※再プレイなので現行部分以降のネタバレとかも普通に含みます。
進行メモ
◆メインストーリー
SCENE4-雷鳴山ブレーメ
ブレーメだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!喜びの雷念
いやもうどの進行段階でもテンション上がってるんですけどやっぱりロアがたくさん出てくるところは格別手汗が酷くなります
ロア 雷とともに現れがち
かっこいいけどね…そしてずぶ濡れ状態で雷直撃しても平気なのすごいね…でもやっぱりその刃物が避雷針になってるんじゃないっすかね(あたたかい目
ここ、ロアがいた窪みです
なんかロアについては散々色々言った記憶があるので反復みたいになっちゃいそうだけどせっかくブログでだらだら書けるわけだから今日はロアの好きなところいっぱい言って良いのかい!?やったー!
まずこちらなんだけど、というかロアのセリフ全般的に言えることなんだけどセリフ回しがちょっと幼い。コランダームは声も容姿も相まってストレートなハジケ幼女枠の機械人だけど、ロアは他の外見年齢成人以上の機械人たちの淡々した機械人然とした抑揚のない口調に比べると非常に感情豊か(表に出ている感情が豊か)で、口調もちょっと幼いというか丸っこいんですよね…この「もっともっと」の言い方とか、「だめだよ」「お願い」(お!!)「すごいや!」「ほ~ら!」「あはははっ」あたり…あとビックリマークが入る率も高いよね…これくらいの外見年齢でこの声(遊佐)で柔らかい言い回しだともっと含みのある怪しげなパターンもあるかもしれないけど、ロアはなんというか非常に純粋にガキくさいなと思ってます。思っております。
ロアの性格要素でもあると思うんだけど、やっぱり彼機械人の中でダントツで情緒不安定だと思うのでその辺りがよく表れてるんじゃないかと…いやあ…えへえ…好きですね…
自己解釈も入るけど(というかずっと入ってるけど)ロアは自分の疑似スピリアにすごい苦しんでて、更にフローラという支えを失って不安定に拍車をかけてるような状態で、過去回想サブイベントや今際の際ではフローラ様大好きが滲み出てるのに今はフローラアンチで奴隷解放を謳ってるのは抜け落ちた心の支えをどうにか補わないとやっていけない→だから昔から目をつけてた、自分と同じように疑似スピリアが育ってる機械人であるクンツァイトに「自分の気持ちを分かってくれる相手!!」みたいな気持ちを一方的にぶつけてる、みたいな状態だと思ってます。色々総合して考えると
情緒不安定の極み、しかも受け止められない現実をどうにかするために無意識か意識的か分からないけど認識と感情を歪めまくってて、本当に機械人で擬似スピリアながらとんでもなく人間くさいヤツです。愛しいな
自分の感情を制御できなくて悩んだり苦しんだりしてる点は一緒なんだけどね…この二人は
ただやっぱりフローラを失ったクロアセラフはかなり終わってる方向にどうにかなっちゃってるので(あと同族だと思って近づいてるくせにクンツァイトの気持ちを勝手に解釈して理解しようとしてない)分かり合えないんだなあ。
思うに、守護機士クラスについている疑似スピリアって人間が生まれながら持っているものとほとんど相違ないレベルの代物なんじゃないかなあと。
ソーマが使える・使えないの違いはあるものの、言動から見える感情そのものにはっていう話
クンツァイトやクロアセラフだけじゃなくインカローズもクリノセラフも、みんな感情の持ち方は普通に人間だと思うし、ロア以外は皆淡々とした喋り方だし挙動が淡々としてるところはとても機械っぽくはあるんだけど、それって「機械として」誰かに付き従うという生まれながらの前提があり、その状態でスピリアが育ったからとしか思えない。人間だって育ち方によってはいくらでもああいう口調や態度・感情の波が少ない偏った感じの人格に育つわけで、彼らが機械っぽいのは自己を機械と認識して生きてきたから…だと思えます。
「そういう風に育ったから、そういう性格になった」生まれ育ち方は人間と全然違うけど、スピリアの育ち方は人間と同じく、育つべくして育ってる。と思う
セラフ兄弟は疑似スピリアの制御が不安定だったから実戦テストで暴走して廃棄されそうになった経緯があるけど、クンツァイトの伝聞でしかその話を聞けないのでもしかしたら疑似スピリア自体が欠陥だったのではなく、生まれながらに強力すぎる力を持っていた故にスピリアが不安定になったのかもしれないし、研究者たちからの扱いがそうさせたのかもしれない。そして「廃棄されそうになった」っていう過去も、セラフ兄弟のスピリアに影響を与えてる可能性は非常に高いし、人間だってそんな風に育てば多少人格歪んでもおかしくないからやっぱりセラフ兄弟の疑似スピリアが欠陥品だったってことはないんじゃないかなあと思ってます。
寧ろその過去がロアの不安定な性格を作り上げたとすれば納得感しかないレベル。リノはパっと見落ち着いてるように見えるけど内にめちゃくちゃヘビーな想いを溜め込んでるタイプだよね。本編中の感じを見るに…なんか二人とも揃って別方向に危なっかしい性格で超大好きです。そして人間でもそういうタイプは普通にいる。インカローズの情念も同じく
