ゲーム『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』感想

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メインビジュアル使っていいらしいのでサムネにしてみた(多分実況動画とか用に用意されてるやつだと思うけど)

クリアしました!なめどり集めだけまだ終わってないので後でやります。

この記事の構成

全体総括(ネタバレなし)→プレイ中の感想(てがろぐ再録/ネタバレあり)→エンディングまでいったあとの感想(もちろんネタバレ) になります。

 

全体総括

ネタバレはないけどプレイした上での感想なので、プレイする予定であれば先にプレイした方がよいかと思われます。あ、前作のネタバレも香ります。

 


 

前作だけだと『ギミックが完成されすぎていて続編を出せる気がしない』という感触だった。もちろんキャラは魅力的だし、物語外の匂わせは多かったけど、単純な怪異系キャラコンテンツとして広げるだけだとゲーム的な魅力を保たせるのは難しいのでは…?って感じだろうか。

そこを今作、『続編ゲームを作っていけるフォーマットに整える』ということをしていて、それがマジで見事でしたね。『キャラ違い・同世界観・別物語』の続編って『どの部分をシリーズとしての軸にするか』が重要なのかなと思っていて……例えばダンガンロンパなら『コロシアイと学級裁判』なワケだけど、パラノマサイトって一作目だけだと絶妙にその『シリーズ軸になるもの』が見えにくい気がします。毎作呪いバトルをやりますか?と言われると、いや…そうじゃないよな…?みたいな。

『パラノマサイトというシリーズの“軸”はこれでいきますよ』を明確に示したのが今作なのかなと思いました。その軸はじゃあ何だと言われると、ちょっとネタバレに関わってしまうので後の感想に書きます。

加えて、前作で提示され、そして前作ストーリー上では重要ではなかった故に深堀りされていなかった世界観設定要素が拡張されてるんですよね。パラノマ世界における怪異のあり方とかシンタイとか、いろんな霊能力関係者とか。一気に世界が広がった感触があって、うわ~~この世界をもっと見てえ~~~となりました。

『ゲームシリーズとしての軸』『世界観の拡張と未知への期待感』が今作で示されたことで、「全然続編出していけちゃうじゃん!!!!」って状態に持ってきたのがウマすぎてすごい。もちろん、そういうフォーマットを整えた上で作品単体としての面白さや満足感もしっかり担保しており……一作目のインパクトで当たった2作目として理想に近い形態の一つだと思う。パラノマサイト続編って難しくない?って感じてた自分が完全に過去になってしまった。パラノマサイト次回作も楽しみだなあ。

 


 

ネタバレでもないしプレイ中感想とも違う話になるのでここに書いておくけど、なめどりのBGMが好きすぎるかもしれない。気の抜けたリコーダーみたいなところがよすぎる。UNDERTALEのGhoulidayも好きなので、なんかこういうのが好きなのかもしれない。

 

なめどり要素もパワーアップしてて楽しすぎたな…笑 相関図楽しすぎる。中心に持ってくる鳥のチョイスもセンス溢れる。

 

プレイ中感想

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てがろぐからの転載です。

寝る前にちょっとパラノマサイトやったけど割と素潜りをエンジョイしてしまったせいで話が全然進んでない

以下、全く進んでないのでネタバレも何もないメタ予想(前作序盤のネタバレはある)
勇佐クン、オキイエに比べると最初から割とひょうきんモノな一面を見せているので彼のような出オチ死はしなさそう

 

多分序盤の終わりと思われるらへん
里、主人公の割に視点人物感なさすぎる…と思ったらホワ~ッ
お里の文字アップにされてる時、「私も気付いてた!!里が共通って気付いてた!!!」ってなってた(だから何?)

ショウタロウ、やっぱり里っちが好きっぽいんだな。
ショウタロウ、キャラ説明ではかなり信頼できそうな人物っぽいことしか書いてないけど対面すると全然信頼できなそうなのが地味に謎い。

アヴィ、二言目か三言目には「あ、変な人だ」って分かるのすごい。キャラ性の伝え方が端的かつ的確すぎる。こうありてえよ…

 

重かったり暗かったりドロつきそうな展開を余計なストレス感じさせず通すのがうますぎる。意図的にそういうふうに描いてるんだろうけど

・つかさがショウタロウの告白に遭遇するところで里を責めるでもなく自分を責めはじめるの、いいヤツすぎて不安になるレベルだ。まあでも里はそんな泥棒猫みたいなことするヤツじゃないという信頼もあるのだろうな
・↑三角関係的展開にモヤる時「アンタ友達のことそんなヤツだと思ってたの!?あんなに仲良かったのに!?」はありがちなので、つかさと里の関係性に強めの信頼ベースがあることを前提にされてるのは非常にストレスやノイズが少なくてありがたい。まあどれだけ仲良くて信頼しててもその場の混乱で友達を責めてしまうということもあるとは思うので、つかさは分別がつきすぎている……!とは思うが。
・それも生い立ちの複雑さによって心の持ち方が鍛えられているのかもしれない

・里がつかさに秘密を共有するシーン、相当好きというか下手したらクリアするまで好きシーンナンバーワンを独走する可能性まである。トヤマ、『特殊な秘密』を『信頼している一般人』には隠さない登場人物が好きなのである。なんかそこで変に隠してギスギスするのって、ダルいし。
・別に隠してギスる展開すべてが悪いわけじゃないんだけど、テンプレというか、お約束的にそういうことされるのがダルいので(お約束な割に面白さに寄与せずダルいだけという印象がある)そこを外してくれてるだけでかなり嬉しいんだよな…
・里&つかさに大前提として信頼があるの、最高~~~~~。

・どうでもいいけど、普通の現実的な世界観だと呪術師に傾倒してるオジサンとか「あらまあ…」ってなってしまいがちだけど、パラノマサイトの世界だと完全に実在なので「実在だしなあ」ってなる。?
・現実にも絶対いないとは言わないけどね。我々に観測できないだけなので。
・里の言ってた「昔はあるのが当たり前みたいだったけど、今はないのが前提みたいになっててビックリ」みたいなのもかなり好きセリフだ

 

パラノマサイト伊勢人魚編、登場人物は一新で物語も別物という作りではあるけど、共通世界観/近い時期の話ということもあって前作との繋がりや認識を利用しているようなところはあり、しっかり『続編』だなあと感じる。
単体でもプレイはできるけど、前作をやってた方が情報量が多くて楽しそうかな~など。どうなんだろ。逆順でプレイしてる人ってまだなかなかいなそうとは思うが。

呪詛珠…おお……みたいなのはやっぱ前作やっててこそ…だよなあ!
前作の主要素であったものがポロっと登場するのメッチャアガってしまう。こうやって世界が広がることによって、「呪主大集合呪霊バトルしてた本所七不思議編ってだいぶおかしな話だったんだ」ってなるかもしれない。いい意味で。

本所七不思議は呪いを巡るバチバチバトルが主眼だったけど、今作はそこで生まれた世界を広げる役割を果たしているように(今のところは)感じており、それがすごい楽しい。ここでこのローファンタジー的世界観が定着したらパラノマサイトで3作目も4作目も出していけるんじゃないかという感覚ある。ゲームとして前作の肝はメタギミックだったけど、今作の肝は世界観定着なんじゃないかという気がする。でもメタギミックもやりそうな感じはある。

本所七不思議では『プレイヤーが作中の何らかの存在である』ということが最後までやんわり隠されていて、最後にそれが明かされることがギミックの肝だったけど、今作では『今回も何らかの存在でありそう』という感じで『じゃあそれって誰?』がミステリー的な引きになっている雰囲気があるので、このフォーマットも確立すれば3作目4作目と作っていける地盤になりそうな感。『プレイヤーって誰?当てをするミステリーという。わからんけど

誰なんだろ。普通に考えたら鯛島の人魚とかありそうだけど。でも普通すぎてあんま驚きがないしなんか捻ってきそうな気はしてよくわかってない。どうしよう俺がミヲちゃんだったら。そんなことは流石にない。

トヤマ、同一ワールドの別場所別人物物語で世界観拡張するやつ好きすぎてワクワクがずっとこう…あります!

 

やつれたソメカワさん、生き残ってたマレさんかと思ってた。みんな思うんだろうけど

呪詛行使のシーンいいな。アヴィがコメディリリーフっぽい性質だからあんまり深刻すぎる感じではないけど、それはそうと気持ちフクザツな感じで良い。
アヴィ&キルケのなんやかんやで自分がやりたいことの為に動いてる感じ好きだな。これで不老不死欲しい理由が実は身内が病気で…とか言われたらシュンとしてしまうかもしれない。どうしよう。

ユウザを助けた人魚っていうのがマレさんとマブだったソバエ?って感じだったりするんだろうか。

 

資料もだいぶ埋まってきてるし佳境が近いのだろうか

・アヴィVS菊子、前作の呪詛バトルの要素でテンション上がっちゃうね。おそらくみんなそうでしょう。

・菊子殺すかどうかのやつ、普通に考えたら殺さないルートが正道な気がする……ので一旦殺したルートで進んでみようと思う(行き止まり潰し症候群)
・なんなら最初律儀に手鏡受け取って死ににいったしな

・生駒、人相悪いけど意外ととっつきやすいヤツ…に見せかけて結局ヤバいヒトかい!

・山科、隠し子多すぎて笑う。菊子とつかさは腹違いの姉妹ってことになるのかな?
・つかさは気に入られてるっぽいんだよな。まあでも人格的に可愛がられるの、わかる。菊子はなんかガツガツしてるし…大正生まれの昭和爺ちゃん的にはちょっと受けが悪そう。

・菊子、本人の気質に対して生まれた場所と時代がなあ。なんかこういう巡り合わせの悪い人なんだろうなとは感じる。
・前作もそうだったけど、令和に作られているからこその『昭和後期の生きづらそうなヒト』という存在として描かれているよなあ。

・つかさとアザミは人格アドが強すぎるんだよな。しかも環境適応特性もある。グノーシアだったらかわいげがトップクラスの二人
・この二人、ひたすらいいヤツすぎてミステリー要素のあるADV的には「何かありそう」とか思ってしまうところはあるけど、パラノマサイトの相方枠としてはあんまりそういう性格悪い返し方はしない気もする。いや、前作でも相方枠が全員善良で終わったワケじゃないけど、描写が多くて同行期間も長いキャラはそういうことしなかったし。

 

・主人公たちそれぞれが持ってた情報が共有されていくフェーズたのしっ

・菊子死んだ状態で進めてたけど、今すぐ何かが変わるという雰囲気もなかったのでとりあえず初回クリア(に行けるなら)生きてる状態でいってみるか…とまた切り替えた。
・アヴィの性格や言動的に、菊子が死んでてもある程度飄々としてそこまで(リアクションには)大きな違いがなさそうな気もする。

・ゆめこさんのバックグラウンドを資料テキストで済ませちゃう感じ、これこれェ~~!!!ってなって楽しくなっちゃった。これをストーリー中で長々語りはしない温度感!これ!!
・旦那、イヌ!?
・しかしシンタイのタレント力異常だろ。これシリーズ重ねるごとにどんどんゆかいななかまたち度が上がっていきそう

・これもう一押しビックリドッキリがあるとすればつかさなんだよなーとぼんやり思うなどはする…
・爺さんがヤバいのはそうとして、それと平然と会ってるつかさ、よっぽどの純粋かよっぽど深いところにいるかどっちかな気もしてしまい
・えーっでもオイラつかさっちのこと疑いたくねえべ!けっこう信じたいッス彼女のこと!

・あとはプレイヤーにも明かしてくれない里のやろうとしてることかあ。アヴィをあんだけウキウキさせられることなあ。自分が再び生贄になりまーすみたいな話ではないよなあ。多分勇者になって魔王倒しますとかそういう次元の話(?)ロマンがあってかつ正しいとは言い切れないような何か大きなこと…

 

誰が何するか選べ!をしたところ

ソウドにダッシュで面白ジョーク回収させたいすぎる。

 

・アヴィパートで生駒と話してるあたりで「生駒って知重じゃねーか!」って気付いた時気持ちよかったな

・知重、カスといえばカスなんだけど絶妙に理解できてしまうカスでいいなと思う
・平家をアイデンティティに800年も生きて何も成せなかったとなると、その最期は「愛するものと奇跡の再会を果たし、ともに逝く」という美しいストーリーで締めたくなる気持ちはわかる。まあ独りよがりなんだけど。

・知重って生駒としての立ち回りを見るにちゃんと顔と態度は使い分けられる人だと思うんだけど、里に対してはどうにもそのケが失せていると言うか、『どう接しても自分の思い通りになる女』という認識で見ているのだろうな。

・女だからっていうより里だからって感じする。菊子に対してあの態度してたら絶対慕われたりしてなかっただろうし。
・菊子に対しては「女性だから茶汲みなんてそんなのは間違っています。貴方にしかできないことがあるのに!」とか言って「なんて先進的な人なんだ…」て思われたりしてそう。想像です。

・知重もそれなりに時代の変化に適応できるようにやってきて(そうでないと今こうして立場を得られてないと思う)でも里っちを前にすると『驕れる平家』な800年前の人格に戻ってしまうの、マジでマジで、なんかわかってしまう。名越先生も人は対する相手によって人格が変わるってゆってた。
・『社会に対する知重』は時代に合わせてアップデートを重ねていただろうけど、『里に対する知重』はアプデ機会が一切なく化石みたいなOSのままだったってワケ 多分
・ちょっと萌えるかもしれない。どうしようもねえ男の一通は しのぶと童磨とか

・最初普通にお断りしたらそのまま終わったからやり直して入水エンドも見た
・里、知重のこと全く好きじゃないけどエンディングでは満更でもないと言うか「まあええか…」くらいのノリになってたのが人間性の味というかなんというか。流されやすいとか絆されやすいとかじゃないんだけど、なんというか「まあええか」の人だよな(?)里っちって…
・そういうところが知重にとって都合がよかったみたいなのはありそうなんだけども。

・知重めちゃいい味わいキャラだなーで大分テンション上がってよかった。

・なんかこう、アイデンティティに囚われてしまった感じの人っていいよな。それに囚われていない人との対比も含めて美しい。
・知重は平家という血筋、その恨みの念を背負っているという状態が…縛られているというのもあると思うが、本人にとってはそれが自己証明というか、自分が特別な自分であることの証左と言えるのでどうしたってしがみついてしまうだろうとか。
・逆に、ユメコは人魚であることは全く自分のアイデンティティとは思っていなくて、他の大切なものを見つけてそれを捨てられるというのはとても対比的に感じた。

・菊子もアイデンティティ囚われに近いものがある気がして、『高貴な血筋の自分が』みたいなところは知重と似たもの同士な気がする。
・これは妄想ですけど、知重が菊子にうまいこと取り入れたのって似たもの同士だったからなのかもしれんな。どう言ってやれば喜ぶか、みたいなポイントが近いから…みたいな。それが自覚か無自覚かはわからないが。

 

抄太郎、アンタ!

物語の根幹にかかわらない部分で勝手にカスなのじわじわくるな。資料のキャラ説明文で善人っぽいことしか書いてないから「資料さんが言うなら善人枠なのか?」と思ってたけど、どうにも直接かかわった時の反応が善人っぽくはなく(かといって悪い人と言えるほどではなく、うさんくささ漂う)よくわかんなかったけど、カスやないかい!草。

いや、カスというか、多分根っから悪人ではないタイプではある…と思う。高めスペックに普通の人のメンタル(昭和み含)を搭載した普通の人なんだろうな。そりゃまあ、急に親族の負債が一気に降りかかったらなりふりかまわなくない?って思うし、かといって相続拒否して全てを失うのも怖いッス!嫌ッス!と思うのもまあ、わかる。

まあ流石に露骨すぎてつかさをナメすぎですけど…。でもつかさって関わり薄い人にはちょっとナメられてそうなのわかる。なんか野暮女風にエロさも兼ねる外見の雰囲気がデカいんだけど、思う通りに動いてくれて簡単にヤらせてくれそうな女って印象受けるもんな(昭和男視座)実際はそんな簡単にはヤらせてくれなそう。

つかさって深く関わった人には一目置かれるタイプなの絶妙でいいよね。ちゃんと向き合うと彼女が聡くて根っからの善き人なことがわかってしまうし、そんな彼女になら全てを打ち明けたり全財産を相続したくなっちゃう。里がトロフィー女(効果範囲広めの人たらし)だとすれば、つかさは効果範囲狭め・近距離絶大威力の天性人たらしって感じがする。どっちも利己的な男に『コイツなら自分の思い通りになるだろう』と思われてるところが似た者同士だなあ。

つかさとアザミ、“お似合い”という言葉がお似合いすぎる。全国のつかさパパ・つかさママ(を自称するプレイヤー)が「アザミになら…」って言ってるよ。多分。山科爺もきっとそう。山科爺、つかさが可愛くてしゃーなかったんだろうな。めちゃくちゃ厳しいジジイがふいに見せた絆されのせいだったりするんだろうね。菊子ではあかんかってん。

おしあわせになりなさいね!と思うのは清き尊き精神を備える主要キャラらなんだけど、絶妙に理解できる人間くさい人間らとしての知重・菊子・抄太郎・梓あたりの描写の具合もけっこう好きですね。いい。

 

エンディング後感想

このパート、かなり序盤に解放されて時空分岐の先にあることが判明するので、その段階では『惨劇を回避してこの平和な未来を目指そう』という提示に見えるが、実際は…なところがホンマにウマすぎる。なんでもないほのぼのに見えて、本当のところを知ると全部の見え方が変わるタイプのやつ…うおお~(脳汁)

このシーンを最初に見るプレイヤーは勇佐と里の関係なんて知らんし八百命寿のあれこれも知らんしで本当に薄めの青春ワンシーンにしか見えないんだよなあ…

 

うん、きっとそう!(幻聴)

 

 

ここからのやつ、普段ゲームの謎解きとか発想ニガテニガテマンな私がギリギリ自力で行き着ける塩梅でよかった。けっこうすぐ攻略ググっちゃうんだけど、これは自分で見つけたほうが気持ちがいいだろうから…

というかまあ、正直この手のゲームをしたのが初めてだったら分からなかっただろうな。パラノマ前作とか、他にもこういうシステムギミックを使ってくるゲームを多少やってたお陰で行き着けた感。

こういうのを経験すると、やっぱり謎解きや発想を要するゲームって才能やセンスというよりは経験と範例の学習と積み重ねなんだろうな(ある程度は)。脱出ゲームに連れて行ってもらった時ずっと意味不明なままぼんやりキャリーされてしまったけど、ああいうのも色々経験してればとっかかりを掴めたんだろうなあ~。まあ経験値を獲得するまでのモチベーションが謎解き主体のゲームに対してあまり湧かないタイプなのでそこで止まってしまうのだけども。

『ここにきて資料を見ろという話はしてないだろうなあ』とは思ったんだけど、何を見ればいいかわからなくて大分あっちこっちウロウロしてた。ていうかこの段階で『人魚の記憶…ゲーム開始画面じゃない!?!?!?』ってなって戻って人魚にタッチしたりしてたけど何も起きなかった。

ソバエのプロフが未だに解放されてなかったので『俺がソバエだとして、素潜り中なら勇佐と合流できるのでは!?』とか(??)思って導入部やり直したりしてた。

 

一旦置いてトイレにいった時にセーブデータのことを思い出したので、発想するのにトイレ風呂散歩が有効なのはマジだと思う。

ここ最初玉手箱見てる里のセリフ送りを3秒置きながらAボタン押してた。そんなわけないだろ。

トヤマです…

これよく怒られなかったな(俺がマレの幽霊で勇佐を導いてた説)

そんなわけないだろ!

というかそれがオチだったら全然面白くないだろ!

まあまあ来てるな。笑

短めのゲームだし、一気にクリアした人とかは最初の一回しか見てないこともまあありそう。スリープもできるし。

ソバエ、正面から見ると白目なしキャラデザに見えるけどちょっと目線を動かすと『黒目がヒトより大きめだけど白目はあるデザイン』なのがいい。ユメコもそうだけど、人魚は目が特徴的なんだなあ。

ソバエとマレの言語化できない関係、いい…

この感情が勇佐の運命を動かすキーであるというのも物語構造上満足度が高いんや…

人魚の皆さん、作中で直接触れ合える機会はほとんどないけど(ユメコはすでに人魚じゃないし)なんとなくそれぞれの個性が伝わってくるのがよい。

 

これ、仕組みとしては里が玉手箱持ってる状態であればエンディング直通できたわけだけど、プレイしてる時は『里が肉を入手する場面』をどこかで見れるのかと思って変なとこやり直してた

それで普通に玉手箱ゲットの選択肢間違えてアヴィに持っていかれて先にこっちのED見た。草

アヴィが不老不死になって勇佐里が忘れないで状態になった世界線もそれはそれでアツいんだよな。アヴィ、本当に一貫してロマンを求めてるヒトでよかった。他者や女の害になりにくいだけで彼もパラノマ人魚編利己ヒューマンズだと思うよ。いいことだ

 

せっかくなので破滅の方も見た。まあ、それはそうなるよ。

 

あとは『結末』パートを進めればいいだけのところで詰まってた。ここで詰まってたの意味不明だと思うんだけどなんかめっちゃ詰まってた。なんで?勇佐の最後の選択肢のところ、『一つは選べて一つは選べない状態』という印象が強すぎて、『一つが選べない状態になってる』って認識した段階でまだ道が開けてないと判断しチャートに戻るなどしてた。なんでそこで詰まるんだよ!

 

ワンチャンまたおかわりあるかもってノリなの面白すぎる。まあ800年経ってみないと温度感わかんないもんな。未来永劫好きにしろ!

アヴィもそうだけど、バッカーノ!みたいなノリで不老不死を処理していったのがかなり好みだと思った。

古来より様々な媒体で描かれ続けてきた『不老不死』という要素の構造って、『①人類の究極の夢である(ポジティブ)』が最初に来て、それに対する異議として『②いや、人の理を外れて永く生き続けるなんて不幸だ、呪いだ(ネガティブ)』という思想がきて、現代のフィクションにおける不老不死化の扱いというのはどちらかといえば②がベースになっている気がする。

で、②が基本線になっているからこその、『③いや、でも不老不死が必ずしも不幸とは限らなくない?』という一周回ってきたルートがあるよな。バッカーノ!みたいと言ったのはバッカーノ!がそうだからなんだけど。

ハッピー不老不死路線というのはいきなり①で示すと浅め軽めの話になってしまうんだけど、②を経由した上で③に回ってくるとしっかり重みと説得力を持たせられるのが面白い。

もちろん不老不死は全部ハッピーでポジティブと言っているワケではなく、『向き不向きあるよね』って話だったのがいいバランスだよな~。不老不死って現実にはない(とされている)から経験者がいない(とされている)だけで、実際あったら普通に向き不向きありそうだもんな。ちなみに弊創作の人外存在はメンタルが保つうちは実質不老不死なので向き不向きが種族システムに組み込まれてる感ある。閑話休題。

里が「不老不死…まあそんなにしんどいってワケじゃなかったな…」ってなるなら勇佐もそうなんだろうな感あるもんな。似た者同士すぎるから。

今作の主要男女カップル(勇佐里・アザミつかさ)、似た者同士の惹かれ合いがベースなのが面白い。私はどっちかっていうと性質の違う二人~みたいなのが好きなんだけど、今作のストーリーや展開を見ると似た者同士が結びついていくのめっちゃしっくりくる。似た者同士というか、根底部分が似た価値観同士が出会って『こいつとなら良い世界をやっていけそうだな』ってなる感じだよな。うまく言えないけど。

 

勇佐と里、マジで絶妙なバランスすぎる。里ってめちゃくちゃヒロイン属性なんだけど、でもやっぱり主人公の一人だな~と感じられるし。

なんか『RPGで男女主人公どっちか選べるやつのキャラ』って感じあるよな勇佐と里は。RPGで男女選べるやつって両方とも主人公であるから『外見性別が違う似た存在(作品によっては選ばなかった方が出てくることもあるし、全く出てこない並行宇宙の存在になることもある)』であって、その組み合わせにロマンを感じてきたオタクもそこそこいる気がする。ポケモンとかで。そういうオタクにめっちゃ刺さりそう。勇佐里。

それでいて勇佐が13歳で止まってて、それ抜きでも里がめっちゃ高身長っていう絶妙な属性設定がすごい。なんかうまくいえないけどすごい。
勇佐、外見設定13歳なわけだけどそこまで幼くは見えなかったので最初は普通に18歳として見ちゃってたな。13歳にしてはけっこう成長早い方だったんじゃないだろうか。

 


 

今作ってストーリーの根幹としてはかなりストレートなラブロマンスなわけだけど、絶妙にその空気を感じさせないのがマジで絶妙すぎてすごいな。恋愛を主軸にした物語ではないが、たまたま根幹部分にあった要素がラブだった、って感じがある。うまくいえないけど。

それは終盤まで関係を隠されていたゆえというのもあるし、勇佐と里のやりとりがなんだかカラっとしていて恋愛モノの定番的な空気感からはズラしてあるからとも言えるし。『規範としての恋愛』ではない、という感じだろうか。恋愛要素について私がノれね~と思うときって、『無邪気に恋愛を正道とする手つき』が作り手との距離を感じる時…?というか「それを全人類の前提とすな~」てなるからで……そこをしっかりズラしてきているのも調整がうまいって感じがする。なんかうまく言えないけど。勇佐と里のやろうとしていることは規範とも正道とも程遠いのが良い。オリジナル関係性をやっていると好感度が高いらしい。

 

エンディング関連の感想は以上です。作品総括は前前項の通り。面白かったな~~。どっちが好きかと言われると割とどっちも同じくらい…好きかも。キャラで言うと前作はヨーコ、今作はアヴィがよかったな。好きに生きてるヤツに好感を持つ方の人間性なので。オタクとしては知重の感じがよかった。アイデンティティ囚われ愚か男に弱い。

次回作でヨーコの掘り下げがある…かもしれないんだ!

次回作出す気満々でありがとう。興家はもちろんだけど今回登場したシンタイメンバーズも集ったりするともうそれだけでウキウキになれちゃうよ。世界が広がったり繋がったりするとそれだけでもう……