徳甲一族 英霊の歌

マンガ描いたりしつつ俺屍Rをじっくりプレイする記録

雑記:神と氏神について

色々捏造設定を大盛りで語りがちですが、どちらかというとカッチリ設定を決めてから補完話を考えていくタイプではなく、ゲーム内でこういう方針だったからorこういう動きだったから補完話はこういう流れになるんじゃないかな→その場合設定はこんな感じなんじゃないかな、とかそういうノリで設定が増築されていくのでけっこう雑なんですけど(後付けゆえに変なところ色々あると思うんですけど)、神・氏神関係がだいぶ煮詰まってきたので一応まとめておこうと思います。

終わりが(多分)見えてきたのでこれ以上大きめの独自設定は増えない…はず?
妄想補完厚くすると上がった解像度に合わせる必要があるので穴埋め的に色んな補完設定増えがちになる気がする
これはこれでまあ正直すごく楽しいけどどうしても時間がかかってゲームがなかなか進まないので次はもうちょっと低解像度でサクサクできるといいな 徳甲一族が4KだとしたらSD画質くらいで(?)

 

同時に更新した燕九朗の交神話を踏まえたまとめなので、もしこちらの記事を先に開いた方がいれば先にマンガの方をご覧いただければ幸いです。

当主の指輪記事などと同様、裏話的なものなのでこういうの好きって人はどうぞということで。興味ない方はガンガンスルーしてください。考察というよりは延々とこじつけ語りをしてるだけです。長いです

神の種類について

基本的な情報については「神になった鬼になった人」でイツ花が解説していますが、簡単にまとめると徳甲一族における神様の種類は以下の3種類に分類することができます。

①出自の正しい神様
②人や物が信仰や伝承により神格を得たもの
③氏神

簡単に説明していきます。

①出自の正しい神様

この件です。「天界じゃ珍しい出自の正しい女神様」

私はこれを「永遠の命を得て地上を去った一族」のこととしています。

この人たちが天界・神のルーツで「出自の正しい神様」なのではないかと。「天界じゃ珍しい」というのも納得です。

でも正直これはセリフパズルのピースはめって感じで順当に考えれば多分そうだよな、多分 って話なので徳甲設定ってわけでもない気がする

 

②人や物が信仰や伝承により神格を得たもの

「神になった鬼になった人」でイツ花が解説していた通り、いわゆる八百万の神的なやつです。
とにかく色んなものに神格が宿るので弱いものから強力なもの・そのモチーフは千差万別で、天界にいる神様の大多数を占める存在となっています。人の信仰や伝承の数だけ生まれるので「自然発生する神様」

交神相手に名乗りを上げている神様の多くもこのカテゴリに属します。
<本題から若干逸れる話>あ、あとこれもあくまで私のイメージですが、神様が全員交神リストに載ってるわけではない派です。
交神相手になってもええでって表明した上で何かの基準をクリアしてるとかそんな感じかなあ(ちゃんと考えてない部分なのでふんわり)
理由はというと普通に追加要素として神が増量すること&①の出自正しい神(天界人)が全員交神リストにいるようには正直見えないので。
108柱っていう意味のある数字にまとめてある無印ならフルメンバー扱いしても良い気がする。</本題から若干逸れる話>

 

③氏神

「神になった鬼になった人」でイツ花が解説していた通り、②のような信仰や伝承・それを高める時間は経っていないものの、神になりうる力を持っている人間を「ちょっと強引な方法で」神として転生させた存在です。

つまり、「自然には生まれていない神様」→「人工の神様」と言えます。
(人工って言葉変だけど便宜上 神工?)