スピリアの作りは人間とほとんど相違ないけどクンツァイトやクロアセラフが苦しんでるのって「この心は作り物だ」っていう前提があるからで、人間なら自分の感情を制御できなくなったりどうしようもない気持ちになったりしても「自分のスピリアの出来が悪いから…」なんて思わないじゃないですか。比喩として言うことはあるかもしれないけど
でも疑似スピリア搭載の機械人って自分の感情に振り回されて苦しい気持ちになるとまず「作り物のスピリアなのに」って考えてしまう。自分が自分じゃないみたい…みたいな気持ちになることは人間にだってあるけど、機械人は物理的な意味で「自分じゃない、設定されたものなんじゃないか」って考えに至る。
でもハーツの疑似スピリア持ちの機械人ってやっぱり皆「全て設定された感情で動いてた」なんて描写のある人は一人もいなくて、本人が悩んでる気持ちはもちろん本人だけのものなんですよね。でも作り物なんじゃないかって気持ちが更に悩みを重くするし、こんな自分の行動を制限するような嫌な感情なら無い方が良いだろうって思う。
本当に本当に、出自が特殊なだけで感情の持ちようは人間そのものなんだよなあ。
ブレーメ山はクンツァイトがエース型機械人クロアセラフという「スペック上絶対に勝てない」相手に恐怖を感じ、それを仲間とともに「恐怖を勇気に変えて」乗り越える話で、最初は冷たい機械ヤロー扱いされていたし行動もお互い理解できないって感じだったクンツァイトとヒスイたちがサンドリオンでのやり取りなんかも経て初めて「本当の仲間」になる…本当に王道でアツいし、序盤の言動も含めてクンツァイトという人がどういうスピリアを持っているのかがどんどん見えてくる
それに、スピルーン集めパートでも描かれた「恐怖があるからこそ勇気がある」話から繋がって発展するような流れでもあり、感情が全て戻ったコハクの力強い姿なんかはもう、本当に感慨深いものがあって……そしてその「恐怖を勇気に変える」という話で乗り越えるべき「恐怖の対象」として登場するのが圧倒的に強い設定・かつ殺意もりもりのエース型(戦闘特化)機械人のクロアセラフなわけだけど
お ま い う
その「恐怖の対象」として登場するクロアセラフが誰よりも「恐怖に弱い」存在であること、これが!!これが本当に本当に本当に本当に最高!!!!!!!!!!!!!!!!!
この段階ではまだクロアセラフのそういう面は描かれずにクンツァイトたちに焦点を当てられてるわけだけど(それも絶妙な塩梅で最高)
もっともっと後の話になるけどクロアセラフって本当に「恐怖」って感情の描写が多いんですよね…フローラアンチしてるくせにフローラ復活第一のクリードに従ってるのはクリードが怖くて逆らえないからだし、過去の結晶界回想サブイベントでもクリードとリチアを止めないとってなった時に「クリードは怖い」って言ってたし、公式攻略本にもそう書かれたし、例挙げてくとクリードばっかになったけど最後の最後リノに殺される間際で本当に素直な本心が出たと思われるセリフでも死への恐怖とフローラ様(様!!)を吐露してて
ここまでは描写として確定であるものでここからは想像だけど、そう考えるとやっぱりクンツァイトへの解釈と求め方がどうにかしてるのもフローラ様がいなくなってリノもいなくて支えのない彼の恐怖からきたものだろうなあと思えるし。テストでの暴走も恐怖からだったかもしれないし、廃棄されそうになったこともそうかもしれない。
リノと合流した時も~~…とか言いだすとそこにプレイたどり着いた時に言うことなくならないか!?もう遅い!?!?
本当にロアって「恐怖」を乗り越えられない、心が脆くて弱い子として描かれてて…クンツァイトたちとの対比として本当に美しい。だからブレーメ山で「恐怖の対象」として出てきたことも対比としてこれ以上無い人材だしなんか皮肉だし、あああ~あ最高 クロアセラフが好き ロアが好き
前回の流れからのヒスイとリチアが本当に良い。リチアも望むところって感じなのも良い。寧ろ守られ一辺倒じゃなくこういう風に扱ってもらえて嬉しいんだろうな。そしてヒスイのこういう行動・想いがクンツァイトを動かしていくというのも良い。ヒスイ・リチア・クンツァイトのトリオはマジで最高………
フローラがリチアに聞かせた子守唄 クンツァイトがソーマを扱えるほどにスピリアを成長させ、心が豊かになっていくきっかけの一つでもあっただろうし、リチアからアイオラに伝わりヒスイに、ヒスイからコハクに…と、ここを繋いでいるのもすごいし、アイオラからドナへ、そして愛以外の感情を失くしたドナからシングに…って言う風に広がっていって、その話がきっかけで「まだリチアを信じきれない」と言っていたシングが本気でリチアを信じて戦うと決めるっていうのは流れとしても広がりとしても本当に美しいし、もっと言うとその源流がフローラにあって、フローラがリチアに聞かせた歌が2千年の時を越えてシングたちの絆を結んだっていうのは、フローラが願う心と心の繋がりそのものって感じがしてめちゃめちゃグっと来ます。
フローラはその願いを実現させるため具体的なものとしてソーマを作って、もちろんそれはシングたちの手に渡ることで「ソーマリンク」を発動させることができて、それもフローラの想いをパーティ皆が受け取って受け継いでる感じがするし、ソーマみたいにそういう機能を備えていない「歌」も同じように彼らの絆を結んでるっていうのが すごいなあ本当に