DS版テイルズオブハーツアニメムービーエディション 再プレイ感想日記 その12(前)

※再プレイなので現行部分以降のネタバレとかも普通に含みます。

進行メモ
◆メインストーリー
SCENE3-西マーキス港~特務拠点ニーベルグ
◆サブイベント消化リスト
059 シルバとの決別

未回収メモ053

あけましておめでとうございます ハーツ初めです
プレイメモ用の写真が膨大になったので管理とかリサイズとか色々試してたら今回画像の画質がめっちゃ微妙になったので13以降はもうちょっと改善策探ってみる
前後編になったのは長すぎて纏めきれなかったのでクリード復活前後に分けてる感じです。

長くなるのでニーベルグ攻略までは時系列ではなく項目ごとにやってみます

◆シルバと特務機関関連
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否定できねえ というか肯定しかできねえ
前半部分の旅は正に(コハクのスピルーンを集めながら)こういう世界の姿を知る旅だもんねえ。統一戦争後のマクス帝国、相手を出し抜くことばかり考えていて民衆や正義は二の次な軍と教会
口実を得た軍が遂に教会と戦争を始めてしまう、どちらにも属さないプレイヤーやキャラたちの目線だとこいつら両方共アカン…っていう段階で存在が明らかになる第三勢力 強く正しいスピリアによって世界を粛清しようとする帝国軍特務機関 特務機関ってめっちゃかっこいいよな なんたって特務機関だし

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特務機関のキーワードは「強きスピリア」かなあ
弱いスピリアを持つ者が世界に巣食っているから上層も民衆もあんな感じになっていく、だから強いスピリアを持った者が粛清して、強いスピリアを持った者の世界を作るという
考え方がめっちゃラスボスですよねシルバって ある意味前半戦のラスボスなので間違いではないんだけど
頭が良くて真っ直ぐで正しさを追求した人が極端なところまで行ってしまった時の考え方で、超極論だし最終手段すぎるけど国の汚いところも人の弱いところも散々見てきたシルバだからここに辿り着いてしまうんだろうなあ。(シルバは単純ではなくもっと複雑な想いからそっちに行ってるわけだけど)
シルバや特務機関の出番はそこまで多くないしすぐに死んでしまうし特務機関は国に復讐を果たす前にクリードの復活やら何やらで崩壊してしまうんだけど、これまでの旅で散々軍と教会の啀み合いや色んな人のスピリアの弱いところ、どうしようもないこと…色んな国や人の事情をめちゃくちゃ噛み締めながらここに辿り着くと特務機関への印象もズシッと重みを感じて良いですな…そりゃああの国を見ればこういう形で革命を起こそうとする第三勢力が出ても全然おかしくないし というかいる方が自然でしょうくらいに思ってしまう

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あと軍や教会と違って特務機関の人たちってシルバを慕ってる感じがして、シルバも部下のことを大事にしてるっぽくて良い。帝国のゼロム兵と違って合意の上で色々やってるっぽいし、理想を追求しようという同じ想いの元に集まった集団だから。

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シルバが国に復讐しようとしている理由 妻を失い、娘が寝たきりになってしまってるから…だけど、これが単純な復讐劇では終わらないところがめちゃくちゃ良くて苦しいとこなんだよなあ~…
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イネスの認識ではシルバはずっと試射に反対してたらしいので、シルバのこと直接見てきたであろうイネスがそう言うなら軍が試射を強要していたのは嘘ではないと思うんだけど、そんな中でシルバは最終的には成功の誘惑・賞賛が欲しいって気持ちに負けてしまってた。ってところが、ああああ~~~~っ・・・・・・・・人の心~~~~・・・って感じで、シルバがただただ純粋で正しかっただけの犠牲者から復讐者になった人だったらここまで好きになれないんだろうな…
成功と賞賛の誘惑に負けてしまった当時のシルバは人並みに地位や名誉を求める人だったんだろうし、軍に強要される中妻や娘を逃がすことも自分の立場や地位を顧みなければできたかもしれないのかな。もちろん妻や娘を養う為には立場や職を失うのも良くないんだけど。

もちろん軍が教会に対抗するために危険な試射を強行したことが全ての原因だし、それも含めて今の帝国の腐りきった内情があるのはマジだけど、最後の引き金を引いてしまったのはシルバ自身の弱い心だと
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シルバはそういう自分の弱いスピリアを自覚していたからこそ、「強きスピリアが~」ってところに拘っていたんだと思うし、自分の責任まで軍に転嫁してしまうことは弱いスピリアのやることで、かと言って自分を罰することが贖罪になるかというとうーん…だし、マジで私はうんうん想像することしかできないけどシルバの中では色んな複雑な想いがあって、結果的に国を粛清して「弱きスピリア」を滅し新しい世界を作ろう みたいなところに行き着いてしまった
「帝国を許さない!」もあるけど「強きスピリア・弱きスピリア」って言葉に拘ってるように見えたのがシルバだよなあ…って風に感じます。
これは私個人の考え方なのでズレた話してるかもだけど、本気で頭にくる見てられないような相手って「自分と正反対のもの」よりも「自分にも覚えがあること・理解できてしまうもの」なんじゃないかなあと。全く理解できない行いに対してストレートに憎しみや怒りが湧くことはもちろんあるけど、自分にも理解できてしまうけど間違いだって分かってる行いに対してはもっと複雑な気持ちで自己嫌悪とか色んなものが混ぜっかえした結果憎しみや怒りに繋がる みたいな。シルバにとって弱きスピリアに対する復讐心ってそういう感じなのかなあ。とか想像してしまいます。

何にせよ、単純な復讐劇ではないんだよなあ。シルバの件は
更に言うと後々シルバの行動を煽るように暗躍していたのはストリーガウ…みたいな事実も出てくるわけなんだけど。
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若い頃の話をこういう風に総括するところもなあ。
故意や過失って言葉だけでは説明できない色んな事情や人の想いが絡み合ってここに至ってる、っていうのが美しくて好きなところでもあり、つらいところでもあり
そういえばリチアもちょっと似てるよね。フローラの反対を押し切ってクリードについて行っちゃってたところなんか、クリードへの恋心に引っ張られたようなところもあっただろうし。その結果取り返しのつかないことになってしまうというところも…単純にクリードが諸悪の根源でリチアがずっと反対してた立場ならもっと単純だったし、リチアも同じように罪を背負ってるからこその強い想いであり今の構図に繋がってる というところは、状況も結果も違うけど「単純な正義と悪」には収まらない構造があって近いものを感じます。
そういう形になってる話は他にも沢山あるけど、ハーツはそれを「人の心」によって起こる出来事や「人の想い」の力に焦点を絞って描かれてるっていうのがビリビリ伝わってきます。大好きです

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シルバの中にあったのはコハクの「愛」のスピルーンだけど、今回ばっかりはスピルーンの感情の暴走ではなく「愛」がシルバの根底にあるもの・本質部分として描かれてるように思います。そしてそれがイネスが愛するシルバ=アイザックなんだろうなあ

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ハーツには「愛」や「想い」の力で不可能を可能にしたり強い力になったりするような、話によってはヘタすればくさいご都合主義になってしまいそうな場面がちょいちょいあるけどこれも「スピリア」や「ソーマ」、「想い」の力に具体的な設定を付けているからこそできることだと思ってます。根性論や精神論を通せる理屈の土壌(?)というか、王道とお約束にがっつり理屈を付けているところがめちゃくちゃめちゃくちゃ好き。クライマックスのシングとコハクのアニメーションのセリフもハーツのそういう面の真骨頂でもうほんとに大好きです。

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普通にシルバが敵だった時からそうなんだけど、シルバって「シング君」「コハクさん」って呼びなところがじわっと好きです。あんな魔王みたいな見た目と強い口調してるのに人の呼び方がめっちゃ丁寧で…笑
なんとなくだけどシルバの素の性格みたいなものを感じて好き…好き…ってなります ふふ

