの旅を通じて仲間との絆・繋がりを得て成長して、憎しみや怒りに負けずに踏ん張れる心を手に入れたのだ というくだり…
なんかもう最終盤なのもあって今までの流れの結論とも言えるような描写が沢山来て集大成だ~~!!みたいなことばっかり言ってる気がする
いやあほんとにでもシングVSインカローズの煽りはそれこそ物語の始まりからの因縁だし、シングはそれに負けてクリードを復活させて、自棄にもなり、折れそうになって・・・っていうのを経て、そして今インカローズの揺さぶりに打ち勝つことができるようになった っていうのはほんとにほんとに凄いことだ~~~~!!
それはシングが長い旅をした結果の彼自身の成長でもあるし、決定的に違うのは後半戦に突入してから仲間たちとより強く、深く繋がりを持ったことであり、バイロクスやペリドットが死んでも心が繋がっていることが分かるからこそ、そしてその想いが分かるから彼らの死を侮辱されて怒ったり憎んだりすることを二人が望んでいないってこともきっと分かるだろうし、なんかもう諸々色んな想いを乗せてシングのソーマは力強く輝く!!!そしてインカローズに一矢報いる!!というのがもうアツすぎる・・・
繰り返しになるけどインカローズに一太刀浴びせた時のシングのソーマにバイロクスとペリドットの想いも乗っている、っていうのが本当に本当に良いよね・・・カタルシスだよね・・・
シングがインカローズに攻撃を浴びせたことは今まで何度もあったけど、本当の意味で彼女に「一太刀浴びせた」「一矢報いた」と言えるのは今回が初めてなんじゃないかなあ。今までだと残機が残ってた彼女が今はラス1で、その機体ダメージを与えることができた(数字的に追い詰めることができた)って意味でもあるし、何より偶然であるけど「インカローズの目を傷つけた」っていうのが本当に本当に、本当の意味での彼女への一太刀だと思う
最終機体の目を傷つけられたことでインカローズは本気で激昂する、心に貼ってあったバリアのようなものが砕けたというか…物理的な意味以上に彼女の「心に刺さった」攻撃なんだよな~~~~~~!!!
いやほんとにインカローズの感情むき出しを見れるタイミングっていうのが、クリード復活の時の喜びの声と、この(クリードに褒められた誇りある)目を潰された時の怒りなの、もう~~~~!!!
ほんっとうに彼女の感情はクリードでしか動かないんだなあというのが好きだし、その感情の出方が上手く言えないけど本当に良い あ~ほんとにほんとに好き
そしてクリードの意思に反するような行動をして捨て身でシングたちを滅ぼそうとするところ、まじでまじでバイロクスを思い出すんだよ インカローズとバイロクスには直接は何もないけど従者キャラの対比図としての見方が楽しすぎる。もちろんバイロクスはここまで破滅思考ではないけどね
主のことを何よりも第一に思っていて、主の為なら己の身も省みなくて、でも完全にただのイエスマンではなく時には主の意思に背いても主を守ろうとするところ
やっぱインカローズのスピリアの成長の仕方は機械人の中でも頭一つ抜けてるように見えるんだよなあ。
そういう意味では「フローラは自分を許さないだろう」ということを考えながら、恐らくフローラは復讐や憎しみで喜びはしないだろうということも分かっている上でロアやクリードを殺そうとしたリノもインカローズに近い成長を遂げているのだろうな。
クンツァイトは最近やっと「主を想う故に意思に従うことについて悩む」段階に達したところで、守護機士だった頃のロアなんかはフローラのこと大好きで彼女に悲しんでほしくない、みたいな想いはあったけど恐怖心に勝てずクリードを止めに行くことができなかった。(そして今のどうしようもない状態に至る)やっぱりロアが一番未熟じゃないか
二千年前段階ではクンツァイトも発展途中で今よりずっと機械然としていたし、表面上で言えばロアの方が感情豊かだったけど、それでも「クリードに立ち向かうことができた」という点ではクンツァイトの方が強かった…と思う
なんかこの辺まで脳みそ垂れ流しで書き殴っててふと我に返ったけど「心の成長の定義」ってそもそもなんだろうなってなってくるな。
ロアは強い感情の方向性が恐怖なんかの負の方向に寄っていたから、その気持ちに負けてしまったから疑似スピリア持ちの機械人の中で一番未熟である、と思うんだけど…彼が機械人の中で誰よりも感情が垂れ流しになっていることは確かだし、負の感情を感じてしまうようになっているのもそれはそれで心の発達だと言えるし
だからこそロアはリノを見て「自分よりスピリアが発達してないヤツ」だと思ってたわけだし
うーんうーん心の成長の方向性の違いに優劣はないんだけど、「強さ」を基準に考えるとロアが一番未熟 って思うかな。やっぱりロア以外の皆も主に対してただ機械のように、主人に支配されて命令に従ってるわけではないんだよね。複雑な想いがあって、その上で強い意思で主のために戦っている。ロアにはそれができなかった。臆病だから逃げた。あー 好き
一応言うとコランダームは省いて考えてます。疑似スピリア持ちだけど守護機士とはちょっと違うカテゴリの子だからね
しょーもないけどここさりげなくクロアセラフの存在完スルーで笑ってしまった