雑記/作品を面白くするのは

てがろぐに書こうと思ったけど1000文字超えたボヤキになっちゃったのでこっちに格納します

 


 

これ経験込みの持論なんだけど、なんやかんやでそのコンテンツを面白くするのって結局受け手なんだよな。もちろん作り手はそれを面白くしようと思ってたり色々研究したり、逆に手を抜いたり色々あるという前提ですが

どれだけ良くて面白いコンテンツであっても、受け手側が『どうせ面白くない』『自分に合わない』『この作者は信用ならない』『なんかファンの持ち上げ方が気にくわない』etc..みたいな先入観と思い込みを持って挑むとマジで“そう”にしかならないというか。『そう思いたい』ってバイアスがかかるので、良いところより良くないところや粗ばっかりが目につくようになって『ほらやっぱり』になるから。どうせ微妙だろうと思ってる作品に触れると一生懸命読み解こうとはしないから結果薄っぺらく感じることもあるし
『どうせ面白くない』の気持ちで入って途中から逆転して面白くなることってマジで無いと思うんだよな。
私個人の感覚なのでそうじゃない人もいるかもしれないけど

…(なんとなく微妙だな~くらいのふわっとした気持ちなら途中の展開変化やどんでん返しとかでオオオオ!!!ってなることはあるけど)

 

逆に、『絶対面白い』って思いながら入れば絶対面白くなるかっていうと多分そうじゃなくて、多分どうしようもなく引っ掛かる粗や中だるみは目に付いちゃうんだよな。そう考えるとマイナス感情って強すぎないか?
ただ、『どうせ面白くない』先入観で入る時よりもずっと許容値が高いし好意的で期待もしてるので、『ここは引っ掛かったけど他の良いところで全然カバーできる』って気持ちでは見れると思う。それすらひっくり返すヤバいオチとかが付くと流石にもう白旗だけど

 

前置きした通り全てが受け手の感情と裁量で決まるわけじゃなくて、あくまでその前に〈作り手の熱意や研究や面白くするためのアイデアやマイナスを避けるための配慮やゾーニング・その他諸々〉がどんな風に作りこまれてるかによって当然面白さは変わってくるんだけど、ただそれを本当に『面白い』と受け取れるかは本当に受け手次第なんだよな。本当に他者に見せるための創作物って作り手と受け手の関係性があって成立するものだよなあ~~当たり前だけど

だからなんかこう、変な先入観を持って作品に入りたくないなあって思うし、変な先入観を持たせたくないなって思うな(自作でも他作でも)……マジで作り手やファンの言説への好感度によって『作品を面白いと感じるかどうか』の値が多少変化すると思うんだよ。昔ハマって痛い目にあった作品の作者とか未だに警戒して見てしまうし

本当は何のバイアスもかけずに全てをフラットに受け入れられるのが一番良いんだろうけど、人間の精神構造上それは難しいから『そうならないように身の振りや情報の入れ方を意識する』『マイナス先入観強い自覚があるうちは極力作品に触れない』ようにするのが現実的かな~と思う。作品に触れるって体験を大事にしたいんやワイは……