 

徳甲一族の氏神について

徳甲一族はプレイ方針(決まり)として、「氏神進言が来たら断らない」
補完的方針として、「死んだ一族≠生まれた氏神」
という扱いにしよう、というところからスタートしています。
これは私が今まで氏神交神をしたことがないためその機会を作りたい(ゲームプレイとして)、そして死んだらその個人はそこで終わりが良い(キャラ付け遊びとして)という個人的な好みを両立させるための理由付けでした。

ここが氏神設定の根本になっているので、それ以外の設定はなんか合いそうなものを後から引っ付けていった、って感じです。

 

プレイ方針側として「却下できない」ということにしているので、見方を変えると「一族側に選択権がなく、天界側の裁量に委ねられている」という状態なんだなあと。
凪左助から生まれた氏神に対して「虎」なんて名前を付けるんですよ彼ら。個人のパーソナリティなんて知ったことではなく、生前の戦果からコードネームを付けているような名付け方なんですわ。
しかも(これは補完妄想由来の話ですが)不完全な状態で生まれた彼に対して「半神」という、見たまま不完全なもの的な名で呼称しているという。

なんか全体的に天界側の都合で名前付けられてる感あるんだよね徳甲一族。田力主っていうのも単純に最初の男(田+力)の氏神・雷王の名前を分解したような字面だし(雷=田、王=主)

前の一族だと氏神にならなかった一族の氏神名を継ぎ、しかもその名前が「星」っていう一族を導くかのようなワードだったりしたので割と一族側主体っぽく見えてたんだよね。獅子王とかもあれビッグマウスな本人じゃないと名乗らないだろうって名前だったし

 

まとめると徳甲一族の氏神、「一族側に選択権や命名権が無いため、全体的に天界側主体・天界側の都合っぽさが強い」と感じます。
そういう理由などもあり、「氏神作る実験でもしてるんじゃない?」ということになった、というわけです。

 

神を作ろう

ここからが本題です。徳甲一族世界の天界人の一部は「氏神を作る実験をしています」という話
動機としてはよくある話だと思います。現代の人間だってアンドロイドとかロボットとか作ろうとしてるわけですし

「神の力を得た人間」「呪いにより2年足らずで入れ替わる(かなり短いスパンで試行回数が稼げる)」というのは非常に好都合・好条件だったので、そういう層が動き出したんですね。
当然これはゲーム本編で共通事項として確定している「朱点を巡る陰謀や騒動」とは関係なく、「氏神を作るために陰謀を企てた」というわけではありません。

元から「そういう実験をしてみたいな~人工の神とか作ってみたいな~~」と思っていた一部層がいて、朱点騒動や神と人の子が沢山生まれるようになったという状況に便乗してる、って感じ。あくまで大筋の肝はゲーム通り、徳甲一族特有のこの件は大きな事件に伴う二次的な動きです。

「一部層」のメインは研究者層&地位や権力を狙う上層かな?
大義名分としては「有事の際の戦力作り」というていで進められているけど、裏目的として力を得ることによる権力ゲットや娯楽利用も視野に入ってると思う。天界、暇なので権力闘争と短絡的な娯楽求めとかにせいを出してそう。
(田力主との交神話でも獅子丸様が「お業が人間と子供作って色々起こる騒動」で盛り上がってた野次馬的な層に不快感を示してたとかあった)まあ永遠の命を持った存在って言っても元人間だし
権力云々についても、交神の特典として昇格が付くくらいだから権力や位階にも当然価値があるとされてる世界なわけだし

実験の試行回数を増やしたいので「一族、血が絶えない程度に早く死んでくれないかな~」と思ってるんだよ。全滅事件とか狂喜乱舞してそう。初めての氏神作りが成功したのもあのタイミングでしたし。う~んクソだな
ゆえに天界全体としては朱点は脅威なので早く始末したいけど、そんなに早く始末されても困るんだけどな~~~と思ってるこいつらみたいな層もいるという。
まあ一枚岩じゃないよね。これだけ大きな騒動ならあっちこっちで色んな思惑が動いててもおかしくないし

当然ながらこれは昼子様の発案ではありません。正直アホらし~…くらいには思ってるけど同情から止めたいとかは特に無いから泳がせてる感じ。
ぶっちゃけその程度の勢力がちょっと増そうが負ける気せーへんし、自分が負けるほどの氏神が生まれたらそれはそれでちょっと面白いし。

不都合と言えば不都合だけど深刻に問題視してるわけじゃないって感じです。
燕九朗に対してこれを暴露したのは彼を焚きつける材料になるんじゃないかと考えたから。ぶっちゃけ義理の弟にちょっかい出しに来ただけだと思う。(あと彼はショックで言いふらしたりとか、そんな愚かな衝動に身を任せるタイプじゃないだろうし)
ひねくれてる燕九朗は「どうでもええわ」みたいな顔してるけど流石にこんなことされてるって言われたら嫌でしょ~^^っていう……もしそれで奮起して強い子供作ってさっさと朱点倒してくれたら本来の目的(朱点討伐)は果たせるわけだし、普通に暴露しちゃうメリットもある(それに対する燕九朗の反応はご覧の通り)
徳甲一族のイツ花と昼子様はそんな感じです。一応遠い親戚であり義理の弟もいて生活を共にしている存在なので全く情がないわけじゃないけど、真剣に同情したり本気で心を痛める程じゃないイメージ
ていうか若干考えなしに描いてから気づいたけど徳甲一族の昼子様開き直りすぎてて笑っちゃった(もう知ってるんやろくらいのノリで普通に「義理の弟」言ってる…)

 

本題からズレるけど徳甲世界イツ花さんは昼子様が感覚共有して遠隔操作してる式神とかロボットとかそんなイメージで「イツ花という人間」という人格はありません。昼子様はすんごい神様なので片手間にそれくらいのことはできるかなって(こうしてる理由はなんだかんだで一族に興味があるからです)


余談ですがこの氏神作り実験してるんじゃ?というのを考えたのが凪左助昇天・赤昇天無しで死亡した後、ばな奈ちゃんの遺言を聞く前でした。

もしばな奈ちゃんが氏神になったら奉納点も低めだろうし(遺伝子情報が田力主や半神虎にかなり劣るので)制御しやすいため余計な記憶バッサリカットされて外見も大人っぽくなった自我希薄な天界の言いなりみたいな設定になるんじゃないかとか若干人の心がない妄想をしていたんですが(まあそれはばな奈ちゃん本人ではないんだけど)

そういう不穏なことを考えていたら普通に確率すり抜け無しで氏神進言が来ず、それどころかああいう遺言を残してくれて、それが母親である竜実様への言葉のように感じたことで「これ竜実様に守られてるやつじゃん・・・・・・」と思ったんだよね…私が何を考えようが道を決めるのはゲーム内の動きなんだ…と勝手にグっと来てしまったんだよなあ。すげえよ ばな奈ちゃんは母に守られたんだよ
(竜実様は実験の件を知っていたわけではなく、最後まで魂に寄り添い続けたことで実験のために確保できなくなった=偶然妨害したことになった って感じです)

もちろん死後素材だけ引っ張ってきていじくってるって話なので実験に巻き込まれようが一族本人に苦痛があるわけじゃないけどまあこんなん普通に冒涜だよね。早く終わらせなきゃ


余談その2

田力主が一族の記憶を持っているばかりに全然思い通りに扱えなかったため、以降の氏神作り実験では氏神として生み出すタイミングで記憶は消そう、という方向で研究が進んでいます。
なので半神徳甲虎が不完全な氏神になってしまったのはそういう無茶な実験の影響という見方が強いのですが、実際のところ彼は記憶を手放さなかった(かつ他の誰にも渡したくなかった)がためにその強い思いから自ら他の機能を不完全にしてしまっただけという。
そうなった理由と原因は天界の誰もわからないんですね。そこら辺の京のおっさんのせいでうまくいかなかったなんて1ミリも思わないよね〜そうだよね〜分かるわけがないよね〜という話。そこら辺のちっぽけな存在である無力なおっさん、本人も周囲も知らずに超間接的に天上の者に謎の影響を与えてるの面白くて好き。 風が吹いて桶屋が儲かる的な

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テーマの著者 Anders Norén