DS版テイルズオブハーツアニメムービーエディション 再プレイ感想日記 その7

※再プレイなので現行部分以降のネタバレとかも普通に含みます。

進行メモ
◆メインストーリー
SCENE2-娯楽都市ユーライオ~勇者の塔キングクロス
◆サブイベント消化リスト
036 真の勇者とは?


未回収メモ 022 024 030


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勇気のスピルーンとライオグランプリ開催でトチ狂ったように沸きまくっているユーライオに到着
勇気のスピルーンの影響、他のスピルーンの影響された街と違って元気でアホっぽいけどスピルーン事件で一番人間関係とか人生にヒビ入れてそうな人多くない…?
疑いのスピルーンの影響を受けてたヘンゼラも分かりやすく人間関係に影響出てたし商売人多い街だから色々大変そうだけど、勇気のスピルーンの影響を受けたユーライオは行商人がそのまま帰ってこないとか、↑みたいにヤバい勢いでやらかしてる人もいるし、あと勇気というか蛮勇が不安や恐怖や冷静さを掻き消しちゃってるせいで怪我とか事故が一番多そうでヒエッ…ってなる

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これはいつものモブから拾える世界観系小ネタメモも兼ねて
ライオグランプリは100年の歴史があって(司会者のセリフから)その第一回優勝者がマクス帝国の初代皇帝だからマクス帝国の歴史は100年弱くらい…なんだよな そう考えるとめちゃくちゃ若い国だあ…この辺当時拾い忘れてたり普通に忘れてたりするからめっちゃ新鮮に情報集めてすご~いって楽しめる…
10年勇者やってたくらいだから帝国発足はそれより後かな?初代皇帝の獅子の勲章からライオグランプリの名前が付いたとのことだけど、マクス帝国の紋章もライオンなんですよね。ジルコニアやグロシュラーら帝国関係者もこのデザインが入ったマントとか付けてて…なんかシャルロウでのエピソードもそうだけど中央大陸にある街はマクス帝国が与えた影響やらが端々にあってめっちゃワクワクするなあ
物語の開始地点になるシーブル村がある西大陸ペンデローグは町や村を調べて回ってもあんまり帝国臭はしなくて、こう中央大陸の街と比べてみると建物や見た目の発展度の違い以外にも田舎なんやな~って感じられます。良いな 楽しいな…

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これも本筋あんまり関係ない街の小ネタ
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昨晩お祭りで大盛況だったらしい酒場のテーブルを調べると金やらアイテムやらがめちゃくちゃ落ちてるっていう…笑 こんなん笑ってしまう

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スイートルームに侵入 テイルズ的にはアップルグミが落ちてそうなトイレの蓋を開けると>>>フローラルミントの香りがする<<<

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闘技場ではケバブ屋と焼きソバ屋が対抗しあってるけど私はマヨネーズアンチなのでマジギレしながらケバブ食べました(怒)

本筋入るよ
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ユーライオ回な~~この最序盤なら絶対言えないであろうシングの発言とか、多少は勇気のスピルーンに当てられて…っていうのはあるかもしれないけどコハクのスピルーン回収もそれなりに順調で、コハクからの信頼も高まってる段階で、タイミング的にはちょっと気持ちが浮き始めてもおかしくないだよな~…
ユーライオ回、少年マンガで未熟少年主人公がついつい調子に乗ってしまう話に文法が近くて 見ててアーーーー!!!!ってなるんだけど嫌いじゃない…寧ろ好き…って感じ…めちゃくちゃベタだよね 序盤の展開で山場を乗り越えた後にちょっと調子に乗ってしまう主人公っていう流れ

蛮勇を振るいまくって色々大事なことが見えなくなってるシングとヒスイはほんとに痛々しいというか恥ずかしいというか辛いというか未熟すぎて頭かきむしりたくなる衝動に駆られるキツさだけど だけど自分が生きてきた世界しか知らないようなシング(とヒスイ)が、この物語のテーマに沿って心を成長させるためには避けて通れないイベントだよな~とも思います。
ゼクスに言った一時の感情に流されない強いスピリア、もちろんシングのクリードスイッチになってる怒りや憎しみあたりが肝だけどそれだけじゃないというか…こういう調子づいて蛮勇を奮ってしまうっていう衝動や感情を経験することもシングのスピリアの成長には大切なことなんだろうな~~~~…こういう成長の仕方(調子こいた後反省するパターン)ってコロコロとかのイケイケ主人公(初心者スタートタイプ)がハマりがちな展開?ですっごい泥臭くてダサいのであまりウケないイメージがあって、私もそういう展開見るとアーーーイテテテテ!!!アーーーー!!!!ってなるので正直言うと好きでも嫌いでもないんですけど!!!笑
でもシングの成長や感情を取り戻しつつあるコハクを描くという意味ではこれ以外ねえんだよ!!!!って!こういう調子の乗り方して、ちゃんと反省して一つ学んで成長するシングが本当に良いな~~~と

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コハクは守らなきゃいけない存在で、そのコハクを守るために勇気を奮うんだ!!!って思うあまりヒスイと対立してコハクの声も届かなくて暴走してたシングがあわや命の危機って状況に陥って、守るべき対象だと思ってた女の子の「本当の勇気」に助けられる・本当の勇気とは何かを身を持って学ぶっていう流れ本当に美しくてな…
コハクの戦闘メンバー加入が勇気のスピルーンを取り戻したこのタイミングなのも最高すぎる

「勇気」ってポジティブな感情のスピルーンに見えるけど、考えて見ればその性質は悲しみや恐怖よりも恐ろしいものにもなりえるっていう話ですよね。
恐怖も不安もない心に勇気だけが戻ったとしたら、それは多分「無謀」や「暴走」にしかなり得ないだろうっていうのはユーライオの街の人たちやシング・ヒスイの言動を見てれば伝わってくるし、実際もしコハクに最初に戻ったのが勇気のスピルーンだったとしたらコハク、無謀に危険に突っ込んでいった結果どっかでポクっと死ぬかもしれないもんな…めっちゃ怖い めっちゃ怖いな

「疑念と信頼」は表裏一体・二つで一つの感情だったけど、「勇気と恐怖」は二つで一つというわけではないけど「恐怖を持たない者は決して本当の勇気を持ちえない」っていう、関係性の深い感情として描かれててめちゃくちゃ好きですね…そしてその通りだと思う
怖かったり不安だったりするからこそそれを乗り越えようとする力が「勇気」であり、ただただ向こう見ずに危険に突っ込むことは勇気ではなくただの無謀である なんかもうこれ道徳の教科書に載せてほしいレベルだ…(?)

コハクの「勇気」の描写も今回の件だけじゃなくて一番最初のアニメムービー内、高いところ苦手でも勢いよく崖から飛び降りるシーンがあったことによって更に厚みを増しててもう最高なんだよなあ
というかあのアニメムービーでの飛び降り描写が「感情を失ったコハクが平然と流れの速い川上の細い橋を渡る」「恐怖のみを取り戻したコハクが大きめの橋でも怖がってしまう」あたりの意味をズシンと乗せてくれて、そして今回の話に繋がってるような流れが本当に良くて、良くて、良すぎる(語彙氏…

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アーメスも良いキャラしてるっていうか、良い人間してるな~好きだなあ
ここ、アーメスを信用せずに陸路でいくルートもあるけど結局アーメスのところに行ってしまった いや行っちゃうよね
大会でルールブックの隙にゴリ押しで滑り込んできて姑息オブ姑息な手段を選んできたり、金目当てにシングたちを騙して帝国に売ったり…このへんとかフッツーーーにルー語が面白いだけのクソ野郎やんけ!!!ってなるんだけど、アーメスの好きなところはクソだけど悪役ではないところ…かな?
アーメスって本編のユーライオ編での行動が基本的に主人公組にとって害でしかないし普通に最悪なんだけど…たまたま条件が揃ってシングたちの行動に害を成す障害になってたみたいなイメージがあります。
アーメスが飛空船にこだわる理由とかバックグラウンドとかがサブイベで出てくるしな まあ「ほんとは良い奴」とかでは決してないんだけど「悪い奴」ってわけでもないんだよなあ アーメスって
なんかそういうどっちとも断言できないような存在好きです。
アーメス関連ちょっと記憶がふわふわしてるので後で回収した時に改めて

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インカローズに限らずハーツのこういうところで割とグロめの想像させてくるような言い回しするところ好き

ここのベリルただただ不憫で健気でアアア…ってなっちゃうな…このゲームのベリルの扱いについては結構人を選ぶイメージが強いです。片思いが実らないということ以上に色々可哀想な目に遭うからなあ
ライオグランプリで当てた賞金はコハクを休ませるよなあ?(圧力)で使わされちゃったし、シングと二人きりになれたと思ったらずっとコハクの話してるし、他の女の子と比較されたときにオチ要員にされがちだし
もっと利己的な感じが前面に出てる子とかだったらバランス取れるのかもしれないけど、ベリルって本当に根が良い子だから余計にそう感じるんだろうな。

でもベリルの片思いとか、いつもなんだかままならない立ち位置に立たされるところとかはベリルらしくて好きなんだよなあ…たまにいたたまれなくなるけど
ちょっとこの辺は前プレイ時に考えられなかったところだから今後のベリルのエピソード時にもっと真剣に向き合いたいところかも