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ハーツのセリフ回しで好きなところ無限にあるけどここも本当に好き。不意打ちで死ぬ間際にイネスに伝えること、ラピスを頼むっていうのが具体的かつ一番大事なことだったと思うんだけど、その次に最期の言葉として彼女に言ったのがこれなんだよなあ……
学生時代、イネスとシルバが初めて出会った時に弁当を勝手に食った件についての謝罪なんてこの場で全く重要じゃないし、今言うこと!?ってなるような内容だけど、だからこそとっさにこの言葉が出てくるところが死ぬほど良い……想像だけど当時謝り損ねてたんだろうなあとか、いつかちゃんと謝ろうって思ってる間に年月が経って大人になって結婚して子供ができて環境も何もかも変わっていって、そしてあの事件が起きて、「特務機関の大佐と少佐」の関係になってどんどん今更言えないことになっちゃったし言える状況でもないし言う必要もないし、もちろん弁当勝手に食ったことで本気で罪悪感を感じてるとかそういうのじゃないんだけど、しょーもないことすぎて大人になった彼らにとってわざわざ口に出して言えるような話じゃなくなっちゃってたっていうのが多分ミソで、スピリアをぶつけ合って分かりあって一人の人間として想いを通じ合えた時だからこそ改めて言えるようになったような、そんな話題なんじゃないかなあ。それがシルバが最期にイネスに伝えた言葉になったっていうのはなんか、なんかさあ…めちゃくちゃ泣いてしまう ハーツのセリフ回しや言葉選びが最高すぎる

◆イネス関連
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確かに イネスもドナも強い女だもんなあ
ヒスイに「せめて姉さんって言っとかないとしばかれるぞ」って言われてるけど、イネスがシングにとって年増感あるかって言われるとそうでもない(言動見てる感じ)と思うのでやっぱりゼクスから聞いてたドナの人物像や印象にちょっと被るところがあったから…ってことなのかな?なんとなくだけど

イネス側のことを考えると別にシングのこと息子のように思ってる、ってことは全く無いと思うし、きっとこのセリフでラピスのことを思い出しただろうけど確かイネスが本気でラピスの母親代わりになろうと奮起するのはシルバの死後…だと思うので、現時点ではど真ん中ストレートなキーワードって感じはしないんだけど
やっぱり母親が死んでしまったラピスのことを思い出しちゃうんだろうな
若干曖昧な記憶かつ超個人的な印象を並べてるだけですが 薄々気付いてたけどなんというかこのプレイ日記、プレイ日記というよりはただの感想だし、感想や考察というよりは個人的な印象と思考メモっていうのが一番近いよね…笑 すいません 私は楽しいです

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PVにも使われてたと思うイネスのセリフ ここもテキストだけでも凄いんだけど、声っていう魂ぢからで更に凄まじいことになってるセリフの一つですよね~~~…伊藤静isGOD
これまでのお話でたくさん描かれてきた「子供と大人」の流れもあるし、平均年齢低めのパーティにおいてイネスみたいな経験豊富で余裕のある大人の女がこうやって溜め込んだ感情を爆発させる場面があるっていうのは…想いを繋げていくハーツの話にも不可欠だと思うし、めちゃくちゃめちゃくちゃ好きな場面です
これはイネスの本音だと思うけど、でも本気でこういう理由で内心シングの言動を否定してたってワケでもなくて…これも、シングっていう現役の子供に対してっていうよりは自分にも覚えのある過去に対しての行き場のない感情の爆発とかそんな風に見えるかなあ。
シルバとの会話でもあった「あの頃、世界はとても単純だった」もあるし、真っ直ぐなだけが正しいと思っていて何も犠牲にしないで生きられると思ってたのは多分イネスたちのことでもあって…相変わらず上手く言語化できなくてすまぬ

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これは前回プランスールでの発言だけど、やっぱりイネスが子供で純粋なシングに伝えたいことってこっちなんだろうなって思うんですよね。世界は悪意に染まったスピリアが溢れていて、真っ直ぐで何も犠牲にしないで生きられるほど甘くない、それを知ってるイネスはだから強いスピリアを育てないといけないってシングに教えてくれたの やっぱりイネスはシングの純粋なところ大切にしてくれてるし、だからこそシルバの命令でもシングのことを本気で殺すことはできなかったんだろうなあ

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ここのドット絵可愛すぎる ストーリーとかセリフの話ばっかりしてるけど本当にドットの動きとかグラフィックの伝え方とか好きすぎて毎回うっとり眺めてます インカローズのフード取れるところとか前回プランスールで軍兵士が門から攻め入るところも好き

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イネスとシルバの関係ほんとにほんとに好きで、その描かれ方も大好き
イネスがシルバのこと人としても男としても好きなのは明らかだけど、イネスはシルバのこと好きでんねんって話を直接シングたちにはしてなくて、でもなんか言動からみんな大体察せてる感じとか、イネスがシルバのこと好きで、でもシルバは嫁も子供もいるっていうことを踏まえるとイネスは失恋してるんだなあって分かるけどそれについても直接触れられてないし、そしてイネスがシルバの罪も償いも苦しみも半分私に背負わせてくださいっていうのは実質告白として扱われてるけどここでも直接好きです結婚しましょう系の言葉は使わずに表現されてるところがすごくすごく好きで、それはこの作品のセリフ回し全体に言えることでもあるし、シルバとイネスだからこういう表現になってると思えます。
イネスはパールさんの代わりになるわけではないし、亡きパールさんからシルバを取りたいわけでもないし、シルバはパールさんのことをずっとずっと愛していると思うし、その上でイネスはそんなシルバだからこそ心から彼を愛していて、だから彼のいろんなもの(パールさんのこともラピスのことも)引っくるめて半分背負わせてほしいって言葉になるの、そういう想いの言葉だからこそ、パールさんに対してめちゃくちゃ一途と思われるシルバも受け入れることができるんだろうなあ…みたいな、シルイネって…最高やな…
「実質愛の告白」って感じのセリフ、一番最後のヒスイからリチアへの言葉もそうだと思うんですよね。好きだとか愛してるって言葉は使ってないんだけど ハーツのそういうところな~~~!!恋愛関係や恋愛感情を持つキャラかなりいるんだけどそれぞれの形で愛が表現されててこう、すごくて、すごい

◆シング関連
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意図的に描かれてるのかハッキリ断言しにくいんだけど、シングほんっと前半の旅だけでもあっちこっちで騙されまくってるよな
「騙されてる」というか「信じて裏目に出る」って言い方のほうが適切かな。
その8で触れたけど、アーメス・クンツァイトと信じて裏目るのを繰り返して、カルセドニーとの決闘では正々堂々の勝負っつってたのに教会側にハメられて…って流れだけどカルセドニーの件はアーメスの件と違いカルセドニーのせいじゃないことはすぐに分かったし、カルセドニーの誠実な言動を見て心から信頼できる相手だと認識できていると思うし、裏目続きで誰も信用できない!!って状態にはならなくて…うーん、これもかなり私見になっちゃうんだけどシングはここまでの旅で「信じて裏目に出てしまう」ことも「信頼に応えてもらえる」ことも両方経験して、それでやっぱり信じる方を選ぶような子だよな~~!っていう感じ?
両方経験してるっていうのがミソだよね 清濁どちらも経験した上で選ぶ信頼は強い…と思う

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でも思考停止して何でもかんでも信じる!!!ってわけじゃなく、「想いが同じなら信じられる!」って結論を出してるの…これ、めちゃくちゃカルセドニーとの経験があってこそ出る言葉だよなあ~!!
カルセドニーも最初は衝突しあってたけど、彼の真っ直ぐな想いを知って、カルセドニーのパライバ様への想いは自分からコハクへの想いと一緒だって気付いて、そんで分かり合うことができたっていう流れがあるので

なんか、生まれてから辺境の村から出たことがない真っさらな田舎者のシングが色んなことを経験して世界を知って、あの経験があったから今こういう言動をしてるんだって思える場面が沢山あってそれが本当に好きですね…
この話がしたくて仕方ないので亡き公式ブログの引用させてください

2008年12月16日更新分、シナリオライター山本さんの記事「シングとコハク」から

よく笑い、よく泣き、調子にのったかと思えば、失敗をして凹む…
…そう、シングは、まさに『子ども』な主人公です。
これはDS作品だから、子ども向けにした……という訳ではまったくありません。
「むしろ『テイルズ オブ』シリーズの主人公ならば、
もっと精神年齢を上げるべきでは?」という意見がありました。
ですが、『心』というテーマを扱う上で、
主人公は白紙の心をもった「少年」であって欲しい!
という私のわがままを通してもらい、今のシングの原型ができあがりました。
そして「心」を「具えている」という意味で『シング』と名づけたのです。
(それでシングだけ鉱石の名前じゃないんです。)

山本神様が全部言ってくださってるのでもうわざわざ言うことあるのか!?!?って感じだけど、シングが「色んなことを知って経験して成長していく子供」であることはこのテーマに絶対必要なことで、山本さんがこの点にこだわって譲れないものとして通してくれたことがもう最高に素晴らしくて、この記事読む度に色んなものへの感謝が溢れて泣いてしまう

前半はスピリアが空っぽになってしまったコハクの心を取り戻していく話で、それはもうめちゃくちゃストレートに「心の物語」らしくてコハクの欠けている・取り戻す感情を見ながら感情や心についてたくさん考えさせられるし、「空っぽ」のコハクがどんどん人間らしくなっていく姿は正に!!って感じなんだけど、実は同時に「白紙」のシングも沢山色んなことを経験して成長して彩りを増していってたんだよ!!っていうこの!!これ!!すごい!!すごい・・・・・・・・・・
もちろんここがその最終形じゃなく後半にももっともっとシングは成長していくんだけど!!!というかやっぱりこっから、次回、レーブが本番だけど!!!

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ヘンゼラで疑いと信頼のスピルーンを取り戻した辺りから続いてきたシングの「信じること」にまつわる話はある意味このチェンとのやり取りがクライマックスっていうか、ラスボス感あるよね なんとなく
別に疑うことでのし上がったチェンを改心させたとかそういう話では全くないし、チェンはこれからも人を疑いながら商売していくんだろうけど、そんなチェンがシングの言葉を「信じる」って言って「賭けて」くれたの上手く言えないけどめっちゃすごいし、これもシングが最初のヘンゼラの時よりも沢山の経験をしてきたからこそなんだろうなあと思うし 上手く言えないけど

それにチェン大人、取引相手でもあり組織としても大きくて軍と教会を倒せるほどの力があり、新しい世界の統治者になろうとしている特務機関についた方が儲けられそうって話はしてるし、損得で動く商売人ならそれが当たり前なんだけど その上でシングの想いに賭けられる思い切りの良さというか、計算ではなく人間としてのカンみたいな部分なのかなあ?(「若い頃を思い出す~」から見える人生経験とかも含め)こういう部分がチェン大人を「ただの商人」ではなく「世界一の商人」たらしめてるんだろうなあ って感じられる気がします。
別に情が移ったからとか、シングが正義だと思ったからとかそんな理由でタダで船と人をくれたワケじゃないもんね そんな人が世界一の商人になれるわけがないし(というかそんな人なら戦争で大儲けとかできないし)、だからイネスの言う「賭けた」って言葉がすごくしっくりくる

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チェン・サンゴ親子もサイコーだよな…!!!サンゴ船長、こうは言っても親父を嫌ってるような感じはしない(と思う)ので、商売人と商品を運ぶ船乗りの親子2人で「信頼」と「疑い」の表裏一体感を感じて良い・・・ってなります そしてこのサンゴ船長の一連のセリフめちゃくちゃカッコイイ

◆その他あれこれ
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ここ好き ベリルって他のパーティメンバーに比べると普通に逃げ腰だし、弱音めっちゃ吐くし、ぶーたれるし、勇敢な戦士感は皆無なんだけど…戦いにおいて猪突猛進なだけではどうにもならないことも沢山あるから「引くことができる」人も大切で…みたいなアレ
ベリルがこのパーティの中で「引き際が分かる」「引くことができる」ポジションなの、個人的には地味にめっちゃ好きなポイントです。

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ストリーガウたゃの拷問講座 ゲス!本薄!って感じだけどなんとなくストリーガウの実際の精神の崩壊っぷり(子供のときの状態で精神ぶっこわれてキレイな石~(*^^*)よちよちばぶばぶ~な方)考えると苦痛特化の拷問大好きなのはなんとなくわかるようなわからないような
ストリーガウもいいキャラだよね…本番はまだまだこれからだけど
顔も言動も地味な敵のオッサンキャラかと思いきやハーツで一番頭がぶっ壊れてる人だからね(多分) ほんと いいよね 楽しみだな色